長崎電軌・松浦鉄道 その5
佐世保中央から最西端の駅たびら平戸口へ。
途中の真申(まさる)駅のホームから見えるところに松浦線全通記念碑があったので、交換待ちの間に撮影。
松浦鉄道になってから設置されたもの、松浦線は炭鉱私鉄をつないだ路線で炭鉱から港までから開業、そのため線形はかなり迂回をしています。
直線距離で10kmほどの佐々まで20km弱、40分ほどかかりますが、30分の運転と利便性がよいため、昼過ぎの列車ながらほぼ座席は埋まっていました。
たびら平戸口では上下列車が交換します。
1番線に伊万里行、3番線に佐世保行が到着、佐世保行から杖をついたお年寄りが降りてきたらすぐに改札口にいた女性駅員さんがホームを渡り、手を引いて一緒に踏み切りを渡ってきました。
ホームにも最西端の駅の表示がありますが、やはりこれを見ないことには。
3セク転換時にJRとレールを切ってしまう場合もありますが、松浦鉄道は佐世保、有田で繋がっています。
最東端の東根室までレールは繋がっています。
駅舎の一部は鉄道資料館になっており、屋外にも石炭車、腕木信号機、軌道自転車などが展示されているが、さびだらけだ。
屋内の展示室はきっぷ売り場の一部、松浦線関係のものを展示しているが、中にはこんな珍品も。
何の説明もなく展示されている時刻表。
どこの駅のものか、いつのころのものかもどこにも書かれていません。
面白いのは旅客列車だけでなく貨物列車も記載されています。
混表示もありますが、準混表示もあります。
混合列車は旅客列車に貨物を併結するもの、準混列車は逆に貨物列車に客車を併結するもの、列車番号にそれが示されていますが、準混表記されている時刻表は初めて見ました。
たびら平戸口駅では硬券入場券のほか、駅訪問証明書も販売しています。
左はおまけでいただいた路線図の下敷き。
右下は佐世保駅の自販機で購入した一日乗車券、右上は長崎電軌の一日乗車券。
次の列車は一時間後、鉄道記念館も10分もあれば充分な規模、雨が降っていて周りを散策する気にもなれず、お腹は減っていないものののれんが出ていた駅前食堂へ。
皿うどんを注文、580円也。
ちゃんぽんと並ぶ長崎名物ですが、なんということもないお店でいただく地元の味もまた良いものです。
続きます。
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