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2015年12月24日 (木)

現役時代そのままのD51

保存されている蒸気機関車はたくさんありますが、廃車時そのままという状態のものはどれだけいるでしょうか。
ほとんどの車両が保存にあたって一部部品を外されたり、可動部分を溶接されたりしています。
梅小路はみな最後に工場で手入れされて、いわば展示状態で運び込まれていますし、鉄道博物館のC57135は、おそらく大宮工場でアスベストの除去などを行っています。
追分のD51320はそのままかもしれません、320号機に匹敵する当時のままのD51を昨日見て来ました。
中京地区の保存車両のお守りをボランティアでされているKさんからお誘いをいただき、愛知県の知人お二人を誘って見学にゆきました。
1512235504 個人所有のD51、保存車両に関心のある者には有名な存在ですが、それを実際見た人は少ないはずです。
外からではこの中にD51がいるとは思えない専用の保管庫に収められて、ひっそりと時をすごしてきました。
数年前からKさんたちがオーナーさんから依頼をうけて清掃、整備を行っているとのことですが、ほこりを払い油拭きした車体はまさに現役機の雰囲気。
長工式集煙装置を付けていますがこれもちゃんと作動するそうで、取り外された保存車が多いなかこの集煙器そのものも貴重な存在です。
プレートはさよなら運転時の青地が実物で、現在付けているのはレプリカです。
運転台の防寒幕など保存時には撤去されてしまいがちな装備も残っており、ちょっと手をいれれば火を入れるのは無理にしても空気式ならば走行も出切るのではと思われる状態の良さでした。

1512235528 設置当時は個人でD51を買ったということで、週刊誌にも取り上げられました。
オーナーさんがお持ちになった週刊文春、最初は露天で田んぼの中にポツンと置かれていたとか。

蒸気機関車の運行を目論んでいる某市長も目を付けて見学に訪れたというこの機関車、これだけ状態が良いものをこのままにしておくのは残念な気がします。
どこか自治体でも企業でも引き取って短い距離でも走らせようというところはないものでしょうか。

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