その6 再び海底駅へ
岬まで急ぎ足で往復したので記念館を見学する時間もある程度とれましたが、館内は案外展示物が少なく映像を見なければ10分ほどで回れます。
案内係の方から記念館パンフと入場券、ケーブルカーの乗車券をここで渡されました。
ケーブルカー乗車券は乗車時に切符部分を切取られるとのことなので、今のうちに撮影、あとは売店で「龍飛水出し珈琲」を購入、650円也。
うかつなことに今気が付きましたが竜飛ではなく龍飛なんですね。たしかに国土地理院の地図でも龍飛岬です。「たっぴみさき」で変換すると竜飛岬はでますが龍飛岬はでません。
ケーブルカー改札前の表示と時刻表。
けっこう本数はあります。
戻りの便は青森から函館に抜ける竜飛2(こちらはこの表記です)コースと一緒になります。
こちらは20人ほどでケーブルカーはほぼ満席でした。
形式番号はセイカン1なんですね。
一般にケーブルカーは交走式と呼ばれる2両の車両が中間で交換する運転方法が多いですが、この路線は1両が上り下りしています。
扉が閉められると風門が開いてゆきます。
「Wind gate open! Wind gate open!」つう構内放送を鳴らして欲しいぞ、ぜひ。
ケーブルカーの分岐線がカーブを描いて合流してきます。
このあたりの方向感覚は本当に分からなくなります、展示館などの模型で何本ものトンネルが複雑に穿がかれているのを見ていますが、歩いている方向が海面下なのか陸地の方なのか、線路はどっちなのか全く分かりませんでした。
ケーブルカー分岐線が見学コースにしばらく平行します。
この線路は今でも現役で資材運搬に使われているとのことでした。
トンネル内にも工事用車両が展示されています。
人車+バッテリー機関車、砿車が並んでいます。
車両の横にいるのはマネキンです。
竜飛海底駅に向かって歩いていると前から思わぬものが、工事関係のトラックがやってきました。
線路の敷かれた本トンネルに沿って、作業坑、先進導坑の2本が掘られているのですが、作業坑はこのように自動車も行き来しており、実は道路でも本州と北海道は繋がっていたのでした。
列車が到着する前に竜飛海底駅の様子を撮影、道床部分にすでに新幹線用の枕木が設置されています。
新幹線開業後、海底駅見学はどうなるのか案内係の方にお伺いしたところ、どうも
今のような見学は出来なくなるようなお話でした。
開業前でも今後の新幹線工事の進捗状況によっては竜飛海底駅も吉岡海底駅同様見学中止もありえるのかもしれません。
函館に抜ける白鳥15号が到着、2号車から乗り込みましたがここでも車内に海底駅を見ようという人がたむろしていてなかなか列が進みません。
続きます。
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コメント
青函トンネルは法律の関係なのでしょうが、一旦標準軌を敷設して竣工後に1067mmに改軌されています.
従って枕木は当初から3線用のものが使われていたはずです.
投稿: 田駄雄作 | 2009年7月11日 (土) 01時05分
田駄さん
まず新幹線用の軌条が敷かれたのですか、やはり新幹線整備法とかの関係なのかな。
それを改軌とは恐ろしく無駄使いをしたもんです。
投稿: TADA | 2009年7月11日 (土) 20時05分