カフェ蒸気屋 冷製パスタ
かの宮脇先生は「食いしん坊でも齢をとると食欲は減退するが、食い意地だけは旺盛だから量より質を目指すようになる。」と書かれています。
私も若いころは王将のギョウザ100コとか、わんこそば100杯越なんてことをしていましたが、食べ放題の文字を見ても最近は心が動かなくなりました。
とはいうものの宮脇先生のように伊勢海老や松葉蟹と聞いてもそわそわすることもなく、旅行中の食事もいたって簡素で、一回の食事に2000円以上使うことはほんとにまれです。
旅行の目的に○○の××を食べよう、ということもほとんどなく、3食駅弁とか、コンビニおにぎりだけとか、そんなことはしょっちゅうで、嫁さんが同行したがらないのはこのあたりも原因かと。
とはいってもJR・民鉄の営業路線は乗りつぶし、旅行の目的がひとつ減った今は美味しいものをいただくことを目的に加えるのも良いのではないかと。
先月の秋田内陸縦貫鉄道阿仁合駅で途中下車し「こぐま亭」に立ち寄ったのもそんな考えからでした。
そんなわけで夏の18きっぷ2回目は2年ぶりに加悦へ、目的は前回訪問時に整備中だったDB202の撮影とカフェ蒸気屋のパスタをいただくこと。
2010年も8月の訪問で、暑い中食欲もなく、カレーだったら食べられるだろうと注文した海の幸カレーは、一口食べたらとたんに食欲が湧いてきた大当たりの逸品でした。
看板にはパスタのお店とあるので、次はぜひそちらをと思いつつ大江山の向こうは遠く2年が経ってしまいました。
今回も2年前と同じく暑い午後、出てきた冷製パスタは期待とおりのお味、今回はここで昼食のつもりで朝方にコンビニおにぎりを食べただけだったので、実は物足りないくらいでした。
かといってもう一皿注文するのもなぁ・・・こういうとき連れがいれば別のメニューを頼んでシェアするのもできるのに、とも思ったものです。
でもまぁそれは次のお楽しみにということで。
鉄道関連施設の供食施設としては東の横綱「こぐま亭」西の横綱「カフェ蒸気屋」と思っております。
東の小結あたりに十和田観光電鉄三沢駅内の蕎麦屋さんかな、技能賞常連の三役というイメージで。
夏休み中とはいえ平日の炎天下、この時間のSL広場のお客は私一人でした。
園内にはトーマスの電動遊具が「バッテリーが切れました、係員を呼んで下さい」という音声を流しっぱなしにしていたのがなんとも切ない感じでした。
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