糸魚川から直江津経由聖高原へ
間に先月の東北行きが入りましたが、糸魚川でブラックやきそばを食べたときの続きです。
当初は大糸線で戻るつもりだったのですが、時刻表を見ていたら直江津回りでも時間は変わらないで、乗換時間も余裕があるのでそちらのルートをとることに。
直江津では乗車する長野行きと長岡からの115系が並びました。
この風景も新幹線開業までですね。
直江津は以前は2つの駅弁業者が入っていて、それぞれ特徴あるお弁当をホーム上の移動台車で販売していたのですが、かたっぽのニューイカヤは駅弁から撤退してしまいました。
駅弁販売はどうなっているのか、少々心配だったのですが残ったホテルハイマートは以前と同じように改札前とホームで何種類もお弁当を並べていました。
掛け紙の渋さにもつられて海の幸弁を購入1000円也。
その名のとおりイカのてんぷら、ホタテとエビの煮物、ニシンの甘露煮がずらずらっとご飯に乗っています。
これだけのおかずがあるとご飯が足りない感じ、とくにニシン甘露煮はこれだけでいくらでもご飯がいただけそうです。
掛け紙は郷土の偉人で謙信公に日本のワインの父川上善兵衛、1円切手でおなじみの郵便の父前島密です。
長野行き各駅停車はスイッチバックの二本木駅で下り列車と交換、先に下りが出発してゆきます、女性車掌さんがしっかりとホーム監視をしています。
ホーム端にはホーロー看板も健在でした。
引き上げ線に向かっている下り列車、後退していますがヘッドライトは点灯したまま、運転士さんが窓から後方確認をしています。
望遠で引くと先に見える本線の勾配の様子も良く分かります。
発車を待つ上り列車、駅名票もスイッチバックを表現しています。
牟礼駅では停まった目の前に跨線橋の柱が、先日倉吉駅で保存されているのを見たのと同じような鋳鉄製の柱を持っています。
画像を拡大したらなんとか明治33年新橋工場の文字も読み取れました。
長野では雨が激しく、乗り換えた小淵沢行きでこのまま乗り続けて帰ってしまおうかとも思いましたが、姨捨のスイッチバックを越えるころには小止みになり、聖高原に着いたときには止んでいました。
予定通りに村営バスで聖湖へ、この路線週2日(水・土)しか運行しない路線で、乗客は最初から最後まで私一人でした。
終点の聖湖では待っていたお客さんがいてちょっとほっとしました。
湖畔の登り道を少々歩いて聖博物館へ、ここは村営の博物館ですが、なぜか自衛隊払い下げの航空機がいくつも展示されています。
その中にD51769も、長工式集煙装置を装備した状態で展示されています。
斜面に点在する航空機にまじってD51がいるというシュールな風景、D51の前には大きなプロペラも見えます。
明治期の小学校を移設した建物は航空資料館になっており、その瀟洒な洋館からは想像もつかないF-104のエンジンなんてものが展示されていますが、あいにくと改装工事中で閉館でした。
併設されている郷土資料館はごく普通の内容でした。聖高原に改称される前の麻績駅駅名看板とタブレットキャリアが展示されていました。
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