若桜でC12を運転してきた その3
若桜鉄道隼駅は鉄道ファンよりも熱い目をそそいでいる人たちがいます。
その名もハヤブサというスズキの大型二輪のオーナーさんたちにとって、この駅は聖地とまで言われているのだそうで、ハヤブサオーナーが一同に会するイベントも行われているそうです。
そんな話を駅内のお店で聞いていたら折り良くライダーさんがやってきました。
お願いして駅名票が入るところに移動してもらいました。
私はバイクは全くの門外漢ですが、たしかにカッコイイです。
駅舎はハヤブサグッズなど展示、販売するお店になっています。
バイク関係だけでなく、鉄道関連商品もいろいろありました。
写っているリクライニングシートも売り物でした。
同じ名前の小惑星探査機の模型も展示されていました。
列車で若桜へ移動、運転体験の受付をして、車庫併設の会議室へ。
教本、バッチ、軍手が渡されました。
メンバーはリピーターさんが多く、初めてなのは私を入れて3人だけ、職員さんのお話では県内の方はいままでほとんど居らず、関西の人が多いが私のように東京からという方もけっこういるとのこと。
蒸気機関車の仕組み、ブレーキハンドル、加減弁の扱い方、圧力計などの読み方などの講習の後、いよいよ機関車へ。
まずは職員さんによる見本運転を見学。
電機、ディーゼルなどとの一番の違いは加減弁の動かし方、動かすスピードによっても反応が違うということ、早く引きすぎると空転するよ、と注意されましたが、実際空転させてしまった方もいて、後で怒られていました。
機関士さんの帽子を借りて、アゴヒモもしっかりかけていざ運転。
ブレーキを緩めて加減弁を少し引くとソロリと動き出します。
おお、動いたよ!と思わず口走ってしまいました。
ここまで引いて、と先生が手を添えるところまでゆっくり引くとポッポッポとブラストも軽快に加速します。空気式なのでドレインは切りません。速度計を見て15km/hで絶気、バイパス弁を開けてスルスルと走りブレーキポイントに来たら単弁でブレーキ、単機のためか思ったより反応が良いという感触でした。
若桜駅の反対側にある道の駅裏手は絶好の見学ポイント、何度も往復するC12を撮影、見学しています。
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