北海道は広大で保存車も各地に点在しています。中には湧網線跡のように公共交通手段が壊滅状態になっている地域もあります。
地図をみてここは最後まで残りそうだなと思っていたのが、かつての富内線の終点日高町に保存されている79616、日高町駅は北海道国鉄線完乗駅だったのですが、当時でも後回しになるほど行きにくいところでした。
富内線代替バスは本数が少なく、1日がかりで一箇所の訪問を覚悟していましたが、町営バスが石勝線占冠駅へ運行しており、列車に接続してある程度の本数があるので、これを使えば一日で途中の振内を経由して訪問できることが分かりました。
札幌、千歳のホテルがいっぱいで苫小牧泊になったのも好都合で、まずは苫小牧市内のC11133を再訪。
ソ連の宇宙ステーションミールの実物大レプリカ展示館の横に鎮座しています。
駅に戻る途中で王子製紙4号にも立ち寄りました。
日高本線は2015年の水害以来鵡川以遠が復旧せずバス代行になっています。
苫小牧から30分乗ってバスに乗り換え。
代行バス案内ポスターが掲示された鵡川駅。
バスは地元の観光バス会社さんのようです。
静内行きの表示、静内で様似行きバスに接続しています。
18きっぷ、おと休パスなどの期間だからでしょうか、乗客はそこそこいました。
シートポケットに入っていた時刻表。
かつての富内線代替バスが通る富川までは2駅、途中の汐見ではなにもない駅横の回転場で時間調整かしばらく停車しました。
富川駅バス停に到着、駅前には入らず50mほど離れた道路上ですが、ここにくるため国道を離れてぐるっと迂回してきました。
ここでもしばらく停車していました。
列車が来ない富川駅、それでも人の手が入っていて荒れた様子はありませんでした。
かつての交換駅も今や片面ホームだけです。
富川駅舎。
10:20振内でバスを降りて鉄道記念館が建つ駅跡へ。
鉄道記念館は事前に町役場に連絡してカギをあけてもらう、と公式サイトにあったので電話したところ、福祉事務所が同居しており、職員は常駐しているので基本的に勤務時間中は開いている。
もしも不在で閉まっていたら電話くれれば開けにゆく、とのことで、館の扉にもその旨の貼紙がありました。
福祉事務所、役場に時間を合わせているので土日祝日は休館となります。
館内中央にC58クラスらしい動輪、横のディスプレイで廃止時のビデオが見られますが、これは後にして展示物を一通り見て屋外の車両へ移動。
構内にはライダーハウスで使用中の客車2両とサハリンから里帰りしたD51-23、すこし離れた屋外ステージにワム8がいました。(画像でD51横の青いもの)
ビデオを見ようと館に戻ったらカギがかかっていました。
役場から来ていただくのもなんなので、バスターミナルに戻りました。
14:10のバスで日高町へ。
7961
6が保存されている日高三脈ビラパークはバスターミナルから徒歩15分ほど。
途中でこんな橋を渡ります。
「右左府橋」
右左府って右大臣左大臣が政務を執っているところみたいですが、読みは
「うさっぷはし」
イソップ物語のマガイモノでしょうか。
78616は塗装はところどころ剥げていましたが、部品の欠落も少なく手を入れれば見違えるようになるのでは思いました。
バスターミナル近くの郷土資料館、日高山脈博物館とも休館日、駅跡までゆくのも面倒でバスターミナル併設の道の駅で時間をつぶしていました。
壁面の観光マップにも79616が記載されています。
画面下1/4ほど川の下。
見たくなかったお知らせ。(笑)
しかし文面に余裕があるというか・・・
17:00発の占冠行きはワゴン車、乗客は私一人、25分で到着。
占冠駅はこんなことでもないかぎり来ることもなかったでしょう。
スーパーとかちで宿泊地の帯広へ。
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