その3 トンボ帰りの北海道
トライライトエクスプレスは19:40発の新津を出ると7:17の洞爺まで客扱いがありません。
私の乗ったBコンパートは新津からも乗車がなく個室状態となりました。
ロイヤルよりも広い空間を独り占めできたんじゃないかな?
青森、五稜郭で進行方向が変ったのも気が付かず寝入っていました。
起きたら八雲の手前、梅雨のない北海道なのにどんよりとした噴火湾沿いに列車は走っていました。
大人の休日倶楽部パスが有効なのは五稜郭まで、そこから先は乗り越しとなります。
最初に停まるのは洞爺ですが、ここで降りるとなるとゆっくり食堂車で朝食がとれません。
かといって札幌まで行ってしまうと帰りはただ列車に乗っているだけになってしまうので苫小牧までの乗車としました。画像は洋定食、パン2コ、スクランブルエッグ、サラダ、フルーツ、オレンジジュース(トマトジュースも可)、コーヒーまたは紅茶、これで1575円。
ちなみに五稜郭から洞爺までと苫小牧までの運賃差額は1900円ほど、往復で3800円なので〆て5000円以上の朝食なのかも。
苫小牧を出てゆくDD51重連、ホームはC57やキハ82が出入りしていたころの面影も少しはありましたが、駅舎は橋上駅に自動改札のどこにでもありそうな駅になっていました。
1時間ほどの折り返し時間の間に駅から1kmほどの苫小牧市科学センターに保存されているC11133を訪問。なかなかきれいな状態です。
171号復活にあたり部品を提供して、一部は171号の部品をつけているそうですが、刻印などは確認できませんでした。
1974年に標茶で火を落として雪に埋もれていた姿を見てから35年ぶりの再会でした。
駅に戻る途中でアカシア公園に保存されている王子製紙4号+貴賓車を訪問。
両車ともかつては王子の紙の博物館に保存されていましたが里帰りして大事にされています。
王子時代にはなかったテンダも復元されています。
近くにあったローソンの看板には4号機と貴賓車のイラスト。
地域のシンボルなのでしょうね、こういうものを見つけると嬉しくなります。
苫小牧にはホーロー駅名票が健在、車窓から見ているとこのサッポロビールの広告の入ったタイプはかなり見かけました。
地の黄色はどういう意味があるのでしょうか。
苫小牧滞在1時間13分で函館行北斗8号に乗車。
苫小牧で名物サーモン寿司を購入700円也。学生のときもこの駅弁買ったなぁ。
シシャモチップ寿司も食べたかったのですが、今はもう無くなっているようです。
函館山は中腹から雲がかかっています。
向いのホームのスーパー白鳥22号に5分の接続、ここまで来て市電も見ないで帰るのは後ろ髪を引かれる思いですが・・・
続きます。
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