世田谷文学館 宮脇俊三と鉄道紀行展
7月12日から9月15日まで芦花公園の世田谷文学館で行われている「宮脇俊三と鉄道紀行展」に行ってきました。
京王線の芦花公園駅は初めて降りる駅、南口には近年出来たらしい小さなロータリーがありました。
遊歩道のように整備された道をしばらく行くと左手に宮脇先生のカラーポスターが掲示された案内看板。
平日でしたが館内はそこそこの入館者がいました。
パンフレットは「時刻表奥の細道」取材時でしょうか、銚子電鉄デハ301に乗り込もうとしている宮脇先生、パンフを広げると2万キロでおなじみの乗り潰し地図が現れます。
入場券はマルス券を模ったもの、字体や地紋もそれっぽく出来ています。
企画展の内容は自筆原稿や取材ノート、乗り潰し地図や最長片道切符の現物、自ら描かれた路線図(温泉マークの湯気が揃っていないという)線路のない時刻表掲載の自作時刻表、また福音館絵本の黒岩保美氏の原画など非常に見ごたえのある内容です。
宮脇先生の著作を読んだことのある方はぜひ見ていただきたい企画展でした。
ミュージアムショップではおなじみの著作はじめ、鉄道に関するものが販売されていますが、地元世田谷のお菓子「たまでん羊羹」があったので購入、6コ入り1200円也。
デハ80、デハ200、デハ300が2両づつ、箱を繋げて連結もできるようになっています。
またこれは宮脇先生の作品ではありませんが、福音館の絵本「夜行列車」の1シーンを取ったエハガキもありました。1枚30円也。
帰りに乗り換えのついでに久しぶりに新宿のヨドバシへ、鉄道コレクションの長野電鉄2000系3両セットがあったので購入、2260円也。
帰宅したら折りよく日本鉄道旅行地図帳3号、関東1が届いていました。
思えばこのようなシリーズが出版されるのも、宮脇先生が鉄道紀行文学というジャンルを確立させ、鉄道旅行の面白さを世に広めた成果といえるでしょう。
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