映画「旅路」
梅小路蒸気機関車館に保存されている機関車は1号機が多いのですが、C56、D52のラストナンバー、保存が決まった段階で数両しか残っていなかった現存機から選ばれたD50、C59、最若ナンバーの8620、C62、C61など由来がはっきりしています。
その中でC1164と9633は当時現役機でそれよりも若いナンバーがいたにもかかわらず選ばれています。
9633はNHKの連続TV小説「旅路」で登場した機関車、というのがその理由とされています。
ドラマの主な舞台となった北海道での最若ナンバー機でした。
9633梅小路入りのきっかけとなった「旅路」ですが、オリジナルは28話しか残っていないそうで、横浜の放送ライブラリーで見られますが機関車は登場しない回です。
連続TV小説のなかでも歴代2位の視聴率をあげた「旅路」は1967年ドラマ放映中に別キャストで映画化されました。
この作品はいまだにビデオ、DVD化されず今まで全く見る機会がなかったのですが、神保町シアターの企画上映会「観光バスの行かない町」で取り上げられました。
開映日時:6/21(日)11:00、6/23(火)14:00、6/24(水)18:45、6/26(金)16:30
ということで本日14時の回で見てきました。
ドラマのダイジェスト的なつくりで、映画公開当時まだドラマは完結していなかったためか、映画の方も戦争前夜で終わります。
期待の鉄道シーンは9600、C11からオハ31、スハ32、4本煙突の青函連絡船日高丸などが登場、たっぷり堪能できます。
上映はあと2回ですが、お時間のある方、ぜひお勧めいたします。
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