大人の休日倶楽部パスで北海道へ その4
市民バスで美唄駅に戻ったころから空が暗くなってきてホームで列車を待つ間に雨になりました、旭川に着いたときは本降りに。
CMで有名になったこの駅も雨の中。
あの商品の看板はありませんでした。
昼食は旭川で購入した「山頭火のおやじめし」840円也。
ラーメンスープで炊き込んだご飯の上に焼き豚、シナチク、タマゴ、ナルトなどラーメンの具が乗るラーメン丼?とでもいうのでしょうか、右下の小梅が乗っているところだけ白飯で、口直しにさっぱりといただきました。
北海道はいろいろ名物駅弁がありますが、これはかなり変わったお弁当として出色のものだと思います。
旭川駅も高架駅になって、ホームに売店はかったもののワゴンでの駅弁販売が健在でした。
宗谷本線の旭川~名寄は何度か通過していますが、いつも夜行か日が暮れてから、塩狩峠の車窓風景は実は見たことありませんでした。
かつてのC55の撮影地はと注目していましたが、木々が茂る中をうねうねと登ってゆくだけ、という印象でした。
峠を降りた和寒駅で下車、峠に向けての補機がたむろした構内も今は静かな無人駅でした。
駅前には塩狩峠をゆく9600のさよなら列車の写真を掲げた食堂が、帰りに寄る事にして徒歩10分ほどの和寒町郷土資料館へ。
資料館横に保存されているD51337を訪問。国鉄OBの方々による保存会が時折整備をされているとかで、足回りは油で磨かれすばらしい状態でした。
資料館は、開館日が水曜のみ、との案内もあったのですが扉は閉まったまま、「教育委員会受付に申し出てください。」との札がかかっていたので、向かいの公民館内にある受付に行き、職員さんに開けていただきました。
鉄道関係も小規模ながらコーナーがあり、和寒駅の歴史を語る品々が展示されています。
地元の方が製作された旧駅舎の模型。
人形も配置され臨場感たっぷりの温かみのある作品です。
次の列車までは時間があるので駅前の「つたや食堂」でコーヒーを飲んで一休み。
メニューの裏側にはこのお店の歴史が。元は和寒駅での立ち売りで始まったそうで、峠にそなえ補機を連結するために停車時間が長くお弁当も良く売れた、とは横川と一緒ですね。
ディーゼルカーになって停車時間も短くなり、峠の補機も廃止、駅も無人化といまではここで立ち売りが行われていたとは思えないほど変貌してしまいました。
コーヒーだけのつもりだったのですが、名物いなり寿司の文字が眼に入り、持ち帰りで2コいただきました。1コ60円也。
小ぶりのおいなりさんはガワが甘め、ホームで立ち売りしていたころと同じお味だそうです。
続きます。
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