2015初夏の大人の休日倶楽部パス5日目
もう夏の18きっぷシーズンも折り返し点を過ぎたというのに、まだ先月のレポの続きです。
この日のメインは東川町郷土館の旭川電鉄101の訪問、郷土館の開館日が5、6月は日曜のみ、7、8月は月曜休館、9月から11月3日までは日曜のみ、と例年来たいと思っても日程が合わすにいました。
今年は大休パス期間が7月に食い込んでいるので、東川訪問を中心にプランを考えました。
周辺では赤平のD51、三井芦別のDLなども考えましたが、結局美瑛の9600、滝川のD51に前々回紹介した江別の北電DLを訪問ことにしました。
滝川にも郷土資料館があり、鉄道関係の展示もあるというので、ここも押さえるかと思ったのですが、時刻表見ていて旭川から美瑛までノロッコ号に乗れることに気が付き、江別~美瑛~東川~滝川と回りました。
ノロッコ号の指定券をあたってみたのですが、満席のまま。
自由席もいっぱいでしたが、先頭車オクハテのかぶりつきに場所を確保。
走り始めるとノロッコの名に反してけっこう飛ばします。
速度計を見ると60km/hでています。
家族連れからも「ノロッコ号速いね~」との声が。
美瑛の碁盤の目の通りを5分ほど歩いて49600を訪問。
上屋の下できれいに維持されていました。
実はこの先にスヤ52がいたのですが、事前チェックに漏れていて行きそびれてしまいました。
旭川に戻って、東川行きのバスまで時間があるのでJR北海道旭川支社ビル前のC57130動輪を訪問。
以前旭川機関区に展示されていたもののようです。
そのときはロッドもあったのですが、いまでもどこかに保管されているのでしょうか。
それにしても旭川区の蒸機末期に九州から転入した130号機ではなく、宗谷本線のヌシだったC55の動輪だったらよかったのに、とつい思ってしまいました。
東川町郷土館の101号は建物の中によくぞ電車を入れたものだと思うくらいきちきちに展示されています。
先客がひとり、かなりのお歳のお爺さんでしたが、ぽつりとこんなお話を。
「私は戦争に行くとき、この電車に乗っていったのですよ。戦争が終わってまた電車に乗って帰ってきた。でも一緒に出征して帰ってこない人も多かった。
今日は護国神社にお参りにきたが、いつも帰りがけにこの電車にも寄って行くのですよ・・・」
この電車が郷土館にある意義はこういうことではないでしょうか。
郷土館から道道を5分ほど行ったところにキハ22140が放置されています。
公道から撮影。
旭川から滝川へ、ここで降りるのは1978年以来。
駅前も街中も寂れてしまって、市役所のきれいな建物が妙に浮いていました。
ここも碁盤の目の道を20分ほど歩いてD51297を訪問。
公園では地元の高校生たちが、学園祭の準備で出し物の練習を元気にやっていました。
駅から公園までの道筋で気分が暗くなっていたのも、これで吹き飛びました。
機関車の状態も良く、手前には色つきブロックで機関車のナンバーが表示されています。これは郷土館も見ておくべきだったかなと思いましたが、すでに閉館時間を過ぎていました。
これで予定を終了、新千歳から成田便で帰ったのですが、そのときのあわてぶりはすでにBlogネタにしました。LCCの夜便は時間的に余裕がないときは使わないほうがよさそうです。
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