山陽路の保存車たち その1
門司港に行くにも18きっぷが使えるムーンライト九州はもう運転されません。
そこで三宮から岩国まで夜行バスを使うことにして、昼過ぎの東海道線で西に向かいます。
まずは品川で駅弁を、ザ・品川弁当という幕の内が750円とお手ごろだったので購入。ご飯の上の海苔は食べやすいように切れ目が入っています。
おかずは焼鮭、カマボコ、玉子焼きの三種の神器が揃っています、てんぷらはエビですが長さはあるものの身が小さくて半身かも?
E231系の熱海行きは弁当を食べることもあってグリーン車に乗車、2階席はけっこう埋まっていました。
熱海の乗り換えは向かいのホームで211系6連の浜松行きとこの区間では長距離列車、ただしトイレなしでした。実質は静岡12分停車と系統分離されており、この列車が到着するとすぐに島田行きが先行するので、その間にトイレ、買い物はできますが。
浜松でも乗り換えは対面で今度は211系のクロス車、クモハ211-1が後尾でした。
岐阜行きですが、豊橋で途中で追い抜く大垣行き特快313系に乗り換え、ここは同じホームに後から入線、その間に壺屋さんの売店へ、佐久間レールパークすしべんとうなるものが並んでいたので迷わず購入、550円也。
いなり3コ、太巻き4カンにカラアゲ、ウインナー、ちくわ、枝豆と、ビールのお供にも良さそうです。
次の米原行きは大垣で乗り換えてもよいのですが、金山始発というのに興味を引かれそこから乗車、夕方ラッシュにかかるので117系8連でした。
米原でも乗り換えは対面、いつも東海道を18きっぷで上ってくるときはホーム移動ばかりなのでちょっと意外でした。
三宮には22:07着、9時間半はさすがに飽きましたが、昔は固定クロスで延々とこの先九州まで乗っていったのだなぁ・・・
夜行バスを使うのは久しぶり、実は敬遠していました。
学生時代は名古屋~東京のドリーム号を何度も使いましたが、社会人になってから2月の連休に金沢へ行くときに酷い渋滞に巻き込まれ12時間延着という目に合いました。
その後津軽鉄道のストーブ列車を撮るため五所川原行きを使ったのですが、このときは運悪く最後尾のほとんどリクライニングしないシートに当たってしまい、バスはダメだと思い至りました。
近年夜行列車がほとんど無くなってしまったため、バス併用をしてみるかとプランを組んだのですが・・・
三宮からの夜行バスは3列シートでリクライニングの角度も大きく身体も伸ばせたのですが、いかんせん幅が狭いのと音であまり寝られませんでした。
決して快適とはいえないなぁ・・行き先と時間でバスでなければ、という場合以外は使いたくないというのが実感でした。
週末は1000円高速の影響で夜行バスも遅延が多くなってしまったと聞きますが、平日なので岩国には30分ほど早着、岩国6:08の下り一番列車に乗る前に駅東側の公園に保存されているD51103を訪問しました。
保存車の状況を見ていると、ある程度まとまっている地域があります。
中央線の茅野~岡谷、陸羽東線の東側、北九州などですが、山口県下の山陽本線沿いも岩国、柳井、下松、光、徳山、防府、新山口、厚狭と主要都市には保存車があります。D51が多いのですが、C50やクラウスの古典機、ボランティアの手で修復された福岡市内線電車などこの地ならではの車両もあります。
このエリアの保存車訪問は初めてなので、手抜きでなるべく駅から近いところを選びました。
岩国駅東口から徒歩3分ほどの公園に保存されているD51103、残念ながら状態はあまり良好とはいえません。
次は柳井のこれも駅近くの公園のC50125を訪問、駅の南側すぐの場所ですが北側にしか出口がないため、地下道を通って回りこむため、30分弱もあれば充分だろうと思っていたのが慌ただしい訪問になってしまいました。
下松のサドルタンクや光の福岡市内線も訪問したかったのですが、いつになるか分からない次回ということにして、防府に向かいます。
途中の櫛ヶ浜で跨線橋の駅名表記を車窓から。
防府駅西側500mほどの高架下には防石鉄道のクラウス2号機と復元された客車2両が線路跡の公園に保存されています。
機関車は少々塗装に痛みが見えていました。
西国らしいクマゼミの大合唱の中での訪問でした。
続きます。
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