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2009年3月24日 (火)

18きっぷで京都へ その2

0903181594次は嵯峨野観光鉄道に乗るため帷子ノ辻から嵐電で終点まで、乗り換えるには一つ手前の嵐電嵯峨で降りれば良いのですが、時間もあったのでこれも久しぶりに嵐山まで行ったのですが、駅前の観光地っぷりには驚きました。なにせここで降りるのは高校の修学旅行以来ですから・・・
JRの嵯峨嵐山駅に向かう途中で見つけた郵便局、局名の字体と〒マークの紋章が良い味出しています。
嵯峨嵐山駅はどこにでもある橋上駅になってしまっていました、たしかにバリアフリー化など、旧駅舎では対応できない部分も多々あったのでしょうが、観光地、それも古都京都の嵐山の玄関口として旧駅舎を使えなかったのかと思うと返す返すも残念です。
嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅では20分後の10:50発の切符が取れました。以前来た時は夏休みということもあって2時間後の列車しかあいてなくて乗れなかったのですが、まだ桜には早いし余裕かなと思っていたのですが、乗ってみたらほとんど満席状態でした。
0903181608 嵐山、保津峡観光のメインルートとして高い人気を持っているようで安心もしました。
発車までの時間に駅隣接の19世紀ホールを見学、ここは以前は別に入館料が必要でしたが、今は無料で入れます。が入口が分かりにくいせいか駅にはけっこう人がいるのにホールに来る人はほとんどいません。
降車口からはホールに入りやすいようなので、列車が着いたらそこそこ見学者もあるのかもしれません。
ホールには以前はなかった人車のレプリカがありました、車体に嵯峨野観光鉄道の社紋もついていますが、ここに人車軌道が走っていたわけではありません。
横には全国人車軌道の地図も掲示してありますが、ちょっと誤解を招くのではないかと。
しかしこのレプリカはどこから持ってきたものだろう?
0903181759 駅内のスタンドでコーヒーとホットサンド、どら焼を購入して乗り込みました。
どら焼にはトロッコ列車の焼印がおしてあります、たしか160円。
カップはプラですが、エンブレムがついていてこれも記念品として持ち帰ることができます。

0903181645


ホームにはDE10が頭についた5両編成が入線していました。
機関車は嵯峨方について、亀岡行きは推進運転となります。
指定された車両は5号車、この車両だけ窓ガラスのない吹き抜けです。




0903181655 保津川の流れにそってゆっくりと進んで行きます。
この手の路線の場合、景色が見られるのは片側だけの場合が多いのですが、この路線はほぼ中間で保津川を渡るためどちら側に座っても楽しめます。
ところでこの5号車「ザ・リッチ」という愛称が付いていて、窓ガラスがないだけでなく、天井もガラス貼りで見事な視界が楽しめます。さらに床板の一部も透明となっていて鉄橋を渡るところなどスリルが味わえるのですが、これは乗っているときには気が付きませんでした。
0903181652 トンネル通過中、明治時代のレンガで巻いた構造もよく見えます。









0903181682 終点のトロッコ亀岡駅から15分ほどの小学校の京都市電を訪問、敷地外からも撮影できますが、校門で学校関係者の方がいらしたので来意を告げると、どうぞと入れてくれました。
露天ながらこまめに手入れされているようで状態は良好です。
時々先生方が塗装などされているとのことでした。


0903181689 亀岡駅から一駅乗って馬堀へ、駅北口から徒歩5分ほどの保津川下り乗船場となりにあるライブスチーム運転場の保存車を訪問、ここでも幸いなことにメンバーの方がいらっしゃって中で撮影ができました。
入口に花博で使われた客車(梅小路のスチーム号に使われているのと同形)敷地奥にサドルタンクをもつ小型テンダ機とシキ、ヨが展示されています。
この機関車1067mmゲージながらピンリンク式カプラー、いったいどこから持ってきたものか聞いてみたら、元はインドで使われていたヘンシェル製だそうで、ここに来るまで国内各所を転々としていたそうです。

続きます。

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コメント

 木造駅舎同様に木造局舎が急速に姿を消している中、嬉しい存在ですねしかも観光地にあることが奇跡かも。

 〒マークの紋章というのも初めて見ましたが、そばに寄って見たい気がします。もしかしたら、かつての外務員の制帽についていた紋章に似ているかも知れませんね。

 ところで、2階の窓の桟ですが、これって〒マークに見えませんか?田舎の古い局舎の窓や扉にも似たデザインがあります。例えばhttp://www.japanpost.jp/group/tvcm/
にある日本郵政のCMの山梨県のバージョンです。

 これを見ると、当時の建築担当のデザイナーが〒マークに拘ったのではないかと、自分の中で勝手に思っています。(笑)

投稿: senrobata | 2009年3月25日 (水) 00時12分

senrobataさんコメントありがとうございます。
おぉたしかに〒マークに見えます。
ご紹介のTVCMの局舎とも相通じるスタイルですね。
全体像と紋章アップ画像を追加しておきました。
駅舎同様、いやそれ以上に木造郵便局というのは姿を消しているようですね。

投稿: TADA | 2009年3月28日 (土) 00時48分

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