元祖DMV
昨日は朝霞の陸上自衛隊輸送科学校に保存されている、100式牽引車の見学会でした。
旧陸軍から戦後自衛隊の鉄道部隊101建設隊で使われたという車両で、いわゆる陸軌車です。
保存されていたものの、経年で痛みがひどかったものを一昨年よりレストアされ、昨年10月に再展示されました。
6輪全軸駆動でメーカーはいすず、戦前製トラックとしても貴重な存在です。
前部、後部にはジャッキが設けられています。
レールに枕木などをあてがい、クランクでジャッキを降ろしジャッキ下部のレールに対し直角の2コのローラーで線路上から横移動します。
後部車輪は比較のために第2軸はゴムタイヤ、第3軸は鉄道用車輪で展示されています。
線路上を走る場合はゴムタイヤは荷台横にくくりつけられていたそうです。
ゴツイ板ばねが鉄道車輌ぽさを出しています。
資料室に展示されている、以前100式牽引車とともに保存されていた協三工業製Bタンク機の銘板も見せていただけました。
この機関車は朝霞での保存終了後、長い間茨城県のスクラップ屋に埋もれていましたが、昨年個人が買い取りレストアの上、栃木県で公開されています。
なお100式牽引車の保存場所は陸上自衛隊の施設内で、通常は一般人は立ち入れません。
今回は正式な手続きの上見学させていただきました。
| 固定リンク
コメント