どっこい生きてる
上野駅地平ホーム、かつては特急・急行が終日出入りし、その合間に近郊列車が発着する活気あると同時に行き止まり終着駅の独特のムードを持っていました。
今は特急は新幹線にうつり、常磐線の「ひたち」と数本の「草津・水上」と壊滅寸前の夜行列車に高崎・東北線の普通列車が日中は1時間に1本程度発着するだけとなっています。
そんな地平ホームの昼下がり、懐かしいものを見ました。
13番線と14番線の間にある短い荷物ホームにターレットが台車を引いて現れ、荷物室代用のクハに新聞を積み込みます。
新聞輸送というと房総方面への両国駅からの113系は比較的知られていますが、上野駅地平ホームからも東北本線・高崎線へ続けられていました。
東北本線583M、E231系とターレットの並びがホームで撮影できるとは・・・
ターレットは昔はガソリンエンジンの排気と音を盛大に出していたものですが、今はスタイルはあまり変らないものの電動式で驚くほど静かに走ります。
竹細工のヘビのおもちゃのようにくねくねと台車を何台も連ね、我が物顔に走っていたのとはえらい違いです。
積み込みが終わると昔と変らない放送が入りました。
「業務放送~トオヨンバン荷扱い終了~」
となりの15番線では最後尾1両を締め切り扱いにした211系高崎線885Mが発車を待っています。
1号車は乗車できるものの、ドアの開閉はしないので2号車から降りるように、と車内アナウンスがありました。
輸送する新聞は夕刊なので、夕刊が発行されない日曜・祝日・休刊日は荷扱いはありません。
実はこんなのの公開があるので出かけたのですが、見学の列がかなり伸びていたのであっさり諦めました。
となりのホームのターレットにカメラを向けている人はいませんでした。
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