一回り切符で梅小路へ その1
梅小路入りした1080が公開される、との発表を見て少々悩みました。
屋外展示の期間は18きっぷが終わったあと、次にまた屋外に出すのはいつになるか分からないので、この機会に行きたいと思ったものの、安く行く方法はないものか、ぷらっとこだまでも使うか、と思案していたところ知人のS氏が北陸回りの一筆書き切符にして「きたぐに」を使うと良いよ、と教えてくれました。
こんな機会でもないと電車寝台に乗ることもなかろうとさっそく切符を手配しましたが、みどりの窓口では発券に少々手間取って・・・宮内~長岡の飛び出し、近江長岡~山科の湖西線経由のルールなどたしかに分かりにくいのですが。
上越経由ならば時間もあるので渋川の病院に保存されている伊香保電車を見てゆこう、と事前に見学の可否を確認したところ診療時間内であればどうぞ、とのこと。
駅から15分ほどの立派な門構えの中庭に鎮座したデハ27はちょうど修復工事が行われていました。
折りよく元院長先生から電車保存のいきさつから戦時中軍医として勤務された時のことなど、興味深いお話をお聞きできました。
水上から先は列車が少なく待ち時間があるので一風呂浴びてゆこうと日帰り施設のある温泉街へ。
水上駅はずれにはこんな看板が設置されていました。
故障で半年以上出番がなかったD51498ですが、復帰してからは出発シーンを狙おうとこの場所も多くの人が集まったのではないでしょうか。
町営の入浴施設「ふれあい交流館」は21時まで営業、とちょうどよいと思って行ったら館内は暗くて人気がありません。扉には本日休館の表示、どうしようと来た道を戻りかけたら通りがかりの人が「お風呂だったらその先の旅館でも入れますよ」と教えてくれました。
これは助かったと教えていただいた米屋旅館に行くと小さな張り紙で入浴のみ500円と書かれていました。
温泉に浸かってロビーで一休み、19時近くになったので駅前の食堂で夕食と思って駅に戻ったら数件ある駅前食堂はみな閉まっていました。
仕方なくまだあいていたパン屋でパンを買って待合室で頂きました。
長岡から乗った「きたぐに」は自由席はがらがらでしたが寝台の下段はそこそこ埋まっていたようです。
幅の広い電車寝台下段はやはり快適で夜中に何度か起きたものの、熟睡できました。
大津で下車、次の快速で山科へ。
山科駅の自動改札では切符が撥ねられましたが駅員さんはなれたもので下車印を押してくれました。
山科から地下鉄で京都市役所前へ、出口から出たところの御池通りに面した幼稚園に保存されているN電21号を訪問。
電車を撮りに来たというものの、近年は幼稚園や学校での撮影は気を使います。
その点今回は早朝なので気が楽でした。
ここから鴨川を渡ると京阪三条、出町柳へ出て叡電に乗り換え2つめの茶山で下車。
15分ほど歩いた公園の市電720号を訪問。
ボールなどがぶつけられるせいでしょうか、側面が金網でガードされています。
特徴の4枚折り戸も窓も住宅用に交換されていましたが、手入れはされており車内は町内会が使っているようでした。
再び叡電に乗って鞍馬へ。
鞍馬寺が運営するケーブルカーに乗車。
この路線時刻表にこそ掲載されていませんがれっきとした地方鉄道です。
京阪カラーの小さな車両が1両で上下しています。
鞍馬寺 鞍馬山鋼索鉄道線 山門~多宝塔 0.2 2009-09-16
私鉄全営業キロ7366.3km
乗車キロ 6177.3km 83.859%
続きます。
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