北九州を駆け足で
若松駅は広大な機関区、貨物駅があったとは今では思えないホーム1本の終着駅でした。
かつての栄華をしのばせるのはホームの長さだけでしょうか。
運転系統も分断されて、朝の数本を除き折尾行きです。
キハ47の2連の車内はもちろん冷房は入っていましたが、JNRマークが残った扇風機がぶんぶん回っていました。
自動改札になったものの折尾駅のホームは蒸気機関車が走っていたころの面影が残っています。
折尾駅付近は今年の秋に立体化工事が始まります。
1916年建造の駅舎は移転、保存となるのかはっきりしていません。
駅前広場を突っ切って短絡線上に増設された筑豊本線ホームへ、3駅乗って筑前垣生で下車、この区間中間までは非電化の複々線だったのですが、今は折尾を出たところで若松からの路線は短絡線に合流します。
折尾~中間の中間には線路配置を変えるための立体交差もありました。
この区間歩いて香月線からの8620や9600、D61の貨物なんか撮ったのですが、今は中間に東水巻駅も出来て当時の様子とは全く違っていました。
筑前垣生を出てゆく列車、後方の木が茂っているところが目的地の垣生公園です。
筑前垣生駅舎はこじんまりとした木造駅舎で丸ポストもありますが、20年ほど前に建て替えられたもののようです。
垣生公園に保存されている門デフのC11260を訪問、ドームが前後で角、丸の変形機です。
ガラス類が紛失、ペンキ厚塗り気味ですが状態は良好です。
当初の予定ではここから筑豊電鉄の筑鉄中間までバスに乗ることにしていたのですが、1時間ほど早くなったのでちょうど良いバスがありません。
時間は14時、暑い盛りで歩く気にもならず駅前にいたタクシーで筑鉄駅に向かいました。
筑鉄に乗るのは30年ぶり、やってきたのは2車体連接車の3002、運転士さんは立って運転しています。
てっきりワンマンかと思ったら車掌さんが乗務していましたが、切符は発売せず両替のみ行い支払いは運賃箱へというシステム、とはいうものの車掌さんが車掌かばんをぶら下げて車内を歩く姿が見られる路面電車タイプの路線は今やここだけかもしれません。
黒崎に着いたところで、1時間半ほど予定より先行したので黒崎と八幡のほぼ中間の桃園公園に保存されているD51244を訪問することに。
黒崎のバスセンターの案内所で行き方を聞いたら「3番乗り場から祇園町経由で児童文化科学館、もうじききますよ」とおばちゃんが丁寧に教えてくれました。
公園のD51はこれもペンキ厚塗り気味ですが状態は良好でした。
桃園公園下のバス停からかつての北九州市内線のルートをたどる西鉄バスで八幡へ、最終目的地の門司港へ向かいます。
門司港駅では前回見つけられなかった駅南側にある9600の動輪を撮影、構内の8620動輪は案内表示がありますが、こちらはなんの看板もなくひっそりと置かれています。
この動輪の向かいが門司港レトロ観光線の九州鉄道記念館前駅でした。
帰りは北九州空港からスターフライヤーでした。
この会社はシートなどが良くて、小型TVも見られます。
機内では映画「旭山動物園物語」をやっていたのでそれを見ていたのですが、終わる前に羽田へ着いてしまいました。
フライト時間に合わせた番組編成にはなっていないようです。
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