大井川鐵道の展望車に乗ってきた その2
乗車するとさっそくお弁当とお茶が配られました。
お弁当は何種類かあったうちから大井川ふるさと弁当をいただきました。
ポストカードが1枚おまけについています。
かけ紙は本日の牽引機C11190、大井川の顔といえば227号機でしたが、いまや190号機がエースということでしょうか。
大きめのおにぎり2コに煮物を中心としたおかずが盛り込まれています。
ちょっと目立たないところにヤマメの甘露煮が1本ゴロンと入っているのは得した気分になりました。串が刺してあるのは里芋田楽、ちょっと面白い食感でした。
本来ならば展望車のデッキから流れ行く景色を楽しめたはずですが、客車5両以上は電気機関車が後部についてしまします。
以前は展望車連結のときは電機補機は次位にしていたのですが、新金谷の入換の手間などもあり、この形になっているのでしょう。
とはいえ勾配区間では蒸機のブラスト音にも負けない盛大な吊り掛け音を間近で聞けるのはこれはこれで堪能できました。
運転台の窓はデッキから見えてしまうためダンボールでガードしています。
デッキから前方を見ると190号機が白煙をなびかせ快走しています。
千頭に着いたあとは折り返しの列車まで自由行動、井川線に乗れればよかったのですが、あいにくと土砂崩れで千頭~奥泉はバス代行になっています。
とりあえず同行のS氏と車庫のある川根両国まで行ってみました。
駅前の代行バス乗り場の前では駅員さんが乗車券を販売していました。(右側)
左はSL乗車証明書、団体客用に配布されるものかと思われます。
今まで大井川の蒸機列車には何度も乗りましたが、こういう記念券は初めていただきました、というか団体扱いで乗ったことはほとんどなかったからでしょうね。
川根両国の井川線車庫は裏手の道路から良く見えます、現役機のDBの姿も見られました。
側線には廃車になったDD107と「かわかぜ号」に使われたスハフ4、6が留置されています。
その後方には線路を埋めた土砂崩壊現場が荒々しい姿を見せています。
一目みてこれは復旧までそうとうかかるな、と思いました。
さきほど切符を購入したときに聞いた話では8月ころを目標に工事を進めているとか。
いままでも災害でなんども長期運休を余儀なくされた井川線、自然が厳しい路線だけに沿線風景は格別です。
順調に復旧工事が進むことを祈ってやみません。
上の画像の真ん中あたり、つり橋が横切っているのが見えるでしょうか?
大井川のつり橋といえば本線の塩郷や寸又峡の夢のつり橋が有名ですが、この川根両国のつり橋も駅から近く、また井川線列車撮影にも最適な場所でした。
S氏ともども列車が復旧したらここで撮りたいね、と話ましたが、風がないときでないと・・・
帰りはぶらぶら歩いて千頭駅へ、構内には昨年西武から譲渡されたE31が3両留置されていました。
どのような姿で活躍をはじめるのでしょうか。
帰りは190号機のお顔をデッキからたっぷりと楽しめました。
ずーっとデッキでビデオをまわされていた方もいて、よく寒くなかったものだと、けっこうシンダも降ってきましたから鼻の穴m黒くなっていたのではなかろうか・・・
車内販売で購入した「大鐵堂 SL動輪焼」850円也。
掛け紙が渋いですね、新金谷駅舎と駅前のロコプラザに保存されている「いずも」が淡いタッチで描かれています。
中身は動輪の焼印を押したどら焼きが3コ、といってもこのどら焼き、1コあたり170g、厚み6cmというどら焼きの概念からはみ出したもの、あんこだけでおはぎ1コ分くらいあります。
そういえばこのタイプのどら焼きは東海地区のKIOSKで見かけます、静岡あたりではよくあるものなのでしょうか?
お味はあんこは甘さ控えめで、見た目の強烈さからすると意外なほどすんなりいただけました。さすがに一度には1コしかいただけませんが。
大井川鐵道の蒸機列車には今までも何度か乗っていますが、往復乗ったのも、展望車も初めてでした。
このような楽しい旅を企画、運営されたB.Bつばめさんに改めて感謝です。
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コメント
先日はご参加ありがとうございました。皆様にはとても、評判が良く楽しめましたとのお言葉が多く寄せられました、無事トラブルもなく終えたことを感謝いたします。今後とも宜しくお願い致します!
投稿: つばめ駅長 | 2011年2月14日 (月) 14時46分