出雲坂根
木次線を全線乗り通したのは一度だけ、そのときは備後落合から乗ったので、出雲坂根の3段スイッチバックは降りでした。宍道側から登るのは初めてです。
先頭に張り付いて線路を眺めていると左側にスイッチバック線が現れました。
スイッチバック駅ならではダイヤモンドクロス、出雲坂根は現在も交換可能ですが、通常列車交換はありません。
今来た線路が分かれてゆきます。右奥に30‰の勾配票が見えます。
木立の間からはるか下に出雲坂根駅がちらりと見えました。(中央の赤い屋根)
次の三井野原駅までの間、線路は迂回して登ってゆきます。
長いトンネルを出ると車窓に広がったのは併走する国道のおろちループ、国道もこの区間は標高をかせぐため二重ループになっています。
木次線は平行道路が未整備のため廃止対象から外れていましたが、国道が整備された現在わずか3往復が行き来するだけ、かつての陰陽連絡急行、夜行列車もあったころからの凋落ぶりは激しいものです。
観光路線として売り出していますが、車窓の目玉が国道ループというのは皮肉な話です。
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