今年もためたマイルで九州へ その4
この日の宿はくまがわ鉄道多良木駅のブルートレインたらぎ。
室内灯、尾灯、愛称板に灯がともって良い雰囲気です。
このとき多良木町は鶏インフルエンザ発生で大変なとき、施設入口には消毒マットが設置されていました。
部屋はソロそのままの個室、基本的に現役時代のままですが、照明器具は後付けされた画面右上の室内灯のみで、ベッドサイドの枕灯は残っているものの点灯しないのがちょいと不便でした。
この日の宿泊者は私入れて3人、お二人はお酒飲んで帰宅できなかった地元の方のようでした。
以前は朝食の提供も行っていましたが、今年の3月から中止になったとか。
風呂は道路をへだてた町営温泉施設を利用します。
風呂はけっこう込んでいたのですが、どうやら鶏インフル対応で動員された方々が骨休めに来ているようで、「明日から県から○人くる」「○○で道路上に消毒所を設置」などという会話が聞こえてきました。
客車は3両で開放寝台、個室寝台各一両、真ん中の車輛は受付、ロビーカーで寝台区画では食事はできないので、ここでコンビニで買ってきたお弁当をいただきました。
翌朝は上り一番列車に乗車、多良木駅待合室には沿線6校の生徒会連名の日本一の乗車マナー宣言書が掲示されていました。
わざわざ宣言しなくとも・・・と思える項目もありますが、最後の高校生の誇りを持って乗車します、という表現は何か新鮮なものを感じました。
車内ではマナーを守ってではなく、誇りを持って、という表現が前向きですね。
とはいうものの通学生の乗車マナーは自発的な活動だけでは定着は難しいようで、前日夕方人吉に到着した列車からは大勢の通学生と一緒に乗車指導中の先生、お巡りさんが降りてきました。
どこへ行くにも親のクルマでという世代は公共交通を日常的に使う機会は高校通学がはじめてというケースもかなりあるのでしょう。
6:40人吉行き一番列車が到着、田園シンフォニー用の2連、人吉着は7:16と通学用にはいささか早いようですが、学生さんがホームに集まっていました。
続きます。
| 固定リンク
コメント