枕崎はかつての鹿児島交通、国鉄が使用していた駅はここもスーパーになっており、JR駅は100mほど短縮、移転していました。かつての駅跡の「駅前観光案内所」では枕崎市観光協会発行の「日本最南端の終着駅のある町到着証明書」を販売しています。
枕崎駅は短縮後ホームだけの殺風景な終着駅でしたが2013年に寄付などにより新駅舎が建てられました。
この区間に乗車するのは実に37年ぶり、当時とダイヤはあまり変わっていないようで、途中の西頴娃で交換のためしばらく停車。
無人駅かと思ったら委託の女性駅員さんがいました。
入場券もペラペラのものながら扱っていました。
次の頴娃駅は漢字でもかなでもローマ字でも2文字の駅。
JRではここと飯井(いい・Ii)駅の2駅のみ。
最南端の駅、西大山に到着、ホーム端のモニュメントを入れてお約束の一枚。
列車から降りたのは私ひとりでしたが、ホームには撮影する人も。
何も無いだろうと思っていた駅前にはなんと土産物屋さんがあったのには驚きました。
ホームには指宿・山川駅で入場券発売中とのポスターが貼ってあります。
土産物屋さんには枕崎同様に指宿市観光協会発行の西大山駅到着証明書を売っていましたが、入場券は扱っていませんでした。
ここから3kmほど歩いて薩摩半島の先っぽ、長崎鼻へ向かいます。
長崎鼻の観光施設、パーキングガーデン駐車場には鹿児島市電5014、509が保存、というより放置されています。
一応倉庫として使われているようですが、ほとんど手入れはされていないよう、いつ解体されてもおかしくない状況でした。
長崎鼻からは開門岳の秀麗な姿が望めるのですが、あいにくの天気でご覧のとおり。
ここからまた40分ほど歩いて西大山駅に戻ると・・・
ホームに人がいます、駅前にはバス?
なんと観光バスが2台、列車を待つ間にはタクシーも到着して駅前は大盛況。
開門岳をバックにモニュメントと列車、これはおさえておきたいヒトコマだったので到着10分前くらいからスタンバイしていたのですが、観光客の皆さんもここで撮ろうとホームは端から端まで人でいっぱい、白線など無視しているのでつい注意をしたのですが、まぁ大変な状況でした。
小海線の清里~野辺山や銚子電鉄の犬吠~外川のように観光バスの人も山川か指宿まで乗るのかなと思ったら、乗車したのは私ひとり。
観光地にはなっているものの、JRには全く収入がないという、なんともいえぬ有様でした。
枕崎駅到着証明書と西頴娃駅入場券、西大山駅記念入場券。
西大山の券面には「駅の周囲は畑が広がる長閑な雰囲気」とありますが、時間を選ばないと長閑な雰囲気は味わえないことが分かりました。
鹿児島中央駅内で夕食をすませて、しばらく駅前で市電を撮影。
大観覧車のイルミネーションが刻々変わってゆきました。
続きます。
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