インバウンドなめてた
18きっぷでどこ行こうか考えて、近場ですが下吉田に引退した元パノラマエクスプレスアルプスのフジサン特急が保存されたのでこれを見にゆくことにしました。
天気は雨の予報だったので沿線の撮影はあきらめて、元JR東海371系の富士山ビュー特急に乗ることにしたのですが、学生の春休みとはいえ平日なので余裕だろうと事前に指定席の予約はしませんでした。
大月の窓口で指定席を買おうとしたら売り切れとのお返事、自由席車を見ると発車10分前で2割ほどの埋まり具合でした。
ところが特急が着いたら続々と乗り換え客がやってきます。それも大きなスーツケースを持った外人さんばかり。
乗り換え窓口、改札は発券に手間取り発車は少々遅れ、座席は全部埋まって通路は立っている人でいっぱい、英語、スペイン語?、中国語、韓国語が飛び交っていました。
楽しみにしていた車内販売も混雑のために中止でした。
終点河口湖では元小田急RSEの2代目フジサン特急と並びました。
河口湖駅内の軽食コーナーで昼食にしましたが、ここも外人観光客ばかりで、日本語会話は聞こえてきませんでした。
河口湖から下吉田に戻る途中、富士山駅(どうもこの名前はピンときません、旧富士吉田ですね)の検車区の仮台車を車窓から撮影。
右の車輪に注目、古典的な松葉スポークです。
下吉田に保存されたクロ2001、車内は公開されていません。
この車両の設置で、以前から保存されていた貨車3両の手前にフェンスができて近づくことができなくなっていました。
駅舎を挟んで反対側はブルートレインテラス、定休日は月曜で、開館日のはずが雨のためかお休み。
部品取り用で長く富士吉田に留置されていたクモハ169-27の運転台が湘南色に戻されて展示に加わりました。
駅に掲示されていたポスター。
なんとこの春から通学定期を値下げするそうです。
ローカル鉄道にとって最大の顧客の通学生も昨今は減る一方、その対策として思い切った手を打ってきたものです。
利用者がどれだけ増えるか経過を見守りたいです。
下吉田の構内踏み切りは未だに健在な電鈴式、チンチンチンとアナログな音色を楽しめます。
帰りは各駅停車でしたが、外人観光客もそこそこ乗っていました。
大月駅到着前の車掌さんの乗り換え案内はなんと肉声で英語でもアナウンスされました。
普通列車でこの対応、富士急の本気を感じました。
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