大人の休日倶楽部パスでもう一度北海道へその4
クロフォード公園にはかつての三笠駅跨線橋、ホームが残されており、DD51が貨車を引き連れて展示されています。
エンジンの唸りも聞こえてきそうな情景です。
駐車場にはイベントの準備でしょうか、消防車が来ていました。
男の子が何人かじーと見ていました、みんな大好きですよね消防車。
公園から道路を挟んだところになにやら怪しげな車両が。
函館の馬車鉄道客車のレプリカでした、車輪はゴムタイヤですが、ハンドブレーキなど鉄道車輌風味です。
この場所はトロッコ鉄道受付が旧三笠駅舎に移転する前に使われていた事務所とのこと。
馬鉄車内には函館市交通局の名前の入った案内看板も放置されていました。
さらに幌内方面に歩くと小さなターンテーブルを囲んでオープンな車両たちが集まっています。
三笠トロッコ鉄道の乗り場です。
幌内への路線は蒸機健在のころ9600の運炭列車を撮影しましたが、そのときはすでに旅客営業は廃止されていて、このトロッコ鉄道の走る路線は未乗区間です。
早く乗りたいと思うものの、始発列車を待っていると次のスケジュールに間に合わないので帰りに乗ることにしてバス乗り場に向いました。 クロフォード公園脇を流れる幾春別川の看板には三笠の主役S-304の写真が掲載されています。
一方三笠鉄道記念館の案内看板は・・・
D52でしょうか、シリンダーもエンドビームもどういう構造になっているのやら。
三笠に来た目的は全国でもここだけの本物の蒸気機関車の運転体験。
この日は初めてという人が私を入れて3名、午前中は館内2階のリニアモーターカー?風の」小部屋で講習とビデオ鑑賞。
午後からいよいよS-304に乗り込んでまずはベテラン機関士さんの模範運転を見学、その後実際にレギュレター、ブレーキハンドルを握って運転となります。
講習を受けた部屋にはD51603のプレートが展示されていました。
蒸気機関車本線運転最終日に241号たちとともに走った機関車、本来ならば上野科学博物館に保存されるはずが、保管中に追分機関庫の火事で消失、長い間消息不明になっていましたが大阪の共永興業が大事に保管しており、今は煙室部分と足回りが嵯峨駅前の19世紀ホールに展示されています。
昼食はキシ80の食堂車へ。
内装はだいぶ変わっているものの現役で営業しているのはここと大阪鉄道科学博物館のナシ20くらいではないでしょうか。
一声かけて厨房も撮らせていただきました。
調理器具なども入替えてあるようです。
S-304のキャブは小型機の割りに案外広く、大人5人が乗れましたが、石炭がコールバンカに収まりきれず助士席あたりも石炭の山でした。
運転してみると機関車に貨車2両という編成もあるのか、思ったよりもブレーキが効きます。
レギュレターを引くとポッポッポと動き出すのには言葉もありません。
汽笛吹鳴、ドレーン排出、前方、後部確認とやることが多く、後から指導機関士さんにドレーン弁閉めるの忘れたね、と注意されました。
また運転したいけれどさすがに三笠は遠いからなぁ・・・
続きます。
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