はやぶさで九州へ その1
東京発の九州特急ブルートレイン、かつては夕方から続々と西に向かって発車していったのですが、寝台列車衰退の時代になり今や「富士・はやぶさ」の1本のみ、それも来年3月廃止が決定・・・
なくなるものを追いかけるのは鉄道ファンの宿命みたいなものですが、3月の銀河、つい先日の0系のように人が集まりすぎるのはどうも苦手なので、今のうちにと思い寝台券をとりました。
新幹線0系の定期運用もなくなったので静かになっているだろうと12月になるのを待ってのお出かけです。
東京駅ホームで発車を待つ寝台特急の姿が見られるのもあとわずか。
思い返してみると、寝台特急を東京から乗ったのは何度もありません。それも瀬戸とか、あさかぜを小郡までとか、九州入りに使ったのは名古屋から乗車とかで、始発から九州まで乗り通すのは実は今回が2度目でした。
発車はまだ宵の口の18:02、18時ジャスト発でないところが現在の寝台特急の姿を象徴しているようです。
東京を出発する列車を見送ってきた東京タワー、九州特急と同じ年に誕生、50年目を迎えました。
こちらも数年後には新タワーに主要な仕事は移行します。
一昔前ならばここで食堂車に行くのですが、今や車内販売も明朝までありません。
東京駅で買い込んだ「信州おやこ味弁当」900円也。
長野駅で駅弁を長く販売していたナカジマ会館廃業の後を受けて参入した吉美の新作弁当のようで、ネットで調べたら現地ではまだ販売していない東京駅限定とか?
ピリ辛風味のチャーハンはちょっと箸では食べにくいですがお味はなかなか、半熟味付けタマゴも美味でした。
乗車前は退屈をもてあますかとも思っていましたが、適当に寝ころんで本読んでいるうち寝込んでしまいました。やはり寝台車は楽です。
戸田のあたりでちょうど朝日が昇ってきました。
続きます。
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