大人の休日倶楽部パス2日目
「あけぼの」で終点の青森まで、通しで乗るのは初めてです。
しかしどうも青森行きに乗っているのに高崎線・上越線経由は感覚的に理解できません。
まだ宇都宮の手前かな、仙台は過ぎたかな、なんて夜中に思いますし、時刻表もつい東北本線のページで「あけぼの」を探してしまいます。
秋田ではホームで駅弁を販売、何種類か並んでいたなかから「しらかみ浪漫弁当」を購入850円也。
秋田付近では雪はほとんどなかったですが、2度寝して起きた大館ではさすがにけっこう積もっています。矢立峠に向かう車窓を楽しみながらいただきました。
ホタテの天ぷら、ハタハタの揚げ物、いぶりがっこ、こごみ胡麻和えなど秋田の味がコンパクトにいただける、朝食にちょうどよいお弁当でした。
大鰐温泉では弘南鉄道のラッセル+ED221が待機中、この日は動いたのでしょうか。
弘前ではDE15が待機中。この姿が見られるのもこの先あまり長くないようです。
ところどころで新型ロータリー・ラッセルモーターカーが待機しているのも見かけました。
昨年の「はやぶさ」に乗ったときも思ったのですが、寝台車で朝起きてから降りるまで時間があると退屈しそうなものですが、ぼーっと車窓を眺めているととろとろと時間は過ぎてゆきました。
青森には10時ちょっと前に到着、雪はちょろちょろ残っている程度。
駅舎への跨線橋から見るホームは連絡船があったころとさほど変ってはいませんが、背景には斜張橋が。
しかし電源車いれて9両というのは短いですね。
八戸行スーパー白鳥の乗り継ぎまで1時間弱、十和田丸を訪問しました。
10年ほど前、一度来ていますが、そのときも乗り継ぎの時間つぶしで嫁さんもいたので20分ほどで慌ただしく見学しました。いつかゆっくり時間を取って、と思ったもののなかなか機会がなくて・・
今回は1時間あるので余裕だろうと考えていました、案内を見ると20分コースと40分コースがあるので、駅から往復しても40分ゆっくり見られるだろうと思っていたら・・・
八甲田丸の前に休憩所として使われていたキハ27と、その先に展示してある車掌車と控車を見ていたら案外時間を使ってしまいました。
キハ27は休憩所として整備されながら今は使用されていません。3両繋がっているように見えますが、連結部がエントランスになっており、車輛のドアが使わず、貫通路から室内に入るようになっていました。室内は一部元からのクロスシートが残っていますが、運転台機器などは撤去されています。
八甲田丸と「津軽海峡冬景色」の歌唱碑。人が碑の前に立つとあのメロディが流れます。
今では唯一の上野発の夜行列車「あけぼの」ですが、そのまま北へ向かう人はどれだけいるのでしょうか。
船内を今回も急いで回って、出てきたらスーパー白鳥の発車5分前、列車は目の前のホームにもう停まっています。が駅まで一旦戻らなくてはと久しぶりに走りました、長い跨線橋を渡ったときにはもう発車メロディが流れていました。
盛岡支社の公式キャラクター「こまちちゃん」だそうです。
デザインはどう見ても某巨大特撮ヒーローっぽいのですが。
八戸駅は在来線も新幹線も1番線からあります。
新幹線を在来線からの通し番号や、10番台にしていないのは、この先延長されると在来線は別会社になるから?と勘ぐってしまいましたが、実際どうなのでしょうか。八戸線はJRで残すのかな?
平日の昼の列車でしたが出発時は3連でそこそこ座席は埋まっていました。
八戸線乗車は25年ぶり、全く車窓風景は覚えていませんでした。
八戸市内が連続高架になっていたのにはちょっとびっくりしました。
大蛇なんて駅があるのもの知らなかったよ・・・
駅前には腕木式信号機が立っています。
ここらへんから半分寝ている状態で、最後まで腕木信号機が残っていたという侍浜駅などは寝ている間に通過していました。
久慈で三陸鉄道北リアス線に乗り換え、この線の小本以北は国鉄久慈線時代も含めて未乗区間です。
途中の海を見下ろす2箇所の橋梁では一旦停車のサービスがありました。
この日は祝日なので、こういうサービスがあったのかと思いましたが、毎日やっているようです。
田野畑駅を出たところの水門は三鉄車両の塗装がされていました。
車内には今年4月の三陸鉄道開業25周年のイベント告知ポスターがありました。
三陸鉄道は開業してからしばらくは好調でその後の国鉄ローカル線の第3セクター化に大きな影響を与えたのですが、近年の乗客減少は深刻で、この3月のダイヤ改正では減便も行われます。
宮古から山田線に一駅乗って磯鶏へ、駅横のSL公園に保存されている9625を訪問。
青森駅入換機で変形テンダーの4ケタナンバー、海の近くながら保存会が手入れをされているようで美しい状態です。
周囲がフェンスで囲われているためノーファインダーでフェンス上から撮影。
帰りは宮古まで歩くつもりがちょうどバスがありました。
三鉄駅舎とJR駅舎の間には映画「大いなる旅路」の冒頭事故シーンのモデルとなった1944年の列車転覆事故の碑がありました。
このC58283号機は1965年の旅客列車DC化のさよなら列車も牽引していますが、なぜか保存はされませんでした。
三鉄駅舎内には物販コーナーがありオリジナル商品も並んでいます。
以前通販で購入した「三鉄赤字せんべい」(中央)のほか、三陸名産のワカメに「赤字カットわかめ」とネーミングしたもの、沿線の福祉工場製のかりんとうなど購入。
チョロQなどもありましたが、最近はこういう「消えモノ」のほうがあとあと楽なのでオミヤゲはこの手のものを買うことが多いです。
とはいうもののそれだけではちょっと寂しいので記念乗車券も2種類購入してきました。
絵馬のものは最近出たもので、鉄道むすめの三鉄のキャラクター「久慈ありす」のイラストが描かれています。
駅の方に他の記念切符はありませんか?とお聞きしたら出してくれたのが2005年の新レトロ気動車デビュー記念、合わせて1600円也。
盛岡では「蔵しっくかしわ飯」を購入、850円也。
最近鶏飯ばかり食べている気がします。
年とったせいか、牛豚よりもさっぱりした鶏を選んでしまうのかな・・・
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