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2010年2月

2010年2月27日 (土)

バースデイきっぷで四国乗り鉄 その2

1002241562中村のホテルに泊まって翌朝は6:35発の一番列車で宿毛へ。まだ夜はあけていませんが東京だったら4月くらいの気温でした。
中村でもうっすらと朝霧が出ていたのですが、列車が進むにつれ霧は濃くなって、このままでは速度制限がかかるのでは?といささか心配になりました。1002241575


宿毛の街に入ると市街地は日がさしているものの、海岸の方は霧でまったく海は見えませんでした。
折り返し7:18発に通学生が乗り込んでゆきます。
ほぼ座席が埋まるくらい乗っていましたが、1両で足りてしまうのですからやはり地方ローカル線最大のお得意様の通学生が減っているのを実感しました。
帰路の列車も車窓は霧、夜が明けてから乗車するために中村に泊まったのですが、これなら宿毛泊りで上り一番列車でも同じだったなぁ・・・
1002241587 中村に戻って南風10号に乗車、昨日乗ったのと同じ2102の編成、大河ドラマに合わせた「高知・龍馬であい博」のラッピング車でした。

中村を出て後ろを見ると四万十川のあたりは霧に覆われていました。




1002241598 予土線との合流点、川奥信号所。中村線はループ線で高度を上げます。
木々の間から一瞬先ほど走ってきた線路が見えました。

続きます。

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2010年2月25日 (木)

バースデイきっぷで四国乗り鉄

JR四国では誕生月の3日間有効、JR四国と土佐くろしお鉄道乗り放題、グリーン車も利用可能で10000円という大変羽振りの良いきっぷを出しています。
土佐くろしお鉄道は国鉄中村線時代に乗ったきり、新線区間は未乗ですからこの乗りつぶしにぴったりのきっぷです。ということで2月になるのを待って四国に行ってきました。
1002236302 行きは飛行機で、10年ぶりくらいでANAを使いました。ロビーで待っていたらダ・ビンチのマークも懐かしい復刻塗装が通過、なんとかヒトコマ撮れました。









1002236311_2 ベルト着用サインが消えてデジカメを使えるようになったところで窓からスナップ、画面下は河口湖、奥に甲府盆地が広がっています。
手前に雪を残したゴルフコースが見えますが、ここに限らず空から見下ろすとなんと日本はゴルフ場だらけなんだと実感します。
反対側の席だったら富士山がよく見えたのではないかな。
柳田邦男氏が「マッハの恐怖」で書かれたBOAC機もこのコースだったのかな、なんてちょっと思い出しました。





1002236314 やがて峨々たる南アルプスを越えてゆきます。















1002236317 伊那谷を挟んで中央アルプスの駒ケ岳、その後ろには御岳山と北アルプスの山々が連なっています。
空から見ると天竜川の河岸段丘の様子もよく分かります。







1002236326 しばらく飛ばして琵琶湖大橋上空から。
















1002236327 播但線上空あたりで方向を変えて、揖保川河口から瀬戸内海へ。














1002236333 四国上空へ。どのあたりか飛んでいるときは分からなかったのですが、地図を照らし合わせると左に見える半島が屋島でした。
この先は雲の中になり、降下が始まりデジカメも使えなくなったので飛行中の画像はここまでです。











1002231474 空港からバスで高知駅前へ、そこから徒歩10分ほどの比島交通公園に保存されているC58335を訪問、高知県唯一の国鉄機関車の保存車です。
上屋付きで塗装も近年行われたようですが煙室室ハンドルがなくなったままのでなんとも間抜けな表情でした。




1002231505 高知駅に戻ると18時ころ、日は落ちていましたが駅前電停で土電をスナップ。
駅改修でコンコースの目の前に電停出来ていました。
岐阜からやってきた590も元気に走っていました。





1002231561 南風でこの日の宿の中村へ。
半室のグリーン車は私一人でした。

続きます。








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2010年2月23日 (火)

沖縄に行ってきた その8

沖縄の旅行記など読むと、那覇市内の交通渋滞にバスが巻き込まれて飛行機の時間に間に合わないかと気が気でなかった、といった経験をされている方はかなりいらっしゃるようです。
何度も沖縄に来ている知人からも、夕方の飛行機ならば那覇郊外の観光は午前中にして、午後はゆいレール沿線にしたほうが良いよ、とアドバイスもらっていました。
とはいえスケジュールの都合で午後に名護に来てしまったので、帰路は時間の余裕をかなりとった予定を組1002031186みました。
名護のバスターミナルからネオパークまでは路線バスがなく、タクシーを呼ぶことになるのですが、これもすぐ来るとは限らないので早めに迎えにきてもらうことにしました。
ネオパークの入口案内所にタクシーを呼びたいので番号教えて、と聞いたら、こちらでお呼びしますよとその場で電話してくれました。5分ほどで車が来たので名護バスターミナルで30分ほど待つことになりました。タクシーの運転手さんが「高速バスですか?」と聞いてきたのでそうだと答えると、バスターミナル入口を通り越して塀に沿った路地に入って行きました。角を曲がったところ、バスターミナル入口からちょうど対角線にあたるところにブロック塀が1mほど途切れていて、そこを入ると那覇行高速バスの乗り場でした。
一番の花形幹線路線だろうに乗り場は一番外れかよ、と時刻を確認しようとしたら足元にクロネコがいました。毛のつやもよいので飼い猫のようですが、食べ残しの弁当殻に首を突っ込んでいました。
1002031191
高速バスはそろそろ夕方ラッシュにかかる時間でしたが那覇バスターミナルに定時到着、乗客は往路同様10人未満でした。
高速バスは空港まで行きますが、時間があったので買えなかった壺川駅前弁当を購入するため那覇バスターミナル(旭橋)で下車、ゆいレールに沿って歩きます。


1002031199 お店はもう片付け始めている様子でしたが、お弁当できますか?と聞いたらすぐ作ってくれるとのこと、ただし魚のズケで5分ほどかかるよ、と。
お店には色鮮やかな魚も並んでいました。
駅弁ならば列車内でいただくのが本筋ですが、さすがにゆいレール車内では拡げられないので、空港ロビーでいただくことにして搭乗手続きを済ませました。ここまでは余裕があったのですが・・・

1002036405 京王の駅弁大会でもおなじみのお弁当ですが、そこで販売されたものとは少々内容が変わっているようです。
ズケにする魚もそのときに入った良いものを使うとのことでした。
これが実にとろりとしておいしいズケでした。他にはイカ、もずくのてんぷら、子持ちこんぶのような海ぶどうなどがぎっしり詰め込まれていて、ご飯がたりないくらいです。
と、のんびり食事していたのですが、時間は16時すぎ、東京、大阪に帰る観光客のピークの時間帯でした。
荷物検査所は団体が入ってしまったのか大行列、要領の悪い方もいて、検査台の前まで来て時計を外している人や、両手にもったオミヤゲの紙袋をこれは規程以上の量があるので預けてくれと言われたのか逆走するおばさまとか、とにかく進みません。
そのうち乗る便の最終搭乗アナウンスがあって・・・
検査場を出てから搭乗口まで走りました。機体へはバスに乗るのですが、息を切らしてバスに乗ったのに一向に動き出しません。
荷物検査で引っかかっている人がまだいるようで、ぽつりぽつりの乗ってきます。
10分以上待たされてやっと機内へ、出発は15分以上遅れましたが、羽田へは定時に到着しました。
1002031205 羽田からはいつもは京急ですが、向こうではモノレールだったのだから、こっちでもモノレールにしようと。
やってきたのは開業当時の復刻塗装車でした。
この色、今の車両にもよく似合っています。

ということでようやっと未踏の地に足を運んだのですが、所詮正味1日だけ、まだまだ行って見たいところはたくさんありますが、次はいつになることやら・・・

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2010年2月22日 (月)

沖縄に行っていた その7

1002036417ちょっと間があいてしまいましたが沖縄軽便鉄道の続きです。
左が硬券乗車券、係りの方が1枚1枚パンチを入れてくれます。
様式が少々違和感があるのはご愛嬌ということで。
日付はゴム印なので、ダッチングどなたか寄付されませんか?
右はゆいレール展示館で購入した車内放送チャイム集「ちゅらSUNG」1800円也。
各駅ごとの沖縄民謡をアレンジしたチャイムがフルバージョンで収録されています。
ボーナストラックとしてアナウンス付きも入っているのでこれ聞けば気分は那覇市上空です。

1002031158 さて、沖縄軽便鉄道に乗車、フラミンゴやペリカンが飛び交う巨大ゲージなどの見学スポットに停車して機関士さんの解説があります。

やがて列車は池の周囲を半周する長大鉄橋へ、機関士さんが時折餌を投げるので水鳥たちが列車の後を追ってきます。

路線はトンネル、鉄橋、踏切、2灯式信号機、本線上に設置されたターンテーブルと施設も本格的で、見学スポットでは動物たちも間近で見られ、大人でも楽しめます。

1002031177l 1周乗車後走行を撮ろうと開けているトンネルを出たところの臨時乗降場で待ち構えました。
この乗降場はメインゲートが工事で閉鎖されたときに使われたものだそうです。
臨時駅を設置して列車を運行するとは遊戯物の範囲を越えています。

1002031182 同じ場所から後追いで。
ちょっと分かりにくいのですが、ターンテーブルを通過しているところです。
1/2サイズなので機関士さんがやっと乗り込んでいる様子が分かります。
機関車の背後のあたりに木造の堂々たる機関庫もあります。

1002031183 列車はゆっくり走るのでエンドレスを突っ切れば歩いてもう1カット撮影できます。
名護駅に入る手前の踏切、遮断機は上下ではなく横に90度回転して、列車が来ないときは線路を閉鎖する形になります。
普通の形ではありませんが、沖縄で動作する踏切が見られるのはここだけです。子供たちの交通安全教育にも一役かっているのではないでしょうか。
バスの中から見た自動車教習所には踏切もありましたが・・

あと1回続きます。

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2010年2月20日 (土)

荒川好夫写真展「北海道 冬」蒸気機関車C62栄光の記録

自分用メモ
これは見に行かねば
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/tokyo/s1/10031901.html
富士フイルムフォトサロン スペース1
2010年3月19日(金)~2010年3月25日(木)
10:00~19:00(最終日は14:00まで)
●都営大江戸線「六本木」駅と直結
●東京メトロ日比谷線「六本木」駅より徒歩4分
●東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

間違えて銀座に行かないようにしないと。

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2010年2月18日 (木)

新聞輸送列車

3月のダイヤ改正で「能登」「北陸」の廃止、たぶん中央線の201系もここで終わりでしょう。2月いっぱいで500系の東京乗り入れ終了、といろいろ去り行くものはありますがどうもわざわざ出かけるのも面倒臭いものです。
それでも201系は見かけるとケータイで撮影しますが。
両国に乗り入れてくる新聞輸送の113系も廃止だそうで、昼間時間があったのでちょっと撮影してきました。
1002181426 まずはお決まりの両国到着、15分前くらいに着きましたが、列車到着のころにはカメラを持ったファンが10人ほど。
ここもそのうち人でいっぱいになるのでしょうか。






1002181446 下りはこんなところから撮ってみました。


















1002101405 ついでにもう1枚、先週の水曜日、京成宗吾参道基地を見学した帰りに西千葉で撮影、運良く湘南色が来ました。

同行された方で運を引き寄せたのはどなたでしょう?

私は最近運休とか悪天候とか運からは見放されていますので・・・

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2010年2月17日 (水)

閉店セール

昨日は新宿で少々時間があったので、ポイントカード残高を使ってしまおうと閉店になるさくらやに行ってみました。
まだ多店舗展開する前の東口店には印画紙とか現像液とか買いにいったものです。
ライバルのヨドバシカメラがまだ平屋のころです。
10026553 ホビー館は鉄道模型売り場の3階はすでに閉鎖されており、地下売り場にBトレインだけが残っていました。
半額だったので381系スーパーくろしおを購入、会計のときにポイントカードを出したのですが、店員さんは「ポイント使いますか?」とも聞かなかったので「全部使ってください」と言いましたが、この期におよんでまだポイントためる人もいるのかな?


100216121932 総武線ホームに上がったら「列車が通過します」のアナウンス。
昔だったらクモニ13とかクモルとか、時にはクモヤ90を先頭にした回送車なんてのが来たのですが、やってきたのは電気試験車でした。






100216121943 ケータイカメラだとどうしてもタイムラグでタイミングが合わないのですが、ゆっくり通過していったのでなんとか見られる程度に撮れました。

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2010年2月15日 (月)

沖縄に行ってきた その6

やっとリンク表示が復旧しました。

1002031139 さて名護のバスターミナルからタクシーで10分もかからないところにオキナワネオパークがあります。
鳥類や小型哺乳類を中心にした自然動植物公園で、園内を1.3kmの遊覧鉄道が一周しています。
よくある遊園地の子供汽車ですが、名称が「沖縄軽便鉄道」機関車はかつて沖縄で走っていたヘンシェル製Cタンク機の3/4モデル、と聞くとこれは鉄の血が騒ぎます。
入口にも大きくポスターが掲示されていました。
時刻表も下のほうに見えますが、毎時0分、30分発で所要時間20分となかなか乗りでもあります。
軽便鉄道乗車券と入園券のセット券を購入、1000円也。







1002031140 列車乗り場はその名も「名護駅」駅名票を掲げた立派な駅舎です。
右奥は売店、切れてしまっている左側は小規模な資料館になっています。
垂れ幕の「ケービン花列車が走る!」とありますが、沖縄は2月ですでに桜が開花する時期、それにあわせてのイベントのようです。



1002031142 資料館に沖縄軽便鉄道の歴史が展示されていますが、ここならではという資料はありませんでした。やはり残っている写真、資料が極端に少ないのが沖縄の鉄道なのでしょう。






1002031143 資料館の半分は2台のライブスチームの展示にあてられています。
9600となぜか前進、同一スケールかと思いますがあらためて前進のデカさを実感します。
9600は以前ネオパークで運転されていたそうです。

駅舎内のきっぷ売り場で入口で買ったセット券を示すとなんと硬券乗車券と交換してくれました。
さらに改札口では鋏で入鋏、本格的です。

1002031148 ホームで待っていたのは残念ながらヘンシェルではなく1/2スケールのD51754(ナゴシ)でした。花列車というのはこういうことか・・・

続きます。




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2010年2月14日 (日)

沖縄に行ってきた その5

ゆいレール展示館を小一時間見学して那覇空港へ。(展示館の見学はビデオを見なければ30分もあれば充分かと。)
ここから高速バスで名護に向かったのですが、バス乗り場に案内所で往復割引きっぷを販売中との張り紙があったので買ってみたら回数券をバラ売りしているものでした。
片道2130円が往復で3800円とかなりお徳です。
那覇~名護はいわば沖縄の大幹線、高速バスの利用者も多いのではと思っていたら、空港から乗ったのは8人、那覇バスターミナルから乗ってきたのは1人。
沖縄のバス会社は4社ありますが、そのうち3社が会社更生法の適応を受けると言う厳しい状況だったことを思い出しました。
1002031136 那覇空港から1時間45分で名護バスターミナルに到着、沖縄北部の中心都市のバスターミナルなのですが、町外れのえ?ここが?というところでした。
バスターミナルの入口からして幅2mほどのブロック塀の間を抜けている通路みたいなところですし、客待ちのタクシーも1台しかいません。
通路にはかつて国鉄駅でサボが置かれていたのを彷彿させる系統板置き場、時刻表も昭和30年代から変っていないような手書きです。
1002031187 こんなの撮影している間に1台しかいないタクシーにお客さんが乗って行ってしまいました。
ここから次の目的地ネオパークオキナワまではバスは無く、30分以上歩くかタクシー利用となるのですが、さて困ったと。
仕方なくバスターミナルを出てタクシーを拾うかと道路に出たら運のよいことにすぐ空車が来ました。

続きます。

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2010年2月13日 (土)

沖縄に行ってきた その4

だらだら書いているうちにもう1週間以上前のことになってしまいましたが・・・
それにしてもマイリストのリンクがいまだに復旧しないってのはどうようことよ>nifty
1002031101 赤嶺駅前の日本最南端の駅のモニュメント。
うしろに列車が来るまで待とうかとも思ったものの、雨だしバスの時間も気になるのでこれだけ撮って次の列車で那覇空港に向かいました。
天気がよければ赤嶺と那覇空港の間にあるゆいレール展示館まで歩くつもりでした。

ところでゆいレールの駅には普通駅でよく見かけるある施設がありません。それは何か?後ほど答えを書きますが、ここはちょっと考えてみてください。

ゆいレールの車内を見回して感心したのは、広告枠がほとんど埋まっていたことでした。
ローカル鉄道、バスは広告がほとんどないか、あっても自社広告ばかりということもままあるので、これは会社の営業努力とゆいレールを支えようという地元の熱意の表れと思いました。
広告は医療関係が多く、どこの路線でも最近増えている消費者金融、債務整理、パチンコ屋の広告がなかったのは、市、県の条例でもあるのでしょうか。
そういえば週刊誌の広告もなかったような・・・

1002031107 那覇空港駅から赤嶺方面に10分ほど歩いたところに沖縄都市モノレール本社があります。
入口にはシーサーが番をしていますが、正直なところ「ここ部外者が入っていっちゃっていいの?」という雰囲気がありますが、この中にゆいレール展示館があり平日9:30~16:30まで無料で公開されています。


1002031113 実物車両はありませんが、ゆいレール建設の歴史、沖縄の鉄道の歴史、法曹界を定年後沖縄に移住されて精力的に沖縄の鉄道を紹介されているゆたかはじめさんのコレクションなどが展示されています。
ガラスケースの中に見慣れた本も並んでいました。(笑
またゆいレール開通までのビデオも放映されており、見ていて意外だったのは、運転士養成はてっきり同じ跨座式の北九州モノレールかなと思っていたら、JR九州、京浜急行で行っていたのですね。たしかにモノレールだけの免許はありませんから。
北九州モノレールだと一時期に大勢の養成をする余裕もなさそうですし。
1002031120 沖縄軽便鉄道、沖縄電気軌道、南大東島の精糖専用線など、かつて沖縄にあった鉄軌道を紹介するコーナーが2階にありますが、展示されている資料は多くはありません。
戦争で総てを失った鉄道の現実がここにありました。




1002031119_2 寝台特急「なは」号のヘッドマークも展示されています。廃止にあたってJR九州から那覇市に寄贈されたものです。

さて、普通駅にある施設でゆいレールの駅にないもの、それは売店です。
近年開業する新交通システムやモノレールの駅で無人でも売店だけはあるというところもあります。
那覇空港駅には沖縄の郷土菓子「ちんすこう」の売店はありましたが、新聞、雑誌、お菓子、雑貨などは扱っていません。
首里には売店はありましたがシャッターがおりたまま、長いこと営業していない様子です。
帰ってから気になって調べてみたら、開業当時はあったものの冷房がなかったため夏は40度以上にもなって、従業員の健康と食品を扱っていたことから業者が撤退してしまったとか。
たしかに鉄道駅の売店は冷房はありませんね、ゆいレールの駅を設計するときもそのまま本土と同じ考えでやってしまったのでしょう。
また鉄道がなかった沖縄では駅で新聞、雑誌を買うという習慣がなく、売店がなくとも不便とは感じないということもあるのかと思います。

続きます。

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2010年2月 9日 (火)

沖縄に行ってきた その3

1002031071ゆいレールに乗って次は壺川で下車。
ゆいレール各駅コンコースではイベントに協賛して駅花展と題し見事な生け花が飾られていましたが、壺川駅でちょうどお花の先生が手なおしをされているところだったので、お断りして1枚撮らせていただきました。






1002031072 駅から徒歩5分ほどの壺川東公園へ、ここには南大東島の精糖工場専用線で働いていたDLと蒸機の下回りだけが保存されています。
蒸機は廃車後保存を前提に保管されている間に腐食が進みボイラー、キャブは廃棄されてしまったとのことです。
公園の場所はここもかつての県営鉄道の路線沿いです。
D51222が保存されている与儀公園から壺川東公園までは、線路跡をトレースする道があるので、歩こうかとも考えていたのですが、雨降りだったのでゆいレールで移動しました。
1002031092 壺川駅といえば京王駅弁大会にも登場した最南端の駅弁(正確には駅前弁当)があります。公園と反対方向に駅から200mほどのところのお店に行ったのですが、Webには9時から営業となっているのにお店の前の張り紙は11時から、あと30分ほどあります。
バスの時間もあるので帰りに寄る事にして次の目的地、ゆいレール展示館に向かうため駅に戻りました。
券売機の横にこんなポスターが、そういえば見かけませんね2千円札。
1002031095 壺川駅ホームから、ちょうど列車の真下の空色の建物が駅前弁当を販売している「直売所さかな」です。
駅前と名乗っているものの、壺川と次の旭橋の中間くらいの場所でした。







1002031099 ゆいレール展示館に行く前に最南端の駅赤嶺で下車、空港に向けて走り去る列車をパラボラをバックに1枚。








1002031100 ホームには特に表示はなく、改札口にこんな看板が。
駅前広場に立派なモニュメントがありました。

続きます。

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2010年2月 7日 (日)

沖縄に行ってきた その2

1002030996朝起きてTVの天気予報をみたら一日雨が降ったり止んだりだと。
天気のせいと東京よりも夜明けが遅いこともあって7時すぎにホテルを出てゆいレールの駅に着いてもまだこんな状態でした。

とりあえず完乗のために終点の首里に向かいました。
ゆいレールはワンマン運転ですが、ホームは島式、相対式と統一されていません。
ドアの開閉は運転士さんがいちいち席を立って目視で確認して行っています。
このあたりにも装備を軽くしようという様子が見られますが、バリアフリーという点ではさすがに見るべきところが多々ありました。
前日空港から乗った列車に車椅子の方も乗車されたのですが、車両の車椅子スペースに合わせて各駅では扉と連動するスロープが設置されて、スムーズにホームに降りて行かれました。
誘導用の点字ブロックも曲がるところで場所に余裕のあるところでは直角ではなくカーブして設置されています。このようなカーブした点字ブロックの例は鉄道駅では他には知りません。
1002031021 終点首里に到着。
沖縄都市モノレール線(ゆいレール) 12.9km  12.9km  100.000%

私鉄全線 営業キロ7365.1  乗車キロ6398.1  未乗キロ967.0  乗車率86.871%

画像が小さいので分かりにくいですが、左の券売機の上にはシーサーが鎮座しています。
各駅にいたようで、アップで撮影しておこうとして忘れてしまいました。
ここまで来たのだから首里城に行くつもりでしたが、雨がけっこう降っていて、駅の周りを一周しただけでもどることにしました。
朝食がまだなので、ファストフードかモーニングサービスやっている喫茶店でもと探しましたが駅近くにはそれらしい店は見当たらず、コンビニへ。
1404539411_115 1404539411_130 沖縄でしか食べられないものにスパムのおむすびがあるよ、と知人から聞いていたのですが、地域限定らしいものを購入。
左は時期限定タイガースキャンプイン記念スパムカレーカツおむすび、右はチキナーおむすび、チキナーとはからし菜の漬物だそうで、ほどよいピリ辛さでおいしかったです。


1002031019 首里城をバックに首里駅に到着する列車、朝のラッシュ時間でホームでは1列車待つ人もけっこういました。







1002031028 安里駅で降りて徒歩10分ほどの与儀公園に保存されているD51222を訪問。
公園の入口にはシーサーが番をしています。
D51は一時期かなり痛みがでていたと聞いたいましたが昨年ボランティアの方々が修復、再塗装を行いきれいな状態になっていましたが、一部の部品が欠損したままなのは残念です。

1002031056 駅に戻る途中で、安里から牧志に向かう列車を撮影。モノレールだけあって走行音がほとんどせず、気が付いたら来ていてあわてました。
安里からD51のいる公園に向かう道はかつての沖縄県営鉄道の線路跡をトレースしています。
安里の東方では那覇から首里に向かう路面電車の沖縄電気軌道が立体交差していたいましたが、このあたりの遺構は全くないようです。
続きます。

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2010年2月 6日 (土)

沖縄に行ってきた

唐突なタイトルですが、この歳になってやっと沖縄に行きました。
鉄道ファンという人種は概ね全国各地に足跡をつけているものですが、私同様沖縄には行ったことのない人はかなり多いのではないかと思います。
理由は鉄道が最近までなかったから。
戦争で失われた沖縄県営鉄道から半世紀、2003年に開業したモノレールのゆいレールは以前から気になる存在でしたが、これに乗るだけに行くには沖縄は遠すぎるし費用もかかります。
私鉄の乗り潰しや各地の保存車訪問をここ数年やってきて、乗り潰しはそろそろゴールが見えてくるかなというところに来ました、ということで昨年から沖縄行を計画しはじめました。
何度も沖縄に行っている知人から格安チケットの存在を聞いて、シーズンオフの2月ならば買いやすいだろうと狙っていましたがめでたく往復とも1万円以下で購入できました。
1002026381 夕方羽田発に搭乗、飛行機利用のときも日があるうち乗るのはあまりないので、高度が上がって使用OKとなってからコンパクトデジカメを取り出しました。
東京は曇りでしたがしばらくすると雲の合間から房総半島の先端、館山から州崎、野島崎のあたりが見えてきました。






1002026384 やがて伊豆半島上空へ、大室山の真ん丸い姿が眼下に見て西海岸へ、画像の中央が堂ヶ島あたりです。
この後は雲が多く洋上飛行となったので半ば寝て過ごしました。











1002020993 那覇空港到着ロビーから連絡通路で直結されたゆいレールの那覇空港駅へ。
この駅は以前は松浦鉄道平戸口駅だった日本最西端の駅です。
モニュメントがあるのは知っていましたが、切符売り場の反対側にあるため気が付かず、改札通ってからどこにあるのか探しても分からないので駅員さんに聞いたら改札の外ですよ、とのこと。
断って一旦出て撮影してきました。
ちなみに最南端の駅はとなりの赤嶺駅でここにもモニュメントがあります。
1002020994 いよいよ初乗りのゆいレールへ。
跨座式の2両編成、ホームはもう1両分の余裕がありますが、全体にコンパクトサイズです。
那覇市の中心街に入ってゆくと19時代ということもありかなり乗ってほぼ満員となりました。
おもろまち駅で降りて予約したホテルへ。
ホテルのすぐ裏にショッピングセンターがあり0時まで営業しているというので散歩がてら出かけました。
1002026386 この日東京は雪が降ったのですが、さすがに沖縄は暖かく東京の4月くらいの陽気です。
それでもダウンを着込んでいる人もいるのは本土からの観光客か、冬のファッションを楽しみたい地元の方でしょうか。

ショッピングセンターの本屋を覗いて沖縄関係のコーナーへ、沖縄の鉄道に関する書籍も数点ありましたが大きい版形だと荷物になるので、ゆたかはじめさんと桃坂豊さん共著の「沖縄・鉄道チャンプルー」を購入1900円+税。
沖縄の出版社かと思ってたら福岡の版元でした。
一緒に写っているのはゆいレールカード、一日券、二日券もあり、そっちのほうが便利かとも思いましたが「なは」のヘッドマークのものなどあるとつい買ってしまいます。
1002026385 書店には鉄道雑誌は一応置いてありましたがさすがに平積みはしていません。鉄道書のコーナーもありません。
ショッピングセンターの玩具売り場に行ってみたら鉄道模型はなく、プラレールもセットものだけ、鉄道に縁のなかった沖縄では鉄道趣味というものが成立しないので当然といえば当然ですが。

食事は空港で軽く済ませたのですが食品スーパーにも寄ってこんなもん買い込んで夕食としました。
続きます。

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2010年2月 4日 (木)

大人の休日倶楽部パス3日目

まだマイリストリンクの表示が復旧しません、なにやってんだよnifty。

1001210941 もう10日以上経ってしまいましたが大人の休日倶楽部パスの続きを。
3日目は長野にでも行こうかと考えていたのですが、天気予報は雪。ならば陸羽東線沿線の保存機でも見てくるか、と昼のやまびこで古川へ、鳴子温泉行に乗り換えて西古川で下車、ホームの端からC5819が見えます。
この日は風が強くて陸羽東線の列車も速度制限がかかっていました。
保存車を撮影していても寒くて寒くて、早々に駅前の蕎麦屋に避難しました。
1394266127_204s 空腹ではなかったのですが、他に開いている店もなかったので、暖かいものをいただこうとメニューを見ていたら「露平そば」なる見慣れないものが。
店のおばちゃんにこれどんなの?と聞いたらカマボコなんかが入っているよ、とのお返事。
で、注文、600円也。
具はカマボコよりもナルトが多かったです、左手前の長方形のは玉子焼き、しいたけとたけのこも大ぶりのものがゴロンと入っています。
特にしいたけは厚みのあるどんこでおいしくいただきました。
かけが400円で天そばが650円なので、このお値段でこの具のボリュームは納得です。
帰宅してから「露平そば」を検索してみましたがヒットしません、この店オリジナルなのかな?
また蕎麦屋なのにメニューは中華の部から始まっていて、蕎麦、丼ものよりも中華のほうがメニューも多いというお店でした、ひょっとして地元では中華の店として知られているのかな?
1001210979 次の列車で岩出山へ、ここも駅前に保存車があります、といってもナンバーも読み取れない貨車移動機ですが。
旧駅舎は鉄道資料館「ポッポランド」となっています。事前に調べたところでは開館しているはずの時間だったのですが、入口にはカギがかかっていました。

相変わらず風が強くて古川方面の列車も遅れて運転しているとのこと。
待合室にいた高校生が「バイト間に合わないよ~」と嘆いていました。
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古川での新幹線の接続は余裕があったので列車遅れの影響はありませんでした。
仙台で「はやて」に乗り継ぐあいだに駅弁を購入「一念ホッキめし」1000円也。
時折みかけますね、こういったオヤジギャクなネーミング。
お味はあっさりしていて、ちょっと物足りないかな、と。ホッキは寿司飯のほうが合うなぁ。

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2010年2月 1日 (月)

大人の休日倶楽部パス2日目 その4

10016374城川原のライトレール本社の売店で購入したポートラムせんべい(手前の青)ポートラムクランチ(赤)、各800円也。
この他にも最中があると公式サイトには紹介されていますが、在庫がなかったようでした。







10016376 富山湾で獲れる幻の魚「ゲンゲ」を使ったお煎餅だそうです。
また封を切っていません。
箱の中にはお菓子と一緒にシングルアームパンタを印刷した厚紙が入っています。
切り抜いてパッケージの電車に装着するパーツです、マニアックです。(笑





10016377 赤のチョコクランチ、7編成で色違いのポートラムにあわせた7色という楽しいお菓子です。
軽い食感でこれも気をつけないとどんどん食べてしまいます。







10016375 ついでにもう1点ご紹介、米島口で購入した万葉線キャンディー、200円也。下に敷いてあるのは富山ライトレールのイメージキャラクター「とれねこ」タオルです。
この飴は地元の高岡商業高校の学生さんが企画した商品です。
飴の断面に絵が出る金太郎飴です、赤のアイトラムはりんご味、黄色のネコ電車はフルーツミックス味だそうです。ネコ電の顔がちょっとゆがんでいるのもご愛嬌。
万葉線も富山ライトレールも観光地によくある販売者しか記載していないお菓子ではなく、地元密着の商品となっているのが良いですね、名物として定着、成長してゆくことを期待しています。
1001200804 富山駅に戻って今度は市内線に、昨年12月に開業した循環線乗車が一番の目的ですが、まだ山が見えていたので大学前まで乗って富山大橋まで戻って撮影。
画像は新富山電停からですが、橋の上からも狙いましたが、車が途切れずきれいな絵は撮れませんでした。

1001200835 市内のマンホールにはこんな絵がついたのもあります。
富山大橋をゆく市電(富山では市内電車の略称で市電と呼ばれています、豊橋もそうですね)は富山市を代表する景観として認められているわけですね。

丸の内から循環線に乗り換え、まずは荒町まで乗りとおして、その後は撮影しながら丸の内に戻りました。

1001200844 富山城をバックに大手モールをゆく超低床車、電車線と街が一体になったデザイン、色使いが素晴らしいところです。

1001200939 最後は日の落ちた後、富山駅北口を出てゆくポートラムをイルミネーションとともに。

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大人の休日倶楽部パス2日目 その3

1001200676米島口から電車に乗って広小路で下車、高岡古城公園内市民体育館前に保存されているC11217を訪問。
上屋付きと聞いていたので積雪があっても大丈夫だろうと思っていましたが、ご覧のとおり。
手前の駐車場の雪が機関車の前に積み上げられていました。
なんとか案内看板だけは読める程度に掘り起こしましたが、雪国の保存車両撮影はやはり冬は難しいです。

1393494188_119 高岡駅に戻ったところで昼どきだったので駅構内の立ち食いそばで軽く昼食を。
メニューにそば、うどんとともにちゃんぽんがあり、なんでラーメンでなくてちゃんぽんが?と思ったら、ここのちゃんぽんはそばとうどんが一緒になったものでした。
話のタネにと天ぷらちゃんぽんを注文、610円也。
その名の通りそばとうどんの相盛りでしたが、2玉分はないようでした。
昼時だったので食べている間にもお客さんが次々とやってきましたが、そばとうどんの注文はほぼ半分、一人だけちゃんぽんを頼んだ方がいました。
うどんは細いので食べていて違和感は感じませんが、富山ではこういうの一般的なのでしょうか?


1001200703 城端線ホームにはお魚イラスト気動車がいました。

富山に着いたらアナウンスで「はくたか」が臨時に行き先を変更して長岡行となる、と案内していました。
夕方の「はくたか」の指定を取っていたのでこれも変更になるのか改札で聞いたら、この列車は通常運転とのこと。
安心して富山ライトレールの乗り場に行きました。

1001200729 今回の目的のひとつ、雪の立山連峰バックに電車を撮影なのですが、山は見えているとは限りません。
国鉄時代からの撮影地、競艇場前~岩瀬浜の岩瀬運河に行きましたが、山はすっきり見えてはいなかったのですが、これくらい見えていればOKでしょう。
折りよく船もやってきましたが、できれば電車は暖色系がくれば良かったのですが。

1001200741 東岩瀬は「時刻表2万キロ」で宮脇先生が富山駅からタクシーを飛ばしながら終点岩瀬浜には間に合わず、やむなくここから乗車した富山港線時代の駅舎が休憩所として残っています。

車庫のある城川原で一旦下車、富山ライトレール本社の窓口でオリジナルのお菓子を購入、富山市内に戻りました。

続きます。

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