JR最南端の駅へ その6
やっと最終回です。
翌日は朝方は鹿児島市電を撮影、4月30日で移転する高麗町の車庫にはこんな垂れ幕が。
荒田八幡の電停から1kmほどのジャングルパーク跡に保存されていたD51714が3月末から解体されている、というので行って見ると・・・
すでに機関車は跡形もなく、乗っていたレールだけが残っていました。
次ぎは市電に乗ってたばこ産業前で下車、鹿児島車両センターのC5185を訪問。全国でも4両しか保存されていないC51の一両です。
ご覧のように機関車の構造を示すため各部をカットしてあります。
この機関車が保存されたのは1958年、桜島の降灰もある地でよくぞ今まで残っているものと思いました。
午後は串木野へ、駅前には68660の煙室扉と動輪が展示されています。
目的地は串木野金山を公開したゴールドパーク串木野が閉鎖後、地元酒造会社が再開した「金山蔵」、バスもあるのですが、金山蔵の見学トロッコの時間に合わないのでタクシーでと考えていたのですが、駅前に一台もいない・・・
電話番号が書かれた案内看板もなく、駅にあった観光パンフを見て電話をしたところ、携帯からでは繋がらないという応答メッセージ。
こんどは公衆電話を探してやっと一台呼んだもののなかなか来なくて、15分ほど待ってやっと到着。
運転手さんについ文句を言ったら。この時間はちょうどフェリーが着くので、みんな港に行ってしまっていたとのことでした。
金山蔵に着いたものの、トロッコの発車時間は過ぎてしまって次ぎは一時間後、先に食事するかとあきらめかけていたら、受付の方が「まだ間に合います」と乗せてくれました。
トロッコの走る坑道は約700mとかなり乗りでがあります。
坑内展示も金山関係はだいぶ整理されたと聞いていましたが、バテロコなども残っており、想像していた以上に楽しいコースでした。
ここのトロッコは機関車が中央で人車が2両づつ前後に連結されているので、機関車先頭の様子は見られません。
時間が押していたのでゆっくり観察できなかったのですが、機関車は外観はヨレヨレですが、運転台機器などは最新のもののようです。
注目すべきは機関車次位に連結されているこの貨車。
金山蔵の名のとおり、温度変化の少ない坑道を利用して醸造施設、長期熟成貯蔵庫が設けられています。
そこへの原料と製品の輸送はこの貨車ですべて行っているとのこと。
つまり現役の産業軌道なのでした。
串木野から川内で乗り換えて阿久根へ。
駅前に保存されている25系寝台車を訪問。
ここは列車ホテルとして利用されており、当初の予定では泊まるつもりだったのですが、昨年10月に営業を止めていました。
帰りの肥薩おれんじ鉄道の駅で見かけた駅名票。
これ鶴見線だったら大変な話題になっているでしょうね。
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