日本一短い鉄道トンネル その2
駅舎内に掲示されている観光案内図。
左端に樽沢トンネルが描かれています。
駅から国道を歩けば1kmちょっと、次の電車は1時間後なので対岸の遊歩道を歩くことにしました。
案内図には「温泉から約3km往復2時間」と表記されていますが、駅からならば片道1時間でも余裕だろうと。
駅員さんに遊歩道の様子を聞くと雨で崩れたところなどはないので大丈夫とのこと。
木造の川原湯温泉駅舎、どこにでもあるような駅舎ですが、近年このような木造駅舎はどんどん姿を消しています。
国道を東にたどるとすぐに吾妻川を渡る八つ場大橋と吾妻線の第二吾妻川橋梁に出ます。
吾妻線は戦争末期の建設で、鉄材節約のために多く見られたコンクリートアーチがここでも見られます。
八つ場大橋を過ぎたところで右に降りる階段で遊歩道へ。
白糸の滝を間近に望むその名も滝見橋を渡り対岸へ。
ここで案内看板があり、この遊歩道は昔の街道なのでかなりの登り降りがあり、ハイヒールなどは不可、といったことが書かれています。
最初は整備された階段の道でしたが、すぐに山道に、遊歩道というよりはハイキングコースです。
危険な場所には柵や手すりはあるものの、足を滑らせたら谷底まで一直線、という箇所もありました。
その分大いに自然を満喫できます。
小さな沢を渡ったり・・・
滝の下を渡ったり、と清涼感もたっぷり、ですが雨の後はやめておいたほうがよさそうです。
途中の見晴台(小蓬莱)に続く急坂を登ると眼下にはダム建設予定地と国道、吾妻線が一望の下、少々木が邪魔ですが。
計画ではダムはこの方向に見上げるように立ちはだかることになります。
遊歩道の終点、鹿飛橋を渡り国道へ、ちょっと進むと樽沢トンネルのいたって控えめな案内看板がありました。
国道脇で待機、先ほど乗ってきた115系6連が折り返してきました。
こうやって撮ってみるとトンネルだかなんだか分かりませんね。
なお樽沢トンネルはダムの下流になりダムが完成しても水没はしませんが、新線は岩島からすぐ分岐するので、この区間は廃線となります。
次の下りはちょっとアングルを変えて。
長野原方は木や電線が邪魔でこの時期はトンネルがほとんど見えませんでした。
ダム堰堤ができる場所にはこんな看板が、水没予定地域は長野原草津口駅付近までとなる広大なものです。
なにやら神話に登場するようなキャラクターも描かれていますが、名前は記載されていません。
Webで検索しても出てきませんでした。
このあたりにヤマトタケル伝説でもあるのかな?
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