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2012年7月

2012年7月28日 (土)

糸魚川から直江津経由聖高原へ

間に先月の東北行きが入りましたが、糸魚川でブラックやきそばを食べたときの続きです。
1207219944 当初は大糸線で戻るつもりだったのですが、時刻表を見ていたら直江津回りでも時間は変わらないで、乗換時間も余裕があるのでそちらのルートをとることに。
直江津では乗車する長野行きと長岡からの115系が並びました。
この風景も新幹線開業までですね。
直江津は以前は2つの駅弁業者が入っていて、それぞれ特徴あるお弁当をホーム上の移動台車で販売していたのですが、かたっぽのニューイカヤは駅弁から1207219954撤退してしまいました。
駅弁販売はどうなっているのか、少々心配だったのですが残ったホテルハイマートは以前と同じように改札前とホームで何種類もお弁当を並べていました。
掛け紙の渋さにもつられて海の幸弁を購入1000円也。
その名のとおりイカのてんぷら、ホタテとエビの煮物、ニシンの甘露煮がずらずらっとご飯に乗っています。
これだけのおかずがあるとご飯が足りない感じ、とくにニシン甘露煮はこれだけでいくらでもご飯がいただけそうです。
掛け紙は郷土の偉人で謙信公に日本のワインの父川上善兵衛、1円切手でおなじみの郵便の父前島密です。
1207219946 長野行き各駅停車はスイッチバックの二本木駅で下り列車と交換、先に下りが出発してゆきます、女性車掌さんがしっかりとホーム監視をしています。
ホーム端にはホーロー看板も健在でした。






1207219947 引き上げ線に向かっている下り列車、後退していますがヘッドライトは点灯したまま、運転士さんが窓から後方確認をしています。
望遠で引くと先に見える本線の勾配の様子も良く分かります。





1207219951 発車を待つ上り列車、駅名票もスイッチバックを表現しています。









1207219955 牟礼駅では停まった目の前に跨線橋の柱が、先日倉吉駅で保存されているのを見たのと同じような鋳鉄製の柱を持っています。
画像を拡大したらなんとか明治33年新橋工場の文字も読み取れました。

長野では雨が激しく、乗り換えた小淵沢行きでこのまま乗り続けて帰ってしまおうかとも思いましたが、姨捨のスイッチバックを越えるころには小止みになり、聖高原に着いたときには止んでいました。
予定通りに村営バスで聖湖へ、この路線週2日(水・土)しか運行しない路線で、乗客は最初から最後まで私一人でした。
終点の聖湖では待っていたお客さんがいてちょっとほっとしました。
1207210001m 湖畔の登り道を少々歩いて聖博物館へ、ここは村営の博物館ですが、なぜか自衛隊払い下げの航空機がいくつも展示されています。
その中にD51769も、長工式集煙装置を装備した状態で展示されています。





1207210008 斜面に点在する航空機にまじってD51がいるというシュールな風景、D51の前には大きなプロペラも見えます。








1207210009 明治期の小学校を移設した建物は航空資料館になっており、その瀟洒な洋館からは想像もつかないF-104のエンジンなんてものが展示されていますが、あいにくと改装工事中で閉館でした。
併設されている郷土資料館はごく普通の内容でした。聖高原に改称される前の麻績駅駅名看板とタブレットキャリアが展示されていました。

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2012年7月27日 (金)

大人の休日倶楽部パスで東北へ

大人の休日倶楽部パスでは「あけぼの」の指定席ゴロンとシートだけでなくB寝台も利用できます。ならばおトクに乗れるこの機会に、と思ったものの皆さん考えることは同じで、みどりの窓口の職員氏が「えっ、満員?」と思わずつぶやいたほど、あっという間に売り切れ、仕方ないので青森泊にすることにして午後の「はやて」で出かけました。
1206221262 おりしも東北新幹線開業30周年、記念ラッピング編成にあたりました。
沿線各地の風物をスイカペンギンが紹介しています。








1206221264 埼玉県は鉄道博物館、右は455系?
色を変えたクモハユ74みたいです。










1206221269 お弁当は駅弁マークは無いやつですが、お魚づくし弁当、たしか950円也。
初めて購入したのですが、けっこう前から販売しているお弁当のようです。
名前のように箱イラストのお魚がメインで、カレイ西京焼き、サワラ照り焼き、マグロみそ焼きにエビ天、鶏ゴマ天に野菜煮物、おひたしとたっぷりのおかずが楽しめました。
これだけおかずがあるとご飯がもっと欲しくなります。
1206229369 八戸で青い森鉄道に乗換え、野辺地で下車。
町役場裏手の公園に保存されているC11210を訪問。
上屋はあるものの、近年手入れされていないようでかなり痛みが目立ちます。

この日は青森駅前のホテルに泊まって翌日は奥羽本線で弘前へ。


1206229416 行程に余裕があったので、弘前までリゾート白神に乗車、車掌さんのアナウンスでは指定券は売り切れで余席なしとのことでしたが、青森からの乗客は少なく1車両に数人でした。






1206229432 弘南線に乗り換えて新里駅に移転した48640を訪問。
フェンスもなく側線にでも停まっているかのようです。
東急7000系は菊名で横浜線、武蔵小杉で南武線の蒸機たちと出会っているのですよね、8620はいなかったようですが、7000系も長く働いているなと。



1206229496 矢立峠を越えて鷹巣へ、駅から10分ほどのC11372を再訪、ちょうどお祭りで仮装パレードがやってきましたが、機関車といっしょに写しこもうとしましたが、思ったほうにやってこなくてこんなのしか撮れませんでした。

この後は秋田内陸線に乗車、その様子はこちらで


1206221272 阿仁合で一旦降りて駅舎内の直営食堂「こぐま亭」で昼食。
洋食のシェフを迎えてリニューアルしたというお店、馬肉を使った料理が名物のようです。
オムハヤシを注文、900円也。

丁寧に作られたデミグラソースにふんわりタマゴ、これ900円で本当にいいの?倍の1800円でもいいんじゃないの、と思いました。
内陸線に乗る機会があったら絶対に途中下車して立ち寄るべきお店です。

1206229549 食事の後駅から3分ほどの鉱山資料館に保存されているバッテリー機関車などを訪問。
この資料館、駅前といってもいい立地ですが、駅付近に案内が全くなく、駅にあったパンフレットにも地図が載っておらず、すぐ近くまでゆきながら分からなくて一旦駅に戻って売店のオバチャンに聞いてやっとたどりつきました。

1206221276 帰路の「こまち36号」は下りこまちが田沢湖線内でクマを撥ねるという事故の影響で約1時間の遅れ。

角館には駅弁がなくて、車内販売で夕食を確保、NREの鮭といくら親子めし1000円也。

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2012年7月25日 (水)

大人の休日倶楽部パスで信州へ

順序が逆になってしまいましたが、先月のお出かけを。
1206209169 今回の大休パスは東北へ、と指定券も用意していたのですが、季節はずれの台風が来て、しかも東北はその進路に・・・
急遽行先を信州にして「あさま」に乗って軽井沢で下車、草軽交通のバスに揺られて北軽井沢駅とL形機関車レプリカを見てきました。
このレプリカは木で作られており、さらに実物よりも大きめです。
手前のレールは762mmですが、レプリカ機関車の乗っているレールは1067mm、軽井沢駅前に保存されている実物を見てくると明らかに大きいことが分かります。
それでも運転台には大人が乗るとほぼいっぱいくらいですので、実物がいかに小さいかを実感できます。
1206209164 北軽井沢は唯一残った草軽の駅舎、善光寺を模したと伝えられています。









1206209179 旧駅舎と道を挟んだバス回転場には観光案内所があり、草軽電鉄のミニ資料館になっているのですが、あいにくとこの日は臨時休業でした。

バスに乗っていて通過した停留所でパルコール村という何か聞き覚えのある名前が・・とそのときは気が付かなかったのですが、そこのホテルにはオロネ10が保存されているところでした。
軽井沢を名乗っているものの群馬県長野原市で、所在地で記憶していたので軽井沢と結びつきませんでした。
1206209186 軽井沢から新幹線で上田へ、短区間でも気軽に新幹線に乗れるきっぷでないとこういう乗り方はしません。
上田から徒歩20分ほどの民宿夢ハウスあずさ号へ、屋外にクハ183とクハ113のスカ色、湘南色先頭を合体したショーティー(しかもパンタ付!)建物内にもクハ183がいます。
ここでお蕎麦をいただいて帰りは上田電鉄の城下へ。

1206209232 終点別所温泉に保存されていたモハ5250は1両になってしまいましたが、整備されたようでピカピカになっていました。

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2012年7月24日 (火)

18きっぷで糸魚川へ

夏の18きっぷのシーズンになりました、「MLながら」の運転日は18きっぷ通用日よりも遅れるので、先ずは「ML信州」で大糸線経由で糸魚川へ。
1207219902 車内はさすがに山屋さんが大勢乗っていましたが、昔の新宿駅地下の様子を知っている者としては夜行が臨時の1本だけとなってしまった現状は寂しいものがあります。

糸魚川駅も新幹線工事でこんなんなっていました。




1207219901 こんなのも発車を待っていました。
大糸線DCで向かいに座っていたお姉さんが隣でカメラ向けてました。
バッグの中には乗り鉄ご愛用のコンパス時刻表が見えており、なかなかの鉄子さんのようでした。





1207219922 踏み切りを渡って小学校に保存されているC1288の様子を見に行きました。
新幹線工事と関連するのか、校舎建て替えをしており、C12の場所も道路際に移動していました。
案内看板によると新校舎の外壁はレンガ積みにするそうです。
すぐ近くにあったレンガ建て機関庫の記憶が継がれるのでしょうか。


1207219906 休校日で校庭ではゲートボールが行われており、駐車場になっている校庭端には以前C12の横に立っていた腕木信号機がゴロンと置かれていました。
















1207219928 次にフォッサマグナ博物館に保存されている東洋活性白土の協三機を訪問、がここも外壁工事中で機関車の置かれている中庭には近寄れませんでした。
博物館は開館していますが、11月ころまで工事をするというので、撮影には望遠レンズが必要です。




1207219940 運賃100円の循環バスで駅に戻り、列車まで少々時間があるので軽く腹ごしらえでもと駅前を散策、こんなポスターを採集。
右側はあれですね、三波春夫先生のお歌にこんなのがあったかと。
その下は地元キャラ、ぬーなちゃんとジオまる、けっこうあちこちで見かけました。
左上のポスターは糸魚川駅開業100年・大糸線全通記念企画のひとつのようで、「アイドルトレイン」なるものも運転されるそうで。









1860048038_246m 駅前には「ブラックやきそば」の幟が目立ちました、最近はやりの町おこしのB級グルメのようですが、朝の10時半では営業しているお店は見当たらず、4軒目でやっとやっているお店に、駅前から50mほどのあおい食堂で800円也。
イカスミを使った真っ黒な平打ち麺はインパクト充分、レタスを敷いて目玉焼きがトッピングされています。
具は真っ黒なのでなんだか分からない状態、ですが大きなキクラゲがけっこう入っていたのは食感でわかりました。
ヤキソバで800円は少々お高いとは思いますが、けっこうボリュームもあり美味しくいただきました。
イカスミを使うことは一緒でお味や具材、麺はお店によって違っているそうなので、食べ歩きも宜しいかと。

1207210017 駅に戻ってエキナカコンビニを冷やかしていたらこんなお菓子発見。
「大糸ぽっぽ」840円也。
切符形サブレです。















1207210018 パッケージの裏面がこれ、お菓子の包装紙には見えません。
製品表示も「販売者」ではなく「製造者」で糸魚川のお菓子屋さんナカジマの製品です。通販ページで包装紙を紹介していないのはもったいないぞ。(笑
包装紙を破かないように慎重に中箱を取り出すと・・













1207210023 四角い生地に逆Vの鋏跡の入ったキップ形サブレが10枚。
サクサクとして上品な甘みの美味しいサブレでした。
ところで逆V形は東京周辺の予備鋏として使われていましたが、糸魚川はどうだったのでしょうね。
あまり複雑な形ではサブレを焼くときに再現できそうもないですが。

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2012年7月23日 (月)

日本一短い鉄道トンネル その2

1206219351 川原湯温泉駅には「出口」のホーロー看板が健在でした。

















1206219348 駅舎内に掲示されている観光案内図。
左端に樽沢トンネルが描かれています。
駅から国道を歩けば1kmちょっと、次の電車は1時間後なので対岸の遊歩道を歩くことにしました。
案内図には「温泉から約3km往復2時間」と表記されていますが、駅からならば片道1時間でも余裕だろうと。
駅員さんに遊歩道の様子を聞くと雨で崩れたところなどはないので大丈夫とのこと。

1206219315 木造の川原湯温泉駅舎、どこにでもあるような駅舎ですが、近年このような木造駅舎はどんどん姿を消しています。








1206219316 国道を東にたどるとすぐに吾妻川を渡る八つ場大橋と吾妻線の第二吾妻川橋梁に出ます。
吾妻線は戦争末期の建設で、鉄材節約のために多く見られたコンクリートアーチがここでも見られます。





1206219317_2 八つ場大橋を過ぎたところで右に降りる階段で遊歩道へ。
白糸の滝を間近に望むその名も滝見橋を渡り対岸へ。
ここで案内看板があり、この遊歩道は昔の街道なのでかなりの登り降りがあり、ハイヒールなどは不可、といったことが書かれています。












1206219318 最初は整備された階段の道でしたが、すぐに山道に、遊歩道というよりはハイキングコースです。
危険な場所には柵や手すりはあるものの、足を滑らせたら谷底まで一直線、という箇所もありました。
その分大いに自然を満喫できます。
小さな沢を渡ったり・・・













1206219321 滝の下を渡ったり、と清涼感もたっぷり、ですが雨の後はやめておいたほうがよさそうです。

















1206219323 途中の見晴台(小蓬莱)に続く急坂を登ると眼下にはダム建設予定地と国道、吾妻線が一望の下、少々木が邪魔ですが。
計画ではダムはこの方向に見上げるように立ちはだかることになります。






1206219334 遊歩道の終点、鹿飛橋を渡り国道へ、ちょっと進むと樽沢トンネルのいたって控えめな案内看板がありました。

1206219337 国道脇で待機、先ほど乗ってきた115系6連が折り返してきました。

こうやって撮ってみるとトンネルだかなんだか分かりませんね。
なお樽沢トンネルはダムの下流になりダムが完成しても水没はしませんが、新線は岩島からすぐ分岐するので、この区間は廃線となります。

1206219343 次の下りはちょっとアングルを変えて。
長野原方は木や電線が邪魔でこの時期はトンネルがほとんど見えませんでした。

1206219346 帰りは国道を歩いて川原湯温泉駅へ。

ダム堰堤ができる場所にはこんな看板が、水没予定地域は長野原草津口駅付近までとなる広大なものです。
なにやら神話に登場するようなキャラクターも描かれていますが、名前は記載されていません。
Webで検索しても出てきませんでした。
このあたりにヤマトタケル伝説でもあるのかな?

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2012年7月19日 (木)

日本一短い鉄道トンネル

ふと思い立って梅雨の合間に吾妻線に行ってきました。
1206219286 運用など調べずに行ったのですが、途中でこいつとすれ違いました。

















1206219299 岩島を出て、新線のコンクリート橋が対岸に分かれてゆくのを見て、渓谷沿いに走って、そろそろだなと窓を開けて待機。
樽沢トンネルに入るところから連写。







1206219300










1206219301 入った、と思ったらすぐ出ました。
前方を注目していたから分かりましたが、ただ乗っているとなんだか分からないかも。

帰路は107系ロングシートだったので、そろそろかな、と思ったらもう抜けていました。



1206219303 川原湯温泉で下車、後ろに立つのがダム湖にかかる予定の1号橋、その高さからダム湖に水没する範囲が広大なことを示しているようです。

続きます。



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2012年7月18日 (水)

電車パン

最寄り駅が先日めでたく開業90周年を迎え、エキナカパン屋さんでこんな記念商品販売しました。
12071287 103系風の箱、かなりの大きさで幅、高さは約10cm、長さは約20cm、後ろのオマケにいただいた団扇と比べてもその大きさが分かるかと。
箱は5色あって、オレンジ、カナリヤ、ブルー、ウグイスにブドウ色、中央線ならばオレンジかカナリヤでしょうがあえてここはブドウ色で、クハ79全金車にも見えますが、ヘッドライトは2灯シールドビームに両開扉ではやはり違うか・・・


12071288 中には大きなパンが1コ入っています。
今までもこの手の記念電車パンを購入したことありましたが、もう少しがんばりましょうという造形だったのですが、これはなかなか。
大きいサイズということで無理がないのか電車っぽく見えます。
前面はライトが大きくてまるでクモユニ74ですが。
チョコと小倉の2種類あったのですが、小倉を購入、700円也。
少々お高い気はしましたが、普通のアンパン5コ分はあるので妥当なお値段かな、お味もなかなかで牛乳飲みながら一気に半分近くいただいてしまいました。

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2012年7月16日 (月)

久良岐公園横浜市電1156夜間公開

以前このBlogでもご紹介した久良岐公園の市電納涼夜間公開に行ってきました。
1207169813 公園に着いたのは18時前、日の長いこの時期まだ明るいなかでしたが、カメラを持った方が三々五々集まってきました。








1207169828 西の空は夕焼け、見た目にはもうちょっとオレンジ色が拡がっていたのですが・・・
蒸し暑かった一日、公園にはヒグラシの声が響いていました。






1207169891 やがて日もとっぷりと落ち、窓から明かりのもれる電車はまるで生きているようです。








1207169886 電車の修復、公開のボランティアで活動されている神奈川新聞社の記者さんともお話したのですが、状態を良好に保つには屋根はあったほうが良いが、太陽の下や夜景で広々と見るものまた良いものなので、今後どうするかは考えてゆきたいとのことでした。

来月も今回同様の納涼夜間公開を予定されているとのことで、日程はこちらのBlogで発表されます。

また今は欠落している系統板差も修復するので、そうなったら系統板を入れて撮影会をしたいとのこと、横浜市電の系統板お持ちの方、そのときはご持参してはいかがですか?

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2012年7月14日 (土)

必見!諸河久写真展「電車道」

品川南口のキヤノンホールで行われている諸河さんの写真展、これはもう電車好きには外せないナミダものでした。
1960年代から1970年代前半にかけて、まだまだ残っていた全国の路面電車を撮り歩いた記録、秋田、福島、松本、清水、呉といった地方の路線もしっかり捉えられています。
これはまるで「世界の鉄道’64年版」ではないですか。
各地の電車は一路線一枚ですが、都電は銀座線を中心に複数展示、PCC5500や一形式一両の6501もしっかり登場しています。
当時のネガをスキャンしてデジタル出力したそうですが、大きく伸ばされた作品は古いモノクロネガでもここまでできるのか、と驚いてしまいます。
近作のデジカメによる土佐、函館の作品もデジカメならではの夜景なども見所です。
8月9日までと比較的日数は長いですが、日祝はお休みなのでご注意を。
私も以前別の方の写真展に日曜日に行ってしまい、とぼとぼと品川駅まで戻りましたが、けっこうかかるんですよね・・・
8007220514 会場の画像はないので、32年前のものを、新幹線東京第一運転所。
この左手前あたりが現在キヤノンのビルが建っているあたりになりますか・・・

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2012年7月13日 (金)

夜行バスで富山へ その5

1206028938 10人ほどの乗客を乗せてフェリーは出発。









1206028945 船上から見る海王丸と斜張橋は今だけのもの。



















1206028963 5分ほどで越の潟に到着、自転車も降りて行きます。









1206028969 フェリー乗り場向かいで待つ万葉線に乗車。
13:45発で中新湊には13:50着、すぐにタクシーに乗れば14時からの講演会にぎりぎり間に合いそうだと思ったものの・・





1206028981 中新湊では赤い電車が並びました。

で、タクシーを捜しましたが電停なので駅前というものもなく、客待ちしてるタクシーもなく、電話番号を記載したポールや案内看板も見当たりません。
新湊市の中心だと思い込んでうっかりしていました、鉄道駅とは違うのでした。
携帯でタクシー近くの会社を調べて配車して、と結局会場に着いたのは14:15すぎ。
幸い途中からでも入れていただけましたが、ほとんど空席のない状態でした。
1206029001 講演会の後は博物館の企画展を見て、コミュニティバスで新湊庁舎前へ、万葉線に乗り換えて米島口の車庫へ。
新旧ネコ電が並んでいました。
正面の前足の色のほか側面の雲の表現などにも差異があります。





1206029020 営業所へ寄ってアイトラムしろえびかきあげを購入、前回訪問時に購入してすっかり気に入った美味しい米菓です。
営業所の入り口には製作中のミニレイアウト、エヴァンゲリオンのフィギュアも配置されていますが、この作品に係わったアニメーターさんが高岡出身で、原画展が行われたときには万葉線にもラッピング電車が走ったとか。


1206029026 最後に本丸会館前で降りて古城公園に保存されているC11217を訪問。
前回訪問時は雪捨て場になっておりやっと全体を見られました。







1206029062 高岡駅前は駅前広場整備工事中、電車から降りて駅舎へゆくのにどちらへゆけばよいのか一瞬わかりませんでした。
工事完成の折には駅舎横まで万葉線も延長されるとのことです。






1206021089 高岡駅のKIOSKを覗いたらこんなお菓子発見、特急しろえびせんべい号、RAILWAYS関連商品ですが、メーカーはささら屋として有名な日の出屋製菓、よく見かけるラベルが販売者になっている観光地向け菓子ではなく、えびの風味、香りが生きた美味しくパリパリという食感も楽しいせんべいです。60g袋が2コ入って525円というのは良心的ともいえます。


1206021023 夕食は駅弁で、富山、高岡ではますの寿司が圧倒的に有名ですが、あれを一折は少々多いのでどうするか、と目についたのが「ますとぶり」
ますの寿司とぶりの寿司3カンづつで750円とお値段も手ごろで両方味わえるおトク感のあるお弁当です。








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2012年7月11日 (水)

夜行バスで富山へ その4

今回の目的地、射水線講演会の行われる新湊博物館へは万葉線と富山ライトレールを結ぶ連絡バスを使いました。
この路線以前から気になっていたのですが、運転日が土日祭日のみの3往復で乗る機会がありませんでした。
富山北口を12:00に出て岩瀬浜12:24、連絡バスが12:30に出てフェリー乗り場の新港東口に12:56、フェリーは13:05発で越ノ潟に13:10、万葉線が13:15発で中新湊に13:20着。
講演会場は万葉線からは少々離れており、射水市コミュニティバスを使うことになりますが、適当な時間の便がありません。
公式サイトの交通案内には中新湊からタクシー約6分とあるので14時の講演会開始時間には余裕で間に合うだろうと思っていたのですが・・・
1206028897 ライトレールは快調に走って岩瀬浜には定時到着、ホームの向かいには水橋方面行きのフィーダーバスが待っています。
塗装が都バスそっくりですね。
お客さんはほとんどフィーダーバスに乗り換えて、後に残っていたのは私と地元風のオジサンだけ。
連絡バスはあまり需要がないのかな、と思いつつ到着を待ちましたが・・・
定刻の12:30になってもバスは現れず、折り返し12:31発の電車が出て行った後は待合室に2人だけ取り残されていました。
1206028907 時刻表を見る限り折返し便ではないのでなんで遅れるのだろう?乗客はほとんどいないようなので途中の乗降で時間取られることもないので、ある程度の遅れは取り戻せるかな、とも考えていたのですが、フェリーの接続時間9分はとっくにオーバーしてそのうち次のライトレールがやってきました。
で、これが13:46に発車してもバスは現れず、ひょっとして運休なのか?とさすがに不安になり待合室に掲示されているポスター(Webにあがっているものと同じもの)に記載されている連絡先に電話したのですが・・・その万葉線対策協議会は射水市役所内にあって土曜日では電話はつながりません。
フィーダーバスの時刻表に掲載されていた地鉄バスの営業所に電話して、担当営業所の番号を聞いてとりあえず運休ではないことを確認、電話応対された職員さんはその場で無線で該当バスを呼び出したのですがつながらず、とりあえず事故などの連絡はないとのことでもうしばらく待ってみるとこにしました。
結局20分以上遅れてバスが到着、遅れた理由は説明されませんでしたが運転手さんはひどく恐縮の体でした。
射水市の運営するバスなので市外はノンストップ、ルートは3つ先の大広田の先まで2kmほどライトレール沿いに戻って右折、神通川を渡って四方の街へ、ところどころ射水線跡が見えました。
足洗福祉センターからは停留所もあるのですが、乗降はなく新港東口には13:08ころ到着、13:05のフェリーは待っていてくれるのかと淡い期待もしていたのですが・・・
1206028912 船は出た後でした。

次の便は30分後、おかげで橋ができると廃止されるフェリーの乗り場をじっくり見られましたが。















1206028914 待合室の前の橋の完成予定図。
脇の時刻表は深夜フェリーがない時間帯の代行車の時刻表、どれだけ需要があるのでしょうね?24時間操業の工場などもあるのかな?






1206028915 以前はフェリーも24時間運航だったとのこと。
お国と県の都合で切られた道路の代わりの渡し舟なので料金は無料ですが、橋ができてバスが走るようになったら、それが無料ということはないでしょうね。





1206028923 斜張橋を背に到着するフェリーこしのがた丸。
このシーンを撮影できたのもバスが遅れたおかげです。







1206028927 ゲートが降りて到着、数人の乗客が降りてきました。

続きます。

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2012年7月 7日 (土)

夜行バスで富山へ その3

富山市内線を撮って、次は富山ライトレールと万葉線を結ぶ土日祝日のみ運行の連絡バスで新湊へ、その前に電鉄富山駅を表敬訪問。
1206028876 元レッドアローと特急「うなづき」が並んでいました。









1206028880 改札口上には映画RAILWAYSの看板。










1206028881 切符売り場横には今時珍しい伝言板が、と思ったらRAILWAYS出演者たちの自筆伝言でした。









1206028889 長い地下道をくぐって富山駅北口へ。
しばらくするとポートラムがやってきました。
超低床車が路面を走る様はまさに地を這うようです。

乗車前に富山北口の待合室内の切符売り場兼売店でグッズを購入。



1206021090 富山ライトレールでは以前からクランチチョコや幻の魚ゲンゲを使った煎餅などオリジナルお菓子を販売していましたが、前回訪問後に新顔が登場していました。世界に誇る富山ライトレール最中 とその名も自信たっぷりのお菓子です。1050円也。
トータルデザインが売り物のライトレールらしい小粋な外箱からして期待できるではありませんか。


1206021091 箱を開けると七色のポートラムが。
それぞれ違う味の最中で、車体色に合わせたイメージのお味です。
たとえば紫はシソ味、ライトグリーンは柚子、緑は抹茶と、どれもあっさり目の上品なお味でした。






1206021093 もちろん最中の形も電車形です。
一目でライトレールを模していると分かりますね。









1206021094 ライトレールのイメージキャラクター「とれねこ」のクリアファイルも購入。
ただ今回乗ったところで見た限り「とれねこ」はほとんど見かけませんでした。
せっかくの可愛らしいキャラなので、もっと活躍して欲しいものです。

続きます。

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2012年7月 5日 (木)

元祖DMV

昨日は朝霞の陸上自衛隊輸送科学校に保存されている、100式牽引車の見学会でした。
1207049779 旧陸軍から戦後自衛隊の鉄道部隊101建設隊で使われたという車両で、いわゆる陸軌車です。
保存されていたものの、経年で痛みがひどかったものを一昨年よりレストアされ、昨年10月に再展示されました。
6輪全軸駆動でメーカーはいすず、戦前製トラックとしても貴重な存在です。



1207049776 前部、後部にはジャッキが設けられています。
レールに枕木などをあてがい、クランクでジャッキを降ろしジャッキ下部のレールに対し直角の2コのローラーで線路上から横移動します。















1207049755 後部車輪は比較のために第2軸はゴムタイヤ、第3軸は鉄道用車輪で展示されています。
線路上を走る場合はゴムタイヤは荷台横にくくりつけられていたそうです。
ゴツイ板ばねが鉄道車輌ぽさを出しています。




1207049767 右横書きの銘板も残っていました。










1207049786 資料室に展示されている、以前100式牽引車とともに保存されていた協三工業製Bタンク機の銘板も見せていただけました。
この機関車は朝霞での保存終了後、長い間茨城県のスクラップ屋に埋もれていましたが、昨年個人が買い取りレストアの上、栃木県で公開されています。

なお100式牽引車の保存場所は陸上自衛隊の施設内で、通常は一般人は立ち入れません。
今回は正式な手続きの上見学させていただきました。

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2012年7月 4日 (水)

夜行バスで富山へ その2

間があいてしまいましたが先月の富山行きの続きです。
1206028597 城端線で高岡へ、乗り換えて富山へ。
富山に着いたらこんな色になった413系がいました。

新幹線乗り入れ工事でやたら歩かされる富山駅を出て市内線電停へ。




1206028620 やってきた循環線のセントラムに乗り込み丸の内で下車、次の大学前行きで新富山へ。
新富山電停は新富山大橋に線路移設、複線化で100mほど西の交差点脇に移動していました。
かつての射水線新富山駅前から離れてしまったわけで、もはや新富山と名乗る必要はないのですが、名称変更にもお金がかかるのでそのままとなっているのでしょうか。
ちょうど旧色の7018が南富山駅前行きでやってきました。
1206028626 センターポールの新富山大橋を渡る7018を新富山電停から望遠で。
晴れていれば後ろに立山連峰が屏風のように見えるポイントです。
















1206028640 旧富山大橋、レールは残っていますが架線はすでに取り払われています。
最も新しい路面電車廃線跡?
橋の前後区間は架線が残っているところもありました。






1206028672 橋上は複線ですが、東側の安野屋~諏訪河原は新線に軌道移設の過度期で50mほど単線運転になっていました。
安野屋電停から撮影、左手奥が諏訪河原電停、右側の黄色い筒状の警告が置かれているのが旧線。






1206028860 ぶらぶらと撮影しながら歩き富山駅前へ、超低床車が並びました。

続きます。

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2012年7月 2日 (月)

久良岐公園市電1156公開

1206171219 市電修復の中心を担った神奈川新聞社記者さんのブログで7月の公開日程が発表されました。
7月16日(月)夕方16:30~19:30
今回は夜景を楽しむ納涼ライトアップです。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
http://railroad.kanaloco.jp/

画像は6月17日公開時のもの。



1206171252 このときは帰りがけに六角橋の1505も見てきましたが、こちらはご覧のような状態・・・

警察関係の施設内で通常は立ち入り禁止の場所なので、この日はたまたま職員さんがいらっしゃって案内していただけましたが、見学は職員が立ち会える平日に、とのことです。

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