徳島の保存車
徳島港から駅までは市営バスで、駅の手前の徳島公園鷲の門前で下車、徳島城址の公園に保存されている68692を訪問。
徳島公園は徳島駅に隣接する徳島運転所の裏手ですが、フェンスもなく、公園の端からこんな写真も撮れます。
68692は立派な駅舎形の上屋に収まっていました。
面白いのはとてもハチロクが曲がりきれないような急カーブのレールが前方に続いています。
レールはトンネルポータル風の徳島鉄道路線図に突き当たっています。
1992年開業の阿佐海岸鉄道、1985年廃止の小松島港線は載っていますが1972年廃止の鍛冶屋原線は路線図、左下の一覧にも載っていません。
駅は公園の目の前ですが、地下道などは無く、駅外れの踏み切り、跨線橋までゆかねばなりません。
途中で見かけた黒ネコさん、垂直に近い石垣を忍者のように駆け上がってゆきました。
徳島駅は県庁所在地駅で唯一の非電化地平駅、木造上屋のプラットホームの向こうに車両基地が広がる風景は、かつては各地の主要駅で見られましたが、いまや指折り数えるほどではないでしょうか。
ちなみに68692は画面右隅の奥あたりに展示されています。
駅の売店で駅弁を購入、列車に乗ってからいただくつもりでホームに入ったのですが、
駅内に蕎麦屋があったのでメニューを見てみるとラーメンが250円と安い!梅海苔ラーメンにしても30円プラス、お弁当は買ってあるのですが軽くいただくことにしました。
いわゆる徳島ラーメンとはちょっと違ったさっぱり味の細麺、これぞご当地のナルトが2枚、これも鳴門名産のワカメも乗っています。
ところでこのお店、かつて阿波池田駅の駅そばを可能な限り再現した祖谷そばがメインメニューのお店でした。
さすがにそばとラーメン両方は無理なので今回は祖谷そばはあきらめました。
昨年も徳島駅に来ていますが、そのときはこのお店無かったよな、と思い検索したら昨年12月に開店したお店でした。
高徳線の列車に乗ってお弁当をいただきました。
徳島牛弁当950円也。
ご飯は炊き込みご飯で肉の量も多く、付け合せは鳴門金時、ニンジン、レンコンがゴロリと。
見た目の華やかさはあまりありませんが、量、味とも満足できる内容ですが、いかんせんラーメンを食べたあとだったので少々苦しかった・・・
池谷で鳴門線に乗換え。この線に乗るのは30年ぶり、2回目です。
短い路線ですが途中には「教会前」というまるでバス停のような駅が、教会といってもキリスト教ではなく天理教で、このとき車窓からは確認できませんでしたが、地図を見るとたしかに駅前に天理教教会があります。
次駅は好一対の金比羅前、これらの駅名は私鉄により開業した鳴門線の歴史を示しているようです。
鳴門駅裏手、徒歩5分ほどの公園に保存されているC1166を訪問。
この後は鳴門大橋を越えて淡路島経由で帰路につくのですが、鳴門から関西各都市への高速バスはかなりの本数があるものの、淡路島内で乗降できる路線は一日4往復しかありません。
鳴門駅前からも乗れるのですが、時間があったので小鳴門橋たもとの高速バス乗り場まで15分ほど歩きました。
小鳴門橋が大きく前方に開けるころ、横を見るとなにやら黄色い小さな車体がゆっくりと坂を下ってゆきます。
これはいったい??
続きます。
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