18きっぷで和歌山へ その2
D511055の後方には線路が続いており、キハ58003が停まっていました。
すっかりきれいに整備されて動態保存されています。
運転日はまだ確定していないようですが、休日中心になるのではないでしょうか。
この日は行っていませんでしたが運転日とは別に車内公開もするようです。
左の建物は有田川鉄道交流館、公園の車両を見るのは無料ですが、交流館には入館料200円が必要です。
館内中央には有田鉄道、紀勢本線をイメージしたNゲージレイアウト、壁面には有田鉄道ほぼ全線を再現したHOレイアウトがあり、Nゲージは別料金で運転もできます。
HOレイアウトの金屋口駅をキハ58003が発車。
ちょうど現在展示されている場所がこのあたりです。
側線にはキハ07、湘南顔のキハ250が休んでいます。
模型の留置線のあたりは車庫になっていて、こちらも動態保存のハイモ180-101が休んでいました。
レールは旧金屋口駅まで続いています。
旧金谷口駅構内には金谷口鉄道保存会が管理するDL、貨車、紀州鉄道から譲渡されたキハ605が保存されています。
このDLも動態だそうです。
金屋口駅は現役当時のままで残っており、改札口の向こうに車両が停まっている姿はまだ生きている鉄道のようです。
帰りも無料送迎バスで藤波駅へ。
次の目的地紀州鉄道の始発駅御坊へ。
御坊ではすぐに接続があり、久しぶりに2軸レールバスに揺られてきました。
終点西御坊は32年ぶりの訪問ですが、ホーム途中から分岐していた専用線がなくなったのと、ここから先の日高川までが廃止になりレールが途切れたこと以外はあまり変っていませんでした。
暗い駅舎の中に駅近くの和菓子屋さんで「紀州鉄道 りんこー」というお菓子を販売しているというポスターがあったので寄ってきました。
西御坊駅西側の国道を御坊方向に200mほどの「ふく田」さん店頭のポスターを携帯で撮影。
「りんこー」とは旧社名御坊臨港鉄道からの呼び名で地元ではいまでもこの名で呼ぶ方も多いそうです。
お店のカウンターにならんだ「りんこー」お店の方に許可を得て撮影。
キハ603の焼印が押されたカステラ皮で餅を包み、中には特産のみかんジャムがはさまっています。
一口でいただけるくらい小さいのですが、そのボリューム感はなかなかです。
5コ入の箱で買って来ました。
車庫のある紀伊御坊まで歩いたところで西御坊行のキテツ1が紀伊御坊を発車してゆきました。側線で休むキテツ2と並んだところで1枚。
ところでキテツ1は側面は北条鉄道時代のままなんですね。元の形式はフラワ1985、その名のとおり1985年製、すでに四半世紀を走ってきたわけです。
南部縦貫鉄道のレールバスもかなり長寿でしたが、このキテツ1、2もとっくに当初想定されていた耐用年数は過ぎているのではないでしょうか。
昨年まで現役だったキハ603は庫の中でした。
紀伊御坊駅では記念きっぷや硬券、記念グッズなど販売していますが、こんなものも。キハ603の未使用制動子、6000円也。
原価5932円だそうですから採算無視の超特価!
限定4コとのことですが、売れたのかな?
さすがにブレーキシューは買わずにキハ603イラストの硬券入場券セットを購入、ナンバーが意外と若かったのですが、増刷したのか、これしか売れていないのか、気になります。
驚いたことに1978年に発行された創立50周年記念乗車券もまだ売られているようです。道成寺の釣り鐘のレリーフを木の札にあしらった紀州鉄道最初の記念きっぷは私も通販で買った記憶があります。
画像の一番上は藤並からの有田川町の無料送迎バスの整理券、藤並駅東口の観光案内所で配布しています。
御坊駅では地元業者さんの駅弁も健在。
キツネのイラストの「子安いなり」にも心惹かれましたが「清姫の一夜寿司」を購入870円也。
一夜寿司の名の通り、和歌山ラーメンの店にも置いてあるサバの早や寿司です。
サバ寿司が大好きな私には嬉しいお弁当、自然発酵させた寿司の原型、なれ寿司で、購入後2~3日してからが味がこなれておいしくなると説明書きにありましたがラベルの消費期限は当日でした。
| 固定リンク
コメント