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2013年8月16日 (金)

荷宮和子 食べテツの女

こういうの好きでしょと、嫁さんが図書館で借りてきた本。
13082455 前半は朝日新聞土曜版に掲載された2Pの記事、後半は書き下ろし。
立ち食いソバ、駅弁、エキナカコンビニなど鉄道周辺の食について書かれたものですが、食堂車は登場しません。
新聞掲載とあってか前半はお行儀がよく、ここは言うほどウマイか?この店はそこまで褒めるとこか?という箇所がありましたが、後半書き下ろし部分は自由に表現されているようで、大鉄道会社直営系についての苦言めいたものも出てきます。
著者は食いテツは一期一会と繰り返し書いていますが、たしかにこの本で紹介されたお店や商品はもはや味わえないものがかなりあります。
エキナカ店は系列化が進んで、特色ある店が減っていることを著者は嘆いています。
「テツ」の人から拒否されるのではないかということも気にされていたとのことですが、テツ的には楽しく読ませていただきました、一箇所を除いては。
著者は旦那様ともども関西の方で、自分の台詞や気持ちなどは関西弁で表現しています。
で、都電が走る浅草雷門のイラストを一球さん、と書かれているんですね。
これだけならマニアでない方ならしょうがないか、と思うところですが、それに続く文章で飛鳥山の保存車を見たとき旦那さんから
「これって前にライトが一つしかないから一球さんって呼ばれているんやで」と教えてもらい、テツでもないのに何でそんなこと知っているのと聞いたら
「男の子は誰でもそういうもんを知っているんや」
ですと。
あの、おじさん、関西弁で都電のこと中途半端な知識で語るのは止めてよね。
公式が大人の事情でそういうことにしているので仕方ないけれど、車掌さんが乗っていた都電に親しんでいた元男の子は一球さんなんて呼ばないぜ。

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