白土貞夫著 岬へ行く電車
銚電オンラインショッピングモール経由で購入した本です。銚子電鉄に関する歴史、車両の変遷などはほぼこの1冊ですべてカバーしています。
著者が特に力を入れたと思われる4年間で消えた銚子遊覧鉄道についての記述は、よくぞここまで資料を探し出したと感嘆する部分です。さすが地元の利でしょうか。
また先ごろ青木栄一氏が出された「鉄道忌避伝説の謎」で触れられているこの手の話についても著者は早くも否定的な見解を示しています。
驚いたのは仲ノ町の駅舎と本社社屋、あれは銚子遊覧鉄道時代からのものだったとこ、大正年間の建造物で駅舎としても全国的にも古いものではないしょうか?
歴史的建造物として銚子市の文化財に登録されてもおかしくないかも。
銚子電鉄の開業からの推移も、何度も経営ピンチに見舞われたようすが仔細に描かれ、よく今まで生き残ってきたものだと感心してしまいます。
歴史に関心の深い鉄道ファンでないと最初のほうはちょっと読みにくいかもしれませんが、歴史背景を知ると見慣れた風景もまた違って見えてくるものです。
ともあれ銚子電鉄に関心のある方にはおすすめの一冊です。
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