明智鉄道食堂車
昔はJTBの大型時刻表を年4冊以上購入、旅行にも持ち歩いていましたがいつのころからか重たくて旅行用にはコンパス時刻表に、大型はダイヤ改正のときにのみとなっていました。
今年の3月号は九州新幹線開業にはやぶさ登場とあって購入、そこで思いがけないマークを見つけました。
明智鉄道急行「大正ロマン1号」になんと昔の時刻表にあった「和食堂車」のお椀マーク!
従来から運転されていた地元の食材を楽しむイベント列車を月曜のみ運休の定期化したもの、食堂車とはいうものの車内で調理するのではなく仕出弁当風のお料理を出すものです。
この手のイベント列車は小湊鉄道、樽見鉄道、養老鉄道など各地のローカル私鉄で運行されていますが、いままで乗ってみようとは思いませんでした。
が、このマークがつけば話は別です。
ただし欄外に「予約が7名に満たない場合食堂車は連結されません。」とあります。
平日だと予約いれておいてもウヤになる可能性がある・・ならばお客さんの多そうなお盆の時期にしよう、と17日に予約を入れました。
ちなみにこちらはコンパス時刻表、マークはフォークとナイフの北斗星など現役のマークです。
またJTB時刻表の巻頭「時刻表の使い方」ページのいろいろな記号の説明には和式食堂車は載っていません。
ついでにコーヒーカップのマークは「ビュッフェ」となっています。国鉄の正式名称は「ビュフェ」で手元にあった1978年10月号にはちゃんとそうなっています。
恵那駅の明智鉄道出札で受付をして列車の到着を待ちます。
折り返しとなる上り急行「大正ロマン2号」が2両編成でやってきました。
ヘッドマークには明智大正村のマスコットキャラクター、ロマンちゃん。
さっそく車内へ、ロングシートの間に机をならべ、お料理が配膳されています。
この日は「花白ごほうび鮎列車」往復運賃込み5000円です。
お客さんはほとんどがご年配の女性、男性はご夫婦連れの方で私のようなオヤジ一人は少々浮いていました。
お料理は花白温泉駅前の温泉施設の板さんが腕をふるった鮎づくし、鮎だけでも右下の塩焼き、右上のてんぷら、左上の釜飯に左下の小鉢の陰には甘露煮が隠れています。
左下が乗車券ですがペラペラのコピー紙みたいでこれはちょっと残念でした。
お味も申し分なく、量も充分、というか女性には多いのでは?とも思いましたが残された方はほとんどいなかったようです。
車内にはアテンダントさんと調理担当の花白温泉の方が2人添乗、アテンダントさんはまだ慣れないのか少々ぎこちない感じでした。
急行とはいうものの所要時間は普通列車よりも数分多くかかります。食事を楽しんでもらうために揺れを少なくするため減速している箇所があるためとか。
食堂車の営業がない上り急行は45分運転と速達列車になっています。
明智に着いたら駅でいろいろなグッズを売っているのでオミヤゲに購入しようと思っていたのですが、駅舎改装中で仮駅舎のためグッズなどは扱ってないとのこと、駅からちょっと歩いたオミヤゲ屋さんには明智鉄道グッズはなし、帰りの恵那では乗り継ぎ時間がほどんどないため今回はあきらめました。
| 固定リンク
コメント