東京消防庁消防学校公開
同校の100周年を記念して一般公開が8月29日に行われました。ここはめったに公開されることがない施設で少なくとも私が知る限り初めてです。
時間、場所とも午前中で仕事を終えて立ち寄れるので、カメラと交換レンズだけ持って出ました。出掛けにバッテリー残量はチェックしたのですが、現地ついてスイッチ入れたらなくなりかけている・・・
いつもの撮影用バッグには予備バッテリー入れているのですが、この日は仕事用バッグ、なので撮影枚数少ないです。面白い展示やシーンもたくさんあったのですが・・・
小田急線の最寄り駅は代々木上原なのですが、なにを勘違いしたのか代々木八幡で降りてしうというミスもやってしまい現地に着いたのは12:25ころ、12:30から施設見学会があるのでその受付会場へ急ぎました。
午前中の会は定員オーバーでこの会に回ってきた方もいたとか、定員30名のところ人気があるので午後の会は人数増やしたようで時間ぎりぎりでしたがもぐりこめました。
見学は2班に別れ、まず消火器等の操作訓練室へ。ここでは見学者全員が消火器の操作実習を行いました。
他にスプリンクラー、非常通報ボタン、消火栓の作動実演、スプリンクラーが作動するのを実見するのは初めて、床の円形部分にシャワーが広がりました。
非常通報ボタンはちょっと押してみたかったです。
次は火災現場を再現する訓練塔へ。
部屋の奥のコンロから出火したという想定だそうですが、5m以上は離れているはずがその熱気はすさまじく、画像で見ると遠くのようですが、すぐそばに炎が迫っているのが実感でした。
完全装備とはいえ火に向って行く消防士さんの仕事はいかに大変なことか・・・
右側に温度計があり、上が天井、下が床でこの画面でも上は300度を越えていますが、下は38度、火事で逃げるときは低い姿勢で、ということが良く分かります。
次は訓練塔地下2階へ。ここには訓練用に都営地下鉄浅草線の5069が設置されています。5000系唯一の現存車ですが、車体は中央部でカットされ10mほど、窓2コ分だけの2両目が後ろにいます。室内はシートモケットが無いほかは運転台機器、吊り手やステッカーなども現役時のままでした。
こいつが目当て見学会に参加したのですが、案内の職員さん曰く、鉄道ファンから時折見学希望の打診があるが、すべてお断りしているとのこと。
車両はいろいろなシチュエーションでの訓練に使われるそうですが、画面上に見える黒いところ、地上にあるマンホールから地下2階までロープだけで下降する訓練もあるそうです。
この後もいろいろ興味深いお話や施設があったのですが、電池切れで撮影できませんでした。
ハシゴ車の搭乗体験なんていうこともやっていて、私は頼まれても乗りたくないですが、ビルの5階くらいまで伸びたハシゴはまさに壮観、写真撮ろうとしたのですが35mm換算28mmでも収まりませんでした。
食堂も営業していました。消防署での賄い飯「消防うどん」もメニューにあったのでぜひいただきたかったのですが、残念ながら売り切れ。
ヤキソバをいただきましたが、屋台のものの倍以上の盛りで200円!
近代国家であれば政治体制、宗教の違いはあっても、尊敬される職業の上位に消防士さんははいるのではないでしょうか。
その厳しい訓練の様子を垣間見ることができた今回の公開でした。
他府県の消防学校は年一回くらいで公開をしているので、今後は東京も時々は公開していただきたいと思いました。
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