今年もためたマイルで九州へ その5
くま川鉄道一番列車が人吉に着くのは7:16、その2分後に肥薩線吉松行きが出ます。
くま鉄から吉松へ行く人は通常はほとんど無いだろうからちゃんと連絡をとるだろうか、ホームは別なので通学生でいっぱいのところを乗り換えるのは難しそうだ、そう考えて2連の後ろに乗ったのですが連絡通路よりの前の車両に移動しました。
車内はところどころ空席がある状態でしたが、そこにはみな荷物が置かれていて・・・宣言無効じゃないか。
結局前部ドア脇に立っていたのですが、途中のあさぎり駅でスタフ交換を写すにはここでいいかと考えていたのですが、あさぎり駅では乗車客が多くて撮影できず。
しかも乗ってくるのは女子生徒ばかり、駅到着時にホームを見ていると、男子生徒は2両目に乗っているようです、つまりどこにも掲示などありませんが1両目は実質女性専用車となっていたのでした。
その昔鉄道ジャーナルの羽後交通のルポで、3両編成が、男子高校生、女子高校生、通勤客で分かれている、という記述があったことを思い出しました。40年以上も経てからそのような状況に遭遇するとは・・・
女子生徒の皆さんはほとんど人吉のひとつ手前相良藩願成寺駅で下車、人吉の乗換は余裕で間に合いました。
肥薩線人吉~吉松間は一日5往復、日中の2往復は観光列車「いさぶろう」「しんぺい」として運転していますが、朝一番はキハ31単行でした。
乗客はカメラを持ったおじさんのみ。
大畑に到着、スイッチバックで折り返すのでしばらく停車するので、その間に駅のはずれへ。
約3分後、ループ線を回った列車が引き上げ線の上を通過、信号機の上のところの列車が分かりますでしょうか?
「いさぶろう」「しんぺい」はこの場所で徐行しています。
大畑駅訪問の目的のひとつ、車窓からも見える8620の保存動輪、慰霊碑横に展示されていますが、何の説明もありません。
中に入ってみました。
肥薩線沿線の駅舎、鉄橋などストラクチャーは歴史的遺産の観光資源とし近年保存、活用されていますが、これもそのひとつでしょうか、案内看板が欲しいところです。
次の列車が来るまで2時間以上、暇をつぶすのに駅の回りをふらふらと。
とりあえず構内外れまで行ってみました。
大畑は山の中、静かなところと思っていましたがけっこう車の音がします。
駅前には赤い鳥居があって、宮地嶽神社の参道が伸びています。
これは近年整備されたようで、右下に旧参道の鳥居が見えています。
その横に赤い車が停まっていますが、付近に人はなし、一番列車で人吉に出かけた方が乗ってきたのでしょうか。
駅舎内にはかつてのD51の雄姿はじめ写真がたくさん展示されています。熊本といえばあのキャラもいました。
「いさぶろう」「しんぺい」の到着に合わせて地元の片がお土産などの販売を行いますが、その準備で大畑駅を愛する友の会の会長さんがいらしたので、エハガキを購入、ついでに表の赤い車は通勤している人のですか?とお伺いしたら、列車で通勤、通院する人はいないよ、あれは山菜取りの人だよ、とのことでした。
待合室にはなぜか名刺がびっちりと貼られていました。暇にまかせてつらつら見ていたら知った名前がありました。
続きます。
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