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2009年5月21日 (木)

阿房列車

09055944鉄道紀行文学の嚆矢、内田百閒の「阿房列車」が雑誌IKKIで一條裕子により漫画化されていました。
雑誌掲載時にも読んでいましたが、単行本が出たので改めてまとめて読みました。
表紙はコミックらしからぬ地味な装丁、これは初版単行本をイメージしているかもしれません。
父親の蔵書はたしかこんな色でした。

雑誌で最初に読む前は果たしてどうなることやらと心配だったのですが、うまく百閒文学の世界を描き出しています。
鉄道関係の描写も考証がきちんとされており、見開きで描かれる東京駅などの様子は作者の画力が存分に発揮されています。
この漫画によって阿房列車、内田百閒を知った方はぜひ原典も読んでいただきたいと思います。それもできれば原文の旧かな、旧漢字版で。
現在読める新潮文庫、ちくま文庫はいずれも新字、新かなで、読みやすいことは確かで、百閒文学のとっかかりには良いとは思いますが、やはり百閒先生がお召し上がりになるのはウィスキーではなくヰスキイでないと、と思います。
今はもう絶版の旺文社文庫版か全集を図書館で探してみることをお勧めします。

さて漫画版ですが、補足として百閒先生が乗られた列車の編成表も掲載されておりますが、これがどうも?な箇所がありまして。
第一阿房列車で東京駅に向かう中央線の編成は
モハ63+サハ78+モハ63+サハ78 以下繰り返しで7両編成
と表記されていますが、これ違うんじゃないかな。
7連の場合、4+3 MTTM+MTMではないのかな?

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