阪堺上町線
夜行日帰りならばそろそろ帰りの電車の時間なのですが、今回は帰路も「ながら」を押さえてあります。
午後は阪堺電車上町線へ、ここは昨年10月に乗った折、車窓から気になった物件がいくつかあったので、今回は全線歩くことにしました。
またこの時期ならば冷房のないモ160も動いているだろうという読みがあったのですが、天王寺で降りて駅前の歩道橋に出たら今度は運のよいことにさっそくモ164がやってきました。
レンズはAFが使えず、10年ぶりくらいでMFで撮影しましたが、速度の遅い路面電車なのでなんとかピント合わせも追いつきました。
気になっていた物件のひとつ、姫松電停の待合室。
併用軌道区間には珍しく道路端に待合室が設置されています。それもかなり年季の入ったもので、柱回りの造作がなんとも優雅です。
これも車窓から見て気になっていた建物。
2階に丸窓のある家、医院建築や旅館などで見かける意匠ですが、ここは何だったのでしょうか。
モ160に比べればぐっと新しいモ501、モ351も車歴50年にならんとする今やオールドタイマーです。
古い電車と古い建造物、狙っていた絵が撮れました。
このあと空模様が怪しくなり、住吉に着くころには本降りになっていました。
住吉にも姫松と同じような待合室があります、ここで雨宿りをしながらしばらく撮影していたら雨は上がり日も出てきました。
さらにかつてのグリーン一色に窓枠ニス塗りのモ163も撮影でき、満足して南海線の住吉大社駅に向かいました。
続きます。
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