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2018年12月13日 (木)

大人の休日倶楽部パス3日目

なかなか足の向きにくいところへ行けるものフリーパスの良いところ。保存車はいるけれどいざ訪問するとなると遠い佐渡金山に行ってきました。

新潟港から佐渡へ渡るのは2時間半ほどかかるフェリー、1時間ほどのジェットフォイルが就航していますが、海が荒れる冬場はジャットフォイルは欠航となることもしばしばのようです。
予定を立てようとWebページを見たと日も欠航でした。
いささか不安はありましたが9:40発のジェットフォイルを予約、出航の30分前までに手続きをとあるので、一番の「とき」の指定を取りました。
天気予報は午前中雨だったのですが、予定通りに運行されました。
客室内には速度計があり最高で80km/hを示しましたが、鉄道や車ほど速度感は感じません。結構波もあり何度かズシンという衝動はありましたが揺れもたいしたことなく時間通りに両津港に到着。
ここには新潟交通の車両が待合室に使われていましたが数年前に撤去されています。
両津からバスで相川へ、ここから金山までもバスもありますが、30分ほどの待ち時間です。
金山の見学時間を確保したいのでタクシーを呼びましたが、これが大正解。

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運転手さんが、すこし遠回りになりますが北沢選鉱場に寄りませんか?と提案してくれました。料金は数百円の違いというのでお願いしました。
見学できる場所は限られていますが、壮大な建造物が残っておりインクライン跡も見えます。







1812053396 さらに金山に向かう道はかつての軽便路線に沿っています。いくつか廃トンネルがあり車を停めてもらいました。バスではこうはゆきません。


金山の観光コースは明治以前の展示の宗太夫坑、近代の道遊坑とあり、見学時間の目安は30分、40分で別料金となっています。
観光バスのコースは宗太夫坑だけとなっていますが、トロッコはいないようです。
せっかく来たのだからと両方見られるセット券で入りました。
宗太夫坑は、えっこれで終わり?というくらいの短さ、各地の鉱山観光施設をいくつか見てきましたが、一番短いように感じました。
坑道を出たところの資料館は充実していましたが、近代のものはほとんどなかったのでここもあっさり済ませて道遊坑へ。


1812053420こちらは入口からレールが残っておりしばらく進むとニチユの2tバテロコが2両の坑車を従えて展示されていました。










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坑道の折り返し点では坑車が一両。












1812053479坑道を出た機械工場には2tバテロコ4両、バケットr-ダー車2両、人車、坑車、長物車などが展示されています。
1812053493機械工場内にはバテロコが3両、充電状態で展示、手前のターンテーブルも回転します。











1812053504順路に従い機械工場横から高任坑へ入り、出たところからレールが複線になり、その先に鉱石と積んだ鉱車がまるで現役のように停まっていました。










1812053549ここまでいたバテロコは全部2t機でしたが、小屋の中に坑外路線用4t機がいました、交換用バッテリーも展示されています。
Webで金山訪問記を見ると展示車両はけっこうサビが出ているものもありましたが、どれも整備されてきれいな状態でした。
佐渡金山は世界遺産登録を目指しているので整備されようです。
展示されている車両も多く、雰囲気もよく行きにくいところですが来てよかったと思いました。
帰りはフェリーで2時間半、朝早かったのでほとんど桟敷席で寝ていました。

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