天理参考館企画展キップの世界
8月12日まで行われている天理参考館の企画展「キップの世界」を18きっぷを使ってみてきました。
天理参考館といえば鉄道創業時の切符など日本屈指のコレクション収蔵で知られていますが、常設展示はごくごくわずかで、このような企画展でしかその膨大なコレクションに触れる機会はありません。
会場前には印刷機、断裁機なども展示され、デモ作動も公開されました。
とにかくすさまじいばかりのコレクションでした。主に国鉄のものが中心でしたが、私鉄は北見鉄道、谷地軌道、田中鉱山鉄道(この会社知りませんでした、釜石鉱山専用鉄道です)赤見鉄道、安濃鉄道、愛宕山鉄道、中勢鉄道、阿波鉄道、三幡鉄道、温泉鉄道、南筑鉄道と営業期間の短いいわば「幻の路線」ばかり並んでいました。
このコレクションは戦前からの収集家山本不二男氏によるものですが、きちんと番号をふられた台紙に整理、区分されています。まさしく整理してこそのコレクションとの思いを強く感じました。
また最近の台湾新幹線の切符も展示されているように、山本氏の意思を継いでコレクションはまだまだ継続されているのも素晴らしいことです。
東京からではいささか遠いのですが、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
天理市にはこのような独特の様式の巨大建造物があちらこちらにあります。
左は会場で購入した図録500円也、右は企画展の記念券。(硬券セット)
過去の企画展の図録も販売していたので購入、「憧れの食堂車と全国駅弁めぐり-メニューやラベルあれこれ-」400円也、右はエハガキ4点、1点30円と大変良心的なお値段です。
中央のタテ黒地の切符は戦前の欧亜連絡切符ですが、残念ながら今回の企画展には出品されていません。
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コメント
どうもはじめまして、
てくちゃんとりんちゃんですか。
あの平城遷都1300年キャラとは大違いです。
投稿: | 2008年10月12日 (日) 20時59分
コメントありがとうございます。
昨今流行の狙ったようなゆるキャラではなく、素朴な感じが気に入ってカメラに収めました。
ところで投稿にはHNでけっこうですのでお名前をお願いします。
投稿: TADA | 2008年10月13日 (月) 00時21分