沖縄に行ってきた その8
沖縄の旅行記など読むと、那覇市内の交通渋滞にバスが巻き込まれて飛行機の時間に間に合わないかと気が気でなかった、といった経験をされている方はかなりいらっしゃるようです。
何度も沖縄に来ている知人からも、夕方の飛行機ならば那覇郊外の観光は午前中にして、午後はゆいレール沿線にしたほうが良いよ、とアドバイスもらっていました。
とはいえスケジュールの都合で午後に名護に来てしまったので、帰路は時間の余裕をかなりとった予定を組みました。
名護のバスターミナルからネオパークまでは路線バスがなく、タクシーを呼ぶことになるのですが、これもすぐ来るとは限らないので早めに迎えにきてもらうことにしました。
ネオパークの入口案内所にタクシーを呼びたいので番号教えて、と聞いたら、こちらでお呼びしますよとその場で電話してくれました。5分ほどで車が来たので名護バスターミナルで30分ほど待つことになりました。タクシーの運転手さんが「高速バスですか?」と聞いてきたのでそうだと答えると、バスターミナル入口を通り越して塀に沿った路地に入って行きました。角を曲がったところ、バスターミナル入口からちょうど対角線にあたるところにブロック塀が1mほど途切れていて、そこを入ると那覇行高速バスの乗り場でした。
一番の花形幹線路線だろうに乗り場は一番外れかよ、と時刻を確認しようとしたら足元にクロネコがいました。毛のつやもよいので飼い猫のようですが、食べ残しの弁当殻に首を突っ込んでいました。
高速バスはそろそろ夕方ラッシュにかかる時間でしたが那覇バスターミナルに定時到着、乗客は往路同様10人未満でした。
高速バスは空港まで行きますが、時間があったので買えなかった壺川駅前弁当を購入するため那覇バスターミナル(旭橋)で下車、ゆいレールに沿って歩きます。
お店はもう片付け始めている様子でしたが、お弁当できますか?と聞いたらすぐ作ってくれるとのこと、ただし魚のズケで5分ほどかかるよ、と。
お店には色鮮やかな魚も並んでいました。
駅弁ならば列車内でいただくのが本筋ですが、さすがにゆいレール車内では拡げられないので、空港ロビーでいただくことにして搭乗手続きを済ませました。ここまでは余裕があったのですが・・・
京王の駅弁大会でもおなじみのお弁当ですが、そこで販売されたものとは少々内容が変わっているようです。
ズケにする魚もそのときに入った良いものを使うとのことでした。
これが実にとろりとしておいしいズケでした。他にはイカ、もずくのてんぷら、子持ちこんぶのような海ぶどうなどがぎっしり詰め込まれていて、ご飯がたりないくらいです。
と、のんびり食事していたのですが、時間は16時すぎ、東京、大阪に帰る観光客のピークの時間帯でした。
荷物検査所は団体が入ってしまったのか大行列、要領の悪い方もいて、検査台の前まで来て時計を外している人や、両手にもったオミヤゲの紙袋をこれは規程以上の量があるので預けてくれと言われたのか逆走するおばさまとか、とにかく進みません。
そのうち乗る便の最終搭乗アナウンスがあって・・・
検査場を出てから搭乗口まで走りました。機体へはバスに乗るのですが、息を切らしてバスに乗ったのに一向に動き出しません。
荷物検査で引っかかっている人がまだいるようで、ぽつりぽつりの乗ってきます。
10分以上待たされてやっと機内へ、出発は15分以上遅れましたが、羽田へは定時に到着しました。
羽田からはいつもは京急ですが、向こうではモノレールだったのだから、こっちでもモノレールにしようと。
やってきたのは開業当時の復刻塗装車でした。
この色、今の車両にもよく似合っています。
ということでようやっと未踏の地に足を運んだのですが、所詮正味1日だけ、まだまだ行って見たいところはたくさんありますが、次はいつになることやら・・・
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コメント
弁当おいしそうですね
知らなかったので今度買いに行きます
沖縄の魚は暖かい海でしまりが無く脂肪が少ないので普通に食べると余りおいしくない、揚げるか煮るかで味をしみこませる。
高速バスはいつ見ても乗ってる人は少ない。私も乗ったこと有りません。
又来て下さい
投稿: sinarsinar | 2010年2月23日 (火) 14時50分
sinarsinarさん
コメントありがとうございます。
壺川駅前弁当、お世辞でなく駅弁としてもレベルの高いお弁当だと思います。
高速バスはそんな状況ですか。行く前はもしも満員で乗れなくて次の便なんてことになると困るな、といささか心配もしていたのですが・・・
やはり徹底した車社会なのでしょうね。
今回の旅行では沖縄県営鉄道の遺構などは見ている時間がなかったので、また機会を見つけて行って見たいと思っています。
投稿: TADA | 2010年2月25日 (木) 20時51分