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2012年8月20日 (月)

高林陽一「最後の蒸気機関車」

先月15日、映画監督の高林陽一氏がお亡くなりになりました。
12081339 新聞のお悔やみ記事では「本陣殺人事件」「金閣寺」を代表作としてあげていますが、私たちの世代にはなんといっても「すばらしい蒸気機関車」です。
長い間ソフト化されませんでしたが、近年DVDも出ていますし、数年前にはリバイバル上映もありました。

掲示板でもちょっと前に触れたのですが、Blogなどでも話題になっていないようですし、先日鉄のお仲間の方とこの話題を出したときも、お一人は高林監督のお名前も知らなかったという・・・

画像は「すばらしい蒸気機関車」のプログラムですが、この最後の記事に「次は北海道でC62にとりくむ」とあります。
当時の鉄道雑誌にも次作「最後の蒸気機関車 撮影快調」のような広告が出ていた記憶があります。

ところが続編にあたる「最後の蒸気機関車」の上映開始という話は聞かないまま年月が過ぎました。

Web上には「最後の蒸気機関車」1975年1月公開、と記載されている記事もありますが、それだったら当時の鉄道雑誌でも触れられていたはず、そのような記事は見た記憶はありません。 
このまま幻の作品になってしまうのでしょうか。

なおWebの記事に連動して商品紹介で同名DVDが表示されるところもありますが、この作品はモノクロで以前ビデオテープ、LDでも出ていた大石和太郎氏の作品です。
また高林監督の蒸機作品の最後のものは、これもビデオテープで販売された上越線D51498が旧形客車を牽引するもの(天賞堂のチャーター列車)です。
冒頭のマキから点火するシーンが印象的な作品でした。

ということで、高林監督の「最後の蒸気機関車」についてなにかご存知の方、コメントいただけるとうれしいです。

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コメント

梅小路開館1年前に全国から動態保存予定機など集めたり、横浜でバッファー付きの96走らせた映画は見たことありますか?
高林さんのは16mmの「蒸気機関車のある風景?」を見たことあります。
あの停車位置すぐそばからスタートを撮る手法。当時はへたくそなんて言われてましたが、静止状態から動き出す瞬間をとらえていて、なかなか良かったと思います。

ついでですみませんが、スカイツリーからの俯瞰写真、アップしてます。

投稿: 田駄雄作 | 2012年8月26日 (日) 22時09分

田駄さん
その映画は鉄道100年記念で国鉄が製作したやつですね、第2部の天北峠とともにJICCでビデオ化されましたし、交通博物館でも上映したのを見たことあります。
スカイツリー俯瞰拝見しました、西を見れは一直線に伸びる中央線も望めるのでしょうが、空気の澄んだ時期でないと難しいでしょうね。そのころは今度は太陽が低くなるのでビルの影に悩まされそうです。

投稿: TADA | 2012年8月30日 (木) 19時34分

検索していて、たまたまヒットしたのでごめんなさい。
すでにご存知かもしれませんが、高林陽一監督の「蘇る蒸気機関車」というのがレーザーディスクとDVD「鉄道映画名作集4」の中の一編として発売されていますね。

投稿: 馬車別当 | 2018年10月21日 (日) 22時20分

馬車別当さん
コメントありがとうございます。
「蘇る蒸気機関車」は上越線のD51498+旧型客車の運転を記録した作品と記憶していますがいかがでしょうか?たしか炊戸口から種火を入れるシーンから始まったような・・・

投稿: TADA | 2018年10月21日 (日) 23時43分

LDの再生環境がないので解説によると
 「一本の燐寸から物語は始まった」
 「ロッドの躍動の迫力が眼前に広がる」
 「旧友スエ78・オハニ36等との再会」
とあるのでご記憶通りだと思われます。

投稿: 馬車別当 | 2018年10月22日 (月) 16時05分

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