JR北海道

2018年9月19日 (水)

大人の休日倶楽部パスで北海道保存車めぐり その3

1809051582 台風は午前3時ころ再接近したようで、ものすごい風の音がしていました。
士別に泊まった目的は町外れのつくも公園に保存されているD51397、駅から徒歩で30分もみておけばと思っていたのですが、台風の影響がどうなっているかわからないので前日にタクシーを手配しておきました。
宗谷本線沿線にはここと和寒、名寄にD51がいますが、いずれも状態良好でそれに比べると士別のは・・・と聞いていましたが、近年手が入ったようできれいな姿でした。
1809051602 撮影している間に運転士さんがラジオなどで情報収集してくれて、宗谷本線は遅れはでているものの運転中とのことで一安心。
駅に戻ってふとバス停を見ると士別軌道の文字が健在でした。この字体も味があります。
1809051603 朝早いのでまだ営業していなかったのですが、士別駅には駅そばもありました。
となりのKIOSKは撤退して地元のお店が入っていましたが、なぜか沖縄名物手作りサータアンダギーが並んでいました。
1809051604 旭川行き快速は数分の遅れで運転、北旭川のちかくで白いワラ倉庫がありました。
旭川に着く前に車内アナウンスで函館本線は運転見合わせと案内がありました。
駅で聞くと特急は12時発から再開見込みとのこと。
時間は9:30、運転再開を待っていると今日の予定をこなしきれないので、駅前のバス案内所で砂川までのバスを聞いたところ、高速バスは砂川市内は2つ停留所があるので、駅ならば砂川吉野で降りればよいとのことでした。
1809051614 高速バス停は何もないところが多いのですが、ここは自販機もない、タクシー会社の案内もないところでした。
交差する県道にでるとすぐ先にバス停が、これから行く上砂川方面への停留所でした。
しばらく待って上砂川経由赤平行きに乗車、このバス10分ほど遅れていました。
上砂川駅跡に近い中央1丁目で下車、500mほど先のかみすながわ炭鉱館の坑内用車両を訪問、炭鉱館は平日は休館で見られませんでした。
1809051640 戻ってきて上砂川駅跡の駅舎、スユニ60、ヨ8000を撮ろうと思ったら乗るつもりでいたバスが行ってしまいました。
来るときは遅れていたのに、砂川に戻る便は定時だったようです。
次のバスまで一時間の待ちでした。
上砂川駅はドラマ「きのう悲別で」の舞台となった場所で、駅舎内にはその手の展示がありましたが、北の国からや鉄道員に比べて認知度は低いようです。
砂川に戻って駅に行くと倒木で運転再開見込みは未定とのこと。
1809051695m 仕方ないのでその場にいた方とタクシー相乗りで砂川吉野の高速バス停へ。
次は岩見沢の711系保存車を訪問する予定が高速バスは岩見沢は通らないのであきらめて札幌へ直行。
この日の宿は函館で18:08発スーパー北斗の指定を持っていたのですが、北斗はこの列車から運転再開予定とのことで、時間つぶしに市電を撮影。
すすきのの観覧車が動いていたので乗ってみようとビル7階の乗り場に行ったら、本日は台風の影響で点検中との貼紙、だったら1階入口やエレベーター前に掲示しておけよ。ここは前回も同じように点検日で乗れませんでした。観覧車からの市電俯瞰を撮りたかったのですが。
スーパー北斗22号は結局1時間半ほど遅れで札幌を出発、途中で遅れが増えて函館には2時間4分の遅れで特急券を払い戻すとアナウンスがありました。時間は0時を回ってホテルに着いてシャワー浴びてで横になったのは1時近くでしたが、この後さらにとんでもないことに・・・ 続きます。

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2018年9月18日 (火)

大人の休日倶楽部パスで北海道保存車めぐり その2

1809041435 帯広に泊まった翌日は6:02発広尾行きの1番のバスで大樹へ。
始発では私一人でしたが、途中から高校生が乗ってきて降りる大樹柏木町に着くころは満員でした。
国道からも見える公園の端に町役場と向かい合うように59611が保存されています。
この日は朝から雨、台風が西日本へ上陸のニュースが流れており、北海道にも夜半に接近する模様と伝えられており、予定とおり行動できるか気にしながらの1日でした。
1809041442 8:47の帯広行きのバスで次の目的地幸福駅へ。
ローカル私鉄を訪問するときは朝の通学時間帯が本数も多く、編成も長くなるので早起きは必須ですが、バスを使っての保存車めぐりも通学時間帯をのがすと本数が激減するのでやはり朝早くから行動することになります。
次は幸福と料金表にでました。
愛国もバス停留所としてあり、十勝バスは愛国から幸福行きのバスのきっぷを帯広の案内所などで販売しているとのことです。
1809041444 幸福バス停の50mほど先には幸福駅を示す看板、黄色いバスが走り去って行きます。
幸福駅へゆく道をそのまま進むと十勝帯広空港はすぐで、空港に近い観光地として今でも盛況のようです。





1809041448 幸福駅を示す看板の向こうに現役時を思わせるようにキハが見えます。

















1809041450 広尾線代替バスは幸福駅には入らないのですが、バス停があったので見てみると空港から帯広に向かう便の降車専用停留所でした。
乗れないので時刻は表示していません。
反対側には空港行きのバス停があるのですが、道端に倒れて草で隠れているような状態で本数などは確認できませんでした。













1809041454 幸福駅跡は整備されて交通公園になっています。
駅舎も新築されて中には模擬きっぷが壁一面貼られていました。
年中無休という土産物屋さんもあり、今でも国鉄時代そのままの幸福行ききっぷを購入できます。
撮影している間にも車はひっきりなしに出入りして、観光バスも来て外国の方がどっと降りてきました。


1809041511 帯広に戻って新得へ。
日高本線同様、根室本線の東鹿越~新得間も水害で長期間バス代行になっています。
新得駅の根室本線時刻表は帯広・釧路方面は発車時刻だけ、富良野・滝川方面は到着時刻だけが表示されています。





1809041513 駅前の代行バス時刻表、途中のサホロリゾートへの送迎も兼ねていますが、ダイヤは東鹿越での列車接続に合わせているようで、新得で列車から乗り継ぐ場合待ち時間があります。







1809041515 駅前で発車を待つ代行バス。
途中の落合、幾寅駅に停まるので、昨日の日高本線代行同様各駅で時間調整である程度停まってくれれば、幾寅駅前のぽっぽ屋仕様のキハ40カットボディが見られると思い、運転士さんに聞いたら途中での停車時間はほとんどなくてすぐ出発とのことでした。
走り始めてからダイヤに余裕があるのか、実にゆっくり走ります。国道で狩勝峠を越え大展望を見られる良い機会と期待していたのですが、雨はやまず途中から霧になり、峠を通過するときは視界が100mほどという状況でした。これではスピードも出せません。
1809041519 峠を降りた落合駅には集落の中を迂回して駅前へ、一人乗せてすぐに発車でした。








1809041526幾寅駅も駅前でUターンするので窓あけてとりあえずこんなカットは撮れました。










1809041533 東鹿越駅では高校生が大勢バスを待っていました。







1809041537
この区間は9月6日の地震で不通になり、このまま廃止か?という声もあったのですが、代行バス含めて9月26日から運転再開と発表がありました。









1809041553 芦別で降りて三井芦別鉄道廃線跡の鉄橋上に保存されているDD501を訪問。
個人所有以外で日本で一番近寄りがたい保存車でしょう。
この場所へはバスもあるのですが、夕暮れが近づいていたので駅からタクシーで往復しました。
帰りは駅に向かわず芦別市図書館へ。




1809041560 図書館の前には坑内用電気機関車、人車、鉱車が保存されています。
このころになると雲が切れて青空も見えましたが風が強くなり台風接近を思わせます。
滝川に出て旭川で乗り換えで宿泊地の士別へ、風は強いものの列車はほぼ定時で走っていました。
宿で台風情報を聞くと夜半に北海道に最接近するとのこと、明日の様子が心配なのでタクシーを頼んでおきました。
続きます。

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2018年9月17日 (月)

大人の休日倶楽部パスで北海道保存車めぐり その1

北海道は広大で保存車も各地に点在しています。中には湧網線跡のように公共交通手段が壊滅状態になっている地域もあります。
地図をみてここは最後まで残りそうだなと思っていたのが、かつての富内線の終点日高町に保存されている79616、日高町駅は北海道国鉄線完乗駅だったのですが、当時でも後回しになるほど行きにくいところでした。
富内線代替バスは本数が少なく、1日がかりで一箇所の訪問を覚悟していましたが、町営バスが石勝線占冠駅へ運行しており、列車に接続してある程度の本数があるので、これを使えば一日で途中の振内を経由して訪問できることが分かりました。
1809031231 札幌、千歳のホテルがいっぱいで苫小牧泊になったのも好都合で、まずは苫小牧市内のC11133を再訪。
ソ連の宇宙ステーションミールの実物大レプリカ展示館の横に鎮座しています。




1809031248 駅に戻る途中で王子製紙4号にも立ち寄りました。







1809031277日高本線は2015年の水害以来鵡川以遠が復旧せずバス代行になっています。
苫小牧から30分乗ってバスに乗り換え。






1809031287 代行バス案内ポスターが掲示された鵡川駅。















1809031283 バスは地元の観光バス会社さんのようです。







1809031284 静内行きの表示、静内で様似行きバスに接続しています。
18きっぷ、おと休パスなどの期間だからでしょうか、乗客はそこそこいました。













1809031285 シートポケットに入っていた時刻表。
かつての富内線代替バスが通る富川までは2駅、途中の汐見ではなにもない駅横の回転場で時間調整かしばらく停車しました。
1809031294




富川駅バス停に到着、駅前には入らず50mほど離れた道路上ですが、ここにくるため国道を離れてぐるっと迂回してきました。
ここでもしばらく停車していました。
1809031296





列車が来ない富川駅、それでも人の手が入っていて荒れた様子はありませんでした。
かつての交換駅も今や片面ホームだけです。
1809031295






富川駅舎。







1809031303 10:20振内でバスを降りて鉄道記念館が建つ駅跡へ。
鉄道記念館は事前に町役場に連絡してカギをあけてもらう、と公式サイトにあったので電話したところ、福祉事務所が同居しており、職員は常駐しているので基本的に勤務時間中は開いている。
もしも不在で閉まっていたら電話くれれば開けにゆく、とのことで、館の扉にもその旨の貼紙がありました。
福祉事務所、役場に時間を合わせているので土日祝日は休館となります。
1809031306 館内中央にC58クラスらしい動輪、横のディスプレイで廃止時のビデオが見られますが、これは後にして展示物を一通り見て屋外の車両へ移動。
1809031367






構内にはライダーハウスで使用中の客車2両とサハリンから里帰りしたD51-23、すこし離れた屋外ステージにワム8がいました。(画像でD51横の青いもの)
ビデオを見ようと館に戻ったらカギがかかっていました。
役場から来ていただくのもなんなので、バスターミナルに戻りました。
14:10のバスで日高町へ。
796118090313706が保存されている日高三脈ビラパークはバスターミナルから徒歩15分ほど。
途中でこんな橋を渡ります。
「右左府橋」
右左府って右大臣左大臣が政務を執っているところみたいですが、読みは
「うさっぷはし」
イソップ物語のマガイモノでしょうか。
1809031402


78616は塗装はところどころ剥げていましたが、部品の欠落も少なく手を入れれば見違えるようになるのでは思いました。





1809031404 バスターミナル近くの郷土資料館、日高山脈博物館とも休館日、駅跡までゆくのも面倒でバスターミナル併設の道の駅で時間をつぶしていました。
壁面の観光マップにも79616が記載されています。
画面下1/4ほど川の下。












1809031405 見たくなかったお知らせ。(笑)
しかし文面に余裕があるというか・・・














1809031407 17:00発の占冠行きはワゴン車、乗客は私一人、25分で到着。
1809031411 占冠駅はこんなことでもないかぎり来ることもなかったでしょう。
スーパーとかちで宿泊地の帯広へ。
 

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2018年9月15日 (土)

夕張市石炭博物館SL館特別公開

炭鉱跡地に1983年オープンした石炭の歴史村には巨大なD51が目を引くSL館があり、夕張鉄道の機関車と客車、大夕張鉄道の機関車が保存されました。
夕張線乗りつぶしのついでに訪問したのですが、時間がなかったのか奥のほうにあるSL館には行かず模擬坑道を見物しただけでした。当時はまたいつでも見られるというつもりだったのでしょうが、夕張市の財政破綻を機に石炭の歴史村は閉鎖、SL館も放置され荒れてゆく状態でした。
数年前から三菱大夕張鉄道保存会が冬場のSL館雪下ろしツァーを主催し、そのときに館内見学も行われますが、雪国の人とは違って足手まといにもなりそうで参加は躊躇していました。
今年4月に本館が新たに夕張市石炭博物館としてリニューアルオープンし、7月から企画展「夕張の石炭を運んだ二つの鉄路~国鉄夕張線と夕張鉄道~」開催にあたり、8月・9月に1日づつSL館の特別公開が行われました。
かつての夕張線、今は石勝線夕張支線も廃止が決まり、お名残乗車も廃止が近づくと大騒ぎになるだろうから今のうちにとの考え、ちょうど大人の休日倶楽部パスが公開日の翌日から使えるので保存車めぐりかねて出かけました。
LCCを使おうと料金を見たらこの時期はけっこういいお値段で、スカイマークとたいして変わらないので羽田発の利便性をとってスカイマークの朝一番を予約。
このとき勘違いしていて、夕張に向かうバスが新夕張から朝の特急に接続していると思い込んでいました、がそのバスは新札幌発で新夕張は経由せず、結局千歳10:38発の利用となりました。
1809021009 そうなると時間が余ってしまうので、長都駅から徒歩10分ほどのキリンビール千歳工場に保存されているD511052を再訪しました。
前回は雪の中だったので改めて周囲を見回すと、機関車の前からレールは50mほど伸びており、もう一両何か置く事もできそうです。
また前面横に階段が設置されて、公式側は撮影しにくくなっていました。
状態は企業内の上屋の下なので良好です。
1809021025 千歳に移動して夕張行きに乗車。
車両は日高本線用の日高優駿号でした。
日高本線は運休が長引き本来の運用もできないので夕張線にも使っているのでしょう。
発車時間まで間があったもののすでにクロスシートは埋まっていてロングシートに座りました。座席は8割方埋まって千歳を発車。
その後南千歳、追分とけけっこう乗ってきて立っている人も増えました。
1809021036 川端で特急と交換のためしばらく停車。
撮影メインの人はいないのか、跨線橋にはだれも上がってきませんでした。
1809021038 川端停車中に撮影。
夕張-千歳のサボに馬のイラストの日高はミスマッチですね。
この車が晴れて本来の路線を走る日は来るのでしょうか。















1809021040 新夕張からはさらに乗ってきて満員状態。
廃止予定区間に入ると各駅で下車、乗車がけっこうありました。
ホーロー駅名票もそこここに残っていました。
1809021053 夕張から石炭博物館まではすぐにバスがあるのですが、保存車を訪問されているNさんの車に拾っていただけました。
集合場所の博物館ロビーはすでに大勢の人が集まっていましたが、機関車目当ての鉄道ファンといったいでたちの人は半分以下のように見受けられました。
博物館に展示されている大夕張鉄道No4の大パネル写真を撮影されたTさん、今回の特別公開の案内役をされているOさんにご挨拶。時間になったのでぞろぞろとSL館に移動、近づくと建物の荒れようが分かり、これを整備しなおすのは生半可なことではないなと思いました。
1809021121 館内は照明はなく、参加者も多く撮影どころではありません。
夕張鉄道機関士OBの方がいらしていて当時の様子をお話されていたのですが、後ろのほうだったのでほとんど聞き取れず、そうこうしているうちにそろそろかぎ掛けますの声。
皆さん退出してようやくこのヒトコマが撮れました。
館内の展示物にギールスエジェクター煙突なんてものもあったのですが、暗くて時間なくて見つけられませんでした。後から前回公開時に撮影された写真見せていただいて、こんなところに転がっていたのかと。
1809021156m その後はホールで当時の8mm映像などの上映会、駅のポイント切り替えミスでの脱線事故の模様もあったのですが、その機関車に乗務されていたのはさきほどSL館でお話されていたOBの方で、ご本人はこんな映像があったのは全く知らず大変驚いたとのことでした。
1809021157 企画展をさらっと見て
1809021178 リニューアルした博物館を見学。
館内にも鉄道に関する展示がそこそこあり、馬の引くトロッコ、坑内用電気機関車などがありました。
模擬坑道は前回訪問時に見ていたはずなので、先の天皇皇后両陛下も入坑されて、そのとき撮影された写真で皇后陛下が木に手を添えられていたのが後に「皇后様の木」と呼ばれている、という展示を見た記憶があるのですが見当たりませんでした。
他のところを混同しているのかな。
1809021210_2  博物館から人気のない道をぶらぶら歩いて夕張駅へ、待ち時間がたっぷりあるので駅横のホテルマウントレースイ付属のレースイの湯へ。
露天風呂でのんびりしてきました。
夕張駅待合室にはカウントダウン表示。
1809021228 「夕張の鉄路ありがとう」というポスターにはなぜかメーテル、機関車はさすがに999号のC62ではなくD51です。
1809021217 最終列車2633Dが到着、8分の折り返し時間で2634Dで戻って行きます。
こんな時間の列車にもお名残乗車の人そこそこ乗っていました。
この日は札幌、千歳のホテルが取れず苫小牧泊に。
追分で乗り換えた苫小牧行きはがらがらでした。

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2018年7月10日 (火)

最初と最後はバテロコで、北海道保存車めぐり その6

最終日は8722を見て旧太平洋炭鉱展示館へゆく予定でしたが、8722は一昨日訪問できたため、そのとき釧路製作所のO氏から臨鉄の朝一がうごくかもしれないですよ、と教えていただきこれを見にゆくことにしました。
1806289898 春採のヤードには青いD801が連接セキを連ねていましたがどうも動く気配はありません。










1806289907 裏手の丘に登ってみると反対側にオレンジのD701、セキは空なので運転はないと思い展示館へぶらぶら歩いて向かいました。
1806289910_2 途中でこんなクラシカルな消火栓を発見。
いつのまにやら見なくなった街のストラクチャーです。




















1806289911 展示館の開館時間は10時ですが到着したのは9:30すぎ、中の照明は点いているし扉も開いていたので入館すると受付はセルフサービス、料金箱に300円入れてくださいとの貼り紙。
あいにく細かいのを切らしていて困ったなと思っていたら職員さんがやってきて両替していただけました。
さらに展示物について詳しく説明もしていただき、気がつけば駅に戻るバスの時刻が迫っていました。
画像は展示館の東芝製20t電機と20立米鉱車、水平坑道用の大型機です。
これで今回の保存車めぐりも予定とおり終了、あとは帰るだけだったのですが・・・
1806289943 釧路駅に着くと11時、ノロッコ号がすぐ出るはずと駅東側の跨線橋で待ちました。
2番線には続けて出発の根室行き、1番線には乗車するおおぞらが見えます。
根室行きも撮影して、駅に戻りおおぞらの車内販売は無くなってしまったので軽く食べておくかと駅そばをたぐって、このまま乗り継いで東京まで12時間ほどなのでたいくつしのぎに本でも買っておくかと駅に入っている古本屋の棚を見ていると発車ベルの音。
時間をなぜか勘違いしていました、あわてて改札口に走るもおおぞらが動き出したところ・・・
そのままみどりの窓口にゆき事情を説明、このあと乗る北斗とはやぶさはキャンセル、幸いおと休パスは4日目だったので明日の札幌~東京を手配、今夜の宿を探さねばと旅行センターに行ってみるも札幌で空いているのは1万円を超える部屋だけ、私の非力なPHSガラケーではWebから予約もままならず、釧路駅前のチェーンのホテルのフロントで札幌の今夜の部屋ないかと聞いて回ること3件目、やっと東横インで部屋を確保できました。
予定より2時間遅れて釧路を出発、札幌には宵の口に到着しましたが市電をヒトコマ撮っただけで早々にホテルに入って寝てしまいました。
続きます。

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2018年7月 8日 (日)

最初と最後はバテロコで、北海道保存車めぐり その5

奥行で次のバスまで30分ほど、あまり余裕はないのですが、簡易軌道の保存車が見当たりません。旧奥行臼構内に入ったら撮影している兄ちゃんがいたので、簡易軌道車両の場所を聞いたのですがご存知なし、困ったなと思いつつ駅前の道をちょっと進むとオレンジ色の自走客車が見えました。
1806279772 左側の建物は簡易軌道の駅舎だったとか、奥にはターンテーブル跡もあります。
このあたりから雨が激しくなり傘をさして撮影。
奥行バス停に戻ったものの待合所とバス停が離れていて、待合所にいると乗り損なう危険があったので雨の中じっと待ちました。
やってきたバスは根室発中標津空港行きで高速路線にも使うような大型バスでした。
標津線当時から本数は少なく、代替バスも平日6便土休日はわずか3便で、乗ってきた7:03の次は9:33、何もなさそうな奥行で待つのは辛いなと思っていたのですが、空港行きバスが奥行に停まるのを発見、空港以外での乗降制限も無い様なので中標津まで利用しました。乗り込んで見ると乗客は3人、途中で通学生が数人乗って高校前で数人下車、中標津ターミナルから3人乗ってきただけ、空港シャトルバスも安泰とは言えないようです。
1806279776 空港行きバスは次の訪問地C11209のいる丸山公園そばの中標津役場前にも停るので好都合、広大な公園の一角にある郷土資料館前に2ツ目C11がいました。
この機関車、現役時代は後部も2ツ目だったのですが、保存にあたって1ツ目に戻されています。
撮影を終えて時刻は8:30、郷土資料館は9時開館なのでどうしようか迷っていると職員さんが出勤してきて、時間前ですがどうぞ、と招き入れていただけました。
1806279788 館内には標津線関連の展示品、簡易軌道や軍関係の引込み線も記載された地図はなかなかの見ものでした。
郷土資料館から中標津駅跡のバスターミナルまで徒歩15分ほど、バスターミナル内にも展示室があったのですが現在は閉鎖、窓からのぞいてみたらがらんどうでした。
1806279805 中標津から知床の羅臼行きに乗車、これもがらがらでしたが、町内の停留所を2つ過ぎたあたりで無線が入って、中標津ターミナルで乗り遅れたお客さんがタクシーで追いかけているので待つように、との指示。
数分待ってご婦人がふうふういって乗り込んできました。
標津に着いたころは雨足も強くなっていました。
昨年郷土資料館前から旧駅跡に移動してきたC11224を訪問、掘り出され整備されたターンテーブル前にいますが、この機関車電動式動態化されています。
運転日は少ないようで次の運転も不明ですが、自力でターンテーブルに乗って、人力で回される様子を見てみたいものです。
1806279823 標津でゆっくり昼食をとって次の訪問地西春別に向かうつもりだったのですが、乗るバスは旧川北駅を経由、標津~川北はたいした距離ではないし、タクシー会社も旧駅そばにあったので川北駅跡のキハ22168を訪問。
近年再塗装が行われきれいになっていましたが、側面のJRロゴがなぜか東日本のような緑色になっていました。
車内はシートはなく、集会場として使われているとのことでした。
1806279852 川北から標津線代替バスで西春別へ、乗ってきたバスはここが終点。
標津からは釧路へ直行するバスもあり、標茶まで行く旧標津線ルートは一日4便、うち1便は土休日運休、乗ってきた西春別止まりも同様で、平日でないとバス利用の保存車めぐりはできません。
西春別には立派な別海鉄道記念館、記念公園があり、サハリン帰りのD51-27、ラッセル車、、車掌車、キハ22が保存されています。
1806279844 鉄道記念館は無料ですが、展示物が多くなかなか見ごたえがありました。
閉館が15時と早いのでこちらを先に見て保存車を一通り撮影、それでも時間は15:30を回ったところ。
標茶行きバスは2時間後、ちょっと行くとコンビニもあるのですが雨の中歩き回るのも辛く、何もない待合所で時間をつぶしていました。
やってきた標茶行きバスは途中で私一人になりました、直前をエゾシカが横断したのにはびっくり、車高が低い乗用車だったらそうとう怖いと思いました。
1806279891
標茶でも50分ほど待ち時間があったので駅前の食堂へ。
ストーブがついていました、寒かったのでラーメンでもと思ったらかつラーメンなるメニューがあったので注文。
とんかつとラーメン、意外と合いました。
続きます。

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2018年7月 5日 (木)

最初と最後はバテロコで、北海道保存車めぐり その4

おと休パスで保存車めぐり3日目です。
旅程表
東根室5:34発 5624D 厚床6:21着 6:21発 奥行7:03着 7:37発 中標津役場前8:24着
中標津ターミナル9:30発 標津10:00着 タクシー移動 川北13:03発 西春別14:10着
17:25発 標茶18:10着 18:57発4731D 釧路着19:55 
根室で泊まったのは最東端の駅東根室にゆくため、稚内、西大山、平戸口からは乗っているので鉄道ファンとしてはいつかは行けねばと思っていました。
列車本数は少ないのですが、根室から1.5kmなので無理なく歩けそうです。地図を見ると途中にコンビニもあり食べ物も調達できます。
1806279696ホテルにチェックインするときに朝5時には出たいが良いだろうか、といったら4時にはもう明るいから大丈夫ですよとのお返事。
余裕をみて4:50に出発、天気は霧がたちこめて気温は10度を下回っていました。
住宅地の中を歩いて30分もしないで到着、駅前には立派な最東端の駅のモニュメントがありましたが、ホームには上屋もなく、駅ノートはプラケースに入って階段下に置かれていました。













1806279713 釧路行きは昨夜のルパン3世ラッピング車、霧の中から現れました。東根室からの乗車は私一人。
1806279729 厚床駅前で発車を待つ標津線代行バス。
なにもない駅前でうろうろしていたらバスの運転士さんが現れて寒いから乗って待っていいよ、とドアをあけてくれました。
車内は暖房が効いていました。
駅前から乗ったのは学生さんが2人だけ、奥行までに乗ってきたのは1人。
高校生の通学需要もなくなりつつあるということでしょうか・・・
1806279732 奥行バス停近くには人家がなく、、一応事前に地図で確認していたものの、あまりのなにもなさにいささか不安でした。
バス停の先に旧駅跡の看板が出てので道をたどって駅舎が見えたときはほっとしました。
しかしこのすぐ近くに簡易軌道の保存車がいるはずなのですが見当たりません。


続きます。

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2018年7月 4日 (水)

最初と最後はバテロコで、北海道保存車めぐり その3

炭鉱と鉄道館から鶴居村へはタクシー利用、運転手さんは若い方でしたが簡易軌道が走っていたことや、釧路の博物館で企画展があったのもご存知でした。
「簡易軌道ってわざわざ簡易と付いていますが軌道と違うんですか。」などと問われたのでさらっと解説しました。
1806269637 鶴居村の保存車は知らなかったとのことで、車を降りてスマホで撮影されて「興味あるお客さんいたらお連れしますよ。」
阿寒周辺の保存車めぐりには阿寒観光ハイヤーさん利用しましょう。
時間はたっぷりあるので運転手さんお薦めのホテルTAITOで昼食、入浴。
つるつるのお湯でぽかぽかになって、帰路の釧路行きのバスでは眠りこけていました。
1806269663 根室行きはキハ54単行ですが、おおぞらからの乗り換えも多く釧路を出るときには座席の8割ほどが埋まる乗り、東釧路からも学生さんが乗ってきてデッキもいっぱい、平坦線とあってかなり飛ばしてゆきます。
茶内で下車、無人駅でかつての駅務室は展示室になっており、町営軌道のものもあるのですが時間外で閉まっていました。
浜中町はモンキーパンチ氏の出身地で入口にはルパン3世の等身大POP。
1806269682 茶内駅から10分ほどのパークゴルフ場(北海道各地にあるミニゴルフ場)脇の浜中町営軌道の機関車を訪問、かつては自走客車も保存されていたのですが、老朽化で解体、ここでも台車だけ残っていました。
茶内から根室に向かう列車はさすがにがらがらでした。
途中で警笛が鳴ってやがて停車、運転士さんからアナウンスがあり「シカと接触したためしばらく停車します」
以前小田急でシカにぶつかったときは衝撃がありましたが今回はなかったので大事にはならなかったようで、現場に6分ほど止まって運転再開。
1806269693 根室には定時着。
車両はルパン3世ラッピング車でした。
続きます。

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2018年3月 7日 (水)

0キロポスト

足の怪我は治ったものの、すっかり出不精になってしまい2月は撮影1コマ、このBlogもネタが無くて放置してしまっています。
1709116271 とりあえず昨年撮影から持って行き場の無いヒトコマを。
南千歳駅ホーム上の石勝線0キロ標、この手のものがホームにあるのは珍しいと思います。
この時は新得駅前に泊まって早朝から十勝平野の保存車を列車とバス移動で4箇所訪問、帯広から南千歳、新函館北斗と乗り換えてその日のうちに帰宅できたのだから全く「新幹線は魔法の杖」です。

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2015年8月10日 (月)

2015初夏の大人の休日倶楽部パス5日目

もう夏の18きっぷシーズンも折り返し点を過ぎたというのに、まだ先月のレポの続きです。
この日のメインは東川町郷土館の旭川電鉄101の訪問、郷土館の開館日が5、6月は日曜のみ、7、8月は月曜休館、9月から11月3日までは日曜のみ、と例年来たいと思っても日程が合わすにいました。
今年は大休パス期間が7月に食い込んでいるので、東川訪問を中心にプランを考えました。
周辺では赤平のD51、三井芦別のDLなども考えましたが、結局美瑛の9600、滝川のD51に前々回紹介した江別の北電DLを訪問ことにしました。
滝川にも郷土資料館があり、鉄道関係の展示もあるというので、ここも押さえるかと思ったのですが、時刻表見ていて旭川から美瑛までノロッコ号に乗れることに気が付き、江別~美瑛~東川~滝川と回りました。
1407051941 ノロッコ号の指定券をあたってみたのですが、満席のまま。
自由席もいっぱいでしたが、先頭車オクハテのかぶりつきに場所を確保。
走り始めるとノロッコの名に反してけっこう飛ばします。
速度計を見ると60km/hでています。
家族連れからも「ノロッコ号速いね~」との声が。


1407051997 美瑛の碁盤の目の通りを5分ほど歩いて49600を訪問。
上屋の下できれいに維持されていました。

実はこの先にスヤ52がいたのですが、事前チェックに漏れていて行きそびれてしまいました。



1407052004 旭川に戻って、東川行きのバスまで時間があるのでJR北海道旭川支社ビル前のC57130動輪を訪問。
以前旭川機関区に展示されていたもののようです。
そのときはロッドもあったのですが、いまでもどこかに保管されているのでしょうか。
それにしても旭川区の蒸機末期に九州から転入した130号機ではなく、宗谷本線のヌシだったC55の動輪だったらよかったのに、とつい思ってしまいました。











1407052017 東川町郷土館の101号は建物の中によくぞ電車を入れたものだと思うくらいきちきちに展示されています。
先客がひとり、かなりのお歳のお爺さんでしたが、ぽつりとこんなお話を。
「私は戦争に行くとき、この電車に乗っていったのですよ。戦争が終わってまた電車に乗って帰ってきた。でも一緒に出征して帰ってこない人も多かった。
今日は護国神社にお参りにきたが、いつも帰りがけにこの電車にも寄って行くのですよ・・・」

この電車が郷土館にある意義はこういうことではないでしょうか。
1407052077 郷土館から道道を5分ほど行ったところにキハ22140が放置されています。
公道から撮影。








1407052097 旭川から滝川へ、ここで降りるのは1978年以来。
駅前も街中も寂れてしまって、市役所のきれいな建物が妙に浮いていました。
ここも碁盤の目の道を20分ほど歩いてD51297を訪問。
公園では地元の高校生たちが、学園祭の準備で出し物の練習を元気にやっていました。
駅から公園までの道筋で気分が暗くなっていたのも、これで吹き飛びました。
機関車の状態も良く、手前には色つきブロックで機関車のナンバーが表示されています。これは郷土館も見ておくべきだったかなと思いましたが、すでに閉館時間を過ぎていました。
これで予定を終了、新千歳から成田便で帰ったのですが、そのときのあわてぶりはすでにBlogネタにしました。LCCの夜便は時間的に余裕がないときは使わないほうがよさそうです。

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