黄色の僧衣と赤いポリバケツ
東銀座のキヤノンギャラリーで27日まで開催されている米屋こうじさんの写真展「I Love Train ~アジアレイルライフ~」を見てきました。
ポスターやwebに使われている屋根まで人がぎっしりのバングラディシュ、生活感あふれる街並みをゆくインドダージリンの蒸気機関車、線路を歩く学校帰りの子供たちの中国芭石鉄道など、4人の列車を待つオジサンのそれぞれの様子がなんとも可笑しい台湾の駅など、アジア各国の鉄道をめぐる情景が、好奇心と温かさと持ったカメラアイで活写されています。
米屋さんのいままでの作品展はモノクロ主流だったのですが、今回はすべてカラーの作品です。
作品に登場する人々の着ているものは、日本とはあまり変わらないように見えますが、それでも色というものは文化によって異なることも見せてくれます。
タイのお坊さんの僧衣、黄色は日本では警戒色の意味合いがありますが、タイでは仏に仕える神聖な色。
またポリバケツは青いものと思っていますが、バングラデッシュのニイチャンが持っているのは赤いポリバケツ、これには何か意味があるのでしょうか。
そんな文化の違いも見せてくれる写真展でした。
| 固定リンク
コメント