文化・芸術

2017年6月13日 (火)

地域鉄道フォーラム2017

10日土曜日は中抜けで東武博物館で開催された地域鉄道フォーラム2017に行ってきました。
1706104551 今年のテーマは「写真と詩で伝える鉄道の魅力」基調講演では米屋こうじさんが写真と鉄道のほぼ同時に始まった歴史を解説、近年の写真が鉄道に与える力、第3セクターなどの応援団の活動などを紹介されました。
この夏蒸機列車の運行を始める東武鉄道守都さんのプロジェクト紹介の後、「写真と詩による表現の可能性」というテーマでのトークセッションとなりました。




1706104568 鉄道と文学、というテーマでは小池滋先生の著作などがありますが、詩という題材題材だけで語たられるのはなかなかないのではないでしょうか。
詩に映像を付けると味わいも変わってくるという詩人・社会学者の水無田気流さんのお話、その実例を示して解説されましたが写真のキャプションを変えると写真の意味も変わるというのは分かっていましたが、逆もまたありというのは自分にとっては面白い発見でした。
こんなこともやっているのですね「鉄道川柳」すでに8回の公募コンテストが行われたそうで、画像は前回の優秀作とか。
こういう作品、選考は文学的要素だけで判断されるのでしょうかね。
あきらかにディーデルカーなのに電車と表現している作品はボツなのか、気になるところです。

詩人小野十三郎の「蒸気機関車」という詩集に冬の米原駅の情景を描写した作品がありますが、凍てついた夜、軌条が動いて北陸へ、という硬質な表現がすばらしいのですが、2台のD52が、という表現もあります。
小野センセイ、そこはD52ではなくてD50でしょ、という鉄ヲタ的突っ込みはヤボというものでしょうかね。

1706104520 行きがけの駄賃、クレヨンしんちゃん電車、曳舟。





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2013年4月20日 (土)

東京の登山電車

神社仏閣参詣のため敷かれた鉄道は全国各地にありますが、山に登る鉄道、ケーブルカーなども参詣鉄道がかなりあります。
現存ケーブルカーでは東京の高尾山、御岳山は観光地でもありますが山上には薬王院、御岳神社があり、関西の比叡山、生駒山、信貴山も参詣路線の色が濃い路線です。
さらには鞍馬山には宗教法人である鞍馬山が運営するケーブルカーがあります。
このほか鉄道営業法の範囲外のケーブルカー、モノレールなどを設置しているところもあります、有名なところでは身延山久遠寺に嘉穂モノレールが設置した複線路線があります。
都内にもこれと同じミニモノレールがありました。
1304202043 浅草駅から隅田川に沿って北に徒歩10分ほどの待乳山聖天、平らな下町にあって高さ10mほどのお山に鎮座しています。








1304202046 お参りをすませ本堂の脇にまわるとこんな表示が。















1304202050 乗り場の呼び出しボタンを押すと下にいた車両がヘッドライトを点けて登ってきました。














1304202071 車両は非常に小さく定員4人、シートは2人分、扉の横に操作ボタンがあります。
縦に3つ並んでいるように、なんとこの路線「途中駅」があります、上の画像はちょうど「寺務所」を通過中。
交通安全のお札も完備。











1304202061 「駐車場」から全線を納めました、高さは3階建てビルくらい、長さは20mそこそこではないでしょうか。
それでもお年寄りなどにはこれが出来てお参りが大変楽になったことでしょう。
各駅?には上屋も付いています。






1304202080 東京で、いや全国でも一番短いモノレールではないでしょうか、これも立派な登山電車と思います。














1304202085 隅田川縁にはユリカモメ。











1304202091 浅草から上野広小路へ、先の記事にコメントで教えていただいた黒門亭の鉄道落語の会に行ってきました。
40人の小さな席でそのうち10人は1部2分通し券で売られているので、かなり前から並んだほうかよかろうと1時間ちょっと前に行ったらすでにそこそこの行列、後から来た方は整理券をもらえず帰った方も幾人か・・・

久しぶりに大笑いしてきました、やはり本で読むのとは大違い、ただお客さんは鉄でない方がほとんどだったようで、鉄向けのくすぐりにはあまり反応がありませんでした。
25日にも本郷で鉄道落語の会があります、最近大笑いしたことないなという方は是非!

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